多摩大の若い非常勤講師が活躍している

多摩大の若い非常勤講師が活躍している。著書の肩書きにも多摩大の名前がある。

  • 最近「なぜ僕は「炎上」を恐れないのか」(光文社新書)を書いたイケダハヤト(1986年生)さん。
  • 「中国人の本音」でデビューし、「和僑」などの書籍や雑誌媒体、テレビ等で活動している安田峰俊(1982生)さん。
  • 「冒険に出よう」などでノマドでブレークし、来年度から専任教員になる安藤美冬(1980生)さん。

そしてもう一人、原田曜平(1977年生)さんが書いた話題の「ヤンキー経済---消費の主役・新保守層の正体」(幻冬舎新書)を本日読んだ。本日の日経新聞でも大きな広告が出ていた。

原田さんの本職は、博報堂ブランドデザイン若者研究所リーダーで、日本・アジア各国で若者へのマーケティングや若者向け商品開発を行っている。

1980年代頃の不良・ツッパリというイメージのヤンキー(自己表現)、90年代からゼロ年代前半の金髪・茶髪のヤンキー(自分探し)、そしてゼロ年代後半の反抗心のないマイルドヤンキー(低い自己顕示欲)というように世代を分けている。主眼は、ゼロ年代後半に増加した新しい若者のタイプの流れの説明である。

中学時代と地続きの居心地のよい生活。現状維持、楽であることが最上位概念。上京志向のなさ。生活に対する高い満足度。ほどほど感。内向的。低いITスキル。低位安定。地元が好き。大学生はバイトで勉強が犠牲。EXILEが人気。仲間主義・家族主義。旧来型ヤンキーのモデル・安室奈美恵浜崎あゆみ。達観。宅飲みに近い自由でゆるい集まり。スマホ率は高い(iPhone)がガラケー並みの使い方。LINE。電車嫌い。ハズレ感のないディズニーが好き。

こういう新しい若者がこれからの消費の主役になるとして様々の商品の提案を行っている。
らくらくホン」。ブランド子供服。大型ミニバン。子供仕様。格安型サービス。同級生割引。限度額の低いカード。、、、。

確かに学生と接触していると、腑に落ちるところがある。
この本は、売れる。