日経新聞の広告に久恒啓一編著『偉人の誕生日366名言集』。

本日の日経新聞「読書欄」の広告欄に、新著の広告。

久恒啓一編著『偉人の誕生日366名言集』(日本地域社会研究所)は、昨年の『偉人の命日366名言集』の姉妹編。この2冊で上下がそろった。7月2日発刊なのでまだアマゾンには出ていない。

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 同じ広告欄に『これからの日中韓経済学』をみつけた。これは、多摩大の金美徳先生の監修の本。バートル先生も参加している岡山大学との共同の「キャンパスアジア」プロジェクトの成果。

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 宝町の信用金庫会館京橋別館でみかけた小原 鐵五郎(おばら てつごろう、1899年明治32年)10月28日 - 1989年平成元年)1月27日)の銅像

城南信用金庫の第3代理事長であり、全国信用金庫連合会(現信金中央金庫)会長、全国信用金庫協会長を永年にわたってつとめたた人物。「裾野金融」「貸すも親切、貸さぬも親切」「カードは麻薬」「貯蓄興国、借金亡国」「銀行に成り下がるな」「人柄に貸せ」「産業金融に徹する」「経済は国民の幸せのためにある」などの「小原哲学(名前の一字を取って、鉄学・鐵学とも言われる)」は現在も信用金庫業界の経営理念として残る。財団法人小原白梅育英基金を設立し全財産を遺贈。同財団は日本でも有数の奨学育英基金

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・ 「富士山の秀麗な姿には誰しも目を奪われるが、白雪に覆われた気高い頂は、大きく裾野を引いた稜線があってこそそびえる。日本の経済もそれと同じで、大企業を富士の頂としたら、それを支える中小企業の広大な裾野があってこそ成り立つ。その大切な中小企業を支援するのが信用金庫であり、その役割は大きく、使命は重い」

・ 「資金が必要ならばご融資し、お客さまのためにならない資金ならお貸ししないことが親切である」「ご心配して差し上げる」

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国立映画アーカイブで開催中の「没後20年 旅する黒澤明」展。

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午後は、品川キャンパス

・金先生・浜田先生:日経広告。ホームゼミ。

・福井さん:研究開発機構の議事録

・大学院教授会

夕刻は、九段サテライトでインターゼミ。金先生と意見交換。

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「名言との対話」6月23日。吉永祐介「巨悪は眠らせない」

吉永 祐介(よしなが ゆうすけ、1932年昭和7年)2月14日 - 2013年平成25年)6月23日)は、岡山市生まれの検察官(第18代検事総長)。弁護士

第六高等学校が学制改革岡山大学に包括され岡山大法文を卒業。在学中に司法試験合格し、1955年検事任官。東京地検検事正。1991年広島高検検事長。1992年宮澤喜一内閣の改造で法務大臣後藤田正晴となった。この時の就任第一声が「吉永君はどこにいるのか」だった。大阪高検検事長から東京高検検事長を経て、後藤田の評価と現場の「吉永コール」に応え、1993年検事総長に就任。

東京地検特捜部在任中の13年8ヶ月の間には日通事件、協和製糖事件、副部長時代の1976年に田中角栄元首相を逮捕、起訴。特捜部長時代にはグラス・グラマン事件捜査を指揮。リクルート事件でも捜査を主導。検事総長時代にはゼネコン汚職オウム真理教事件の捜査を指揮した。「首相の犯罪」捜査では、ロッキード社の幹部コーチャン証言の時には、「米国人は聖書に手を置いて証言するから嘘は言わない」と語っている。

原田國男『裁判の非情と人情』(岩波新書)という 2017年度の日本エッセイスト・クラブ賞を受賞した元東京高裁判事のエッセイを読んだことがあるが、この本の中に吉永祐介検事総長は尊敬する先輩として名前が出てくる。仕事と趣味を含めたトータルの「人間の器」が大きな人と出会う喜びを原田は記している。裁判官は文芸作品や小説を読むべきだ、なぜなら裁判官に欠けている、情と人情を勉強できるからだ、という原田は、池波正太郎鬼平犯科帳』と映画の山田洋次男はつらいよ』シリーズをすすめている。

吉永祐介は特捜部の絶頂期を形づくり、「巨悪は眠らせない」という名言を吐くなど大事件を手がけた「ミスター検察」と呼ばれた仕事師だった。 「われわれは汚れたところをきれいにするどぶさらい」だと言い、池波正太郎鬼平犯科帳』の主役である長谷川平蔵を好んだという。検事も裁判官も、その理想は「長谷川平蔵」だったのだ。現代の司法はその伝統を継いでいるだろうか?

 

 

「首相の犯罪」を暴いたのは東京地検特捜部だった。捜査の主任検事は吉永祐介
「首相の犯罪」を暴いたのは東京地検特捜部だった。捜査の主任検事は吉永祐介