「幸福塾」の準備「ネットワーカー」。「読書悠々」のまとめ。

コムラサキ(小紫)の花。
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明日の「幸福塾」の準備。テーマは「ネットワーカー」。1990年頃のサラリーマン勉強会の隆盛と、そのブームの中で流れを牽引した先達のことを調べた。渦中にいた当時の様子が少しわかった。

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読書日記「読書悠々」の印刷。きちんと書評らしきものを書いているもの。

  • 2004年ー2009年:2004年4冊。2005年4冊。2006年10冊、2007年30冊。2008年18冊。2009年18冊。以上は、読書日記。計66冊。
  • 2013年-2017年:2013年54冊。2014年86冊。2015年88冊。2016年85冊。2017年77冊。以上は読書日記。この辺りは、意識して読書とその記録を意欲的に書いている。このあたりが、初期の書評の中心となるだろう。計390冊。
  • 2018年以降は「名言との対話」を書くために読んだ本を記録してある。きちんとした読書日記という形ではないが、それぞれ『名言集』に参考文献として記録してある。これらは人物論を書くため材料として使った本であり数は多い。2018年244冊。2019年223冊。2020年251冊。2021年325冊。2022年247冊。全部ではないが、書評に使えるものも多い。計1290冊。
  • 追加:2010年25冊。2011年42冊。2012年57冊。計124冊。
  • 今までの累計の1746冊に、抜けていた2010年―2012年の124冊を加えると、2004年9月からから2022年の18年で合計1870冊。ほぼ1年100冊の読書とその記録が存在することになる。後1年半の2024年で、20年間で2000冊という読書生活ということになるだろう。

・インタビュー候補者を20名ほどピックアップ。

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「名言との対話」11月7日。田中久重「知識は失敗より学ぶ]

田中 久重(たなか ひさしげ、寛政11年9月18日1799年10月16日) - 明治14年(1881年11月7日)は、江戸時代後期から明治にかけての発明家

福岡県久留米市出身。幼名の儀右衛門時代から、からくり人形の仕掛けの工夫が得意で評判をとり、「からくり儀右衛門」と呼ばれる。九州、京阪、江戸でも活躍。「弓曳童子」に続き、「文字書き人形」を発明した。「寿」「松」「竹」「梅」の4文字を書くことができる人形であった。

1834年上方(大坂)に住み、「懐中燭台」(折り畳み式)、「無尽灯」(圧縮空気で灯油を補給)を考案し、優れた職人に与えられる「近江大掾」(おうみだいじょう)」の称号を与えられる。「須弥山儀」、「万年自鳴鐘」(万年時計)も完成させている。

1853年に、佐賀藩の製錬方として、「日本初の蒸気機関車・蒸気船の模型」を製造、また「反射炉の設計と大砲製造」に大きな貢献をしている。佐賀藩の国産初の蒸気船「凌風丸」の建造の中心的人物であった。

1864年には郷里の久留米で、佐賀藩の軍艦購入や鉄砲製造に関わるなど、先進科学藩・佐賀藩に大きな貢献をしている。

1873年に新政府の東京に移り、1875年に田中製造所を設立。1881年に死去。死後、田中製造所は、芝浦製作所、そして東京芝裏電気製作所となり東芝の基礎となった。

田中製造所出身の創業者も多い。現在の沖電気の明工舎を創した沖牙太郎。モリタ宮田工業創業者の宮田政治郎。池貝の創業者池貝庄太郎。アンリツ創業者の石黒慶三郎など。田中久重の人材育成能力が垣間見える。

この人には異名が多い。優れた職人の称号「近江大掾」(おうみだいじょう)、からくり儀右衛門」、「東洋の発明王」、「東洋のエジソンである。

その発明王にして、「知識は失敗より学ぶ」主義だった。失敗の連続であったのである。田中が擬せられたアメリカの「発明王エジソンは、生涯で1300もの発明と技術革新を成功させたが、やはり「失敗は成功の母」と語っている。因みに同じことを言っている日本人をあげてみよう。本田宗一郎(ホンダ)「成功は99%の失敗に支えられた1%」。柳井正(ユニクロ)「失敗は必要。むしろできるだけ早く失敗し、失敗を積み重ねることで成長が見えてくる」

私は若い時代にいろいろなことを試みて、失敗することが大事だと考えている。学校時代、ビジネスマン時代も、失敗の連続だったような気がする。ただ、失敗を重ねていくと、人生の「からくり」が見えてくる。だから失敗が減り、年を重ねるに従って、成功する確率が高くなる。

「事を成就するには、志があり、忍耐があり、勇気があり、失敗があり、その後に、成就があるのである」。立志と忍耐力と勇気、その次に失敗という珠玉の経験で鍛えられるのだ。やはり、「失敗は成功の母」なのだ。「失敗主義」でいこう!。