継続:「知研読書会」は丸2年続いた。「名言との対話」は本日で3100日を迎えた。

編集

知研読書会。5冊の紹介。以下、図メモ。

『けなげに生き抜く いきもの図鑑』

前立腺がん患者が放射線治療を選択した理由』

『ことばの焚火』

『21世紀未来圏 日本再生の構想』

『波多津障害の子とハッピーに暮らすヒント』f:id:k-hisatune:20240627220053j:image

  • 発見:読書会はリモートとリアルとある。従来のリアル読書会に加えて、コロナ後はリモート読書会が盛んになった。リモートは広く、リアルは深く。リアルは質、リモートは量。
  • 本日のテーマ:「方法」がキーワードだったように思う。生きるための方法、本を売るために駆使した方法、対話の方法、読書の方法、シンクロを意識するという幸せになる方法。

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「名言との対話」は2016年1月1日以来、つい先日3000日だと思っていたが、本日で3100日を迎えた。8年半。

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週刊俳句 Haiku Weekly: 金原まさ子写真館金原まさ子(特別賞)(きんばら・まさこ)第69回現代俳句協会賞受賞 - 現代俳句協会週刊俳句 Haiku Weekly: 金原まさ子さん103歳お誕生会

「名言との対話」6月27日。金原まさ子「世の中のことがみんな不思議で面白いの。だからこそ長生きしなきゃいけないです」

金原 まさ子(きんばら まさこ、1911年2月4日 - 2017年6月27日)は、俳人。享年106。

東京都出身。結婚後はずっと専業主婦。戦後に49歳で俳句を始める。1973年、草苑しろがね賞、1979年草苑賞、2010年、99歳で第三句集『遊戯の家』を出版。

100歳、「金原まさ子百歳からブログ」を始める。ほぼ毎日俳句を一句掲載した。2013年、102歳で第四句集「カルナヴァル」を出版、エッセイ集『あら、もう102歳』(草思社)を刊行。2014年、103歳で現代俳句協会特別賞を受賞した。

結婚後は「立派な妻」として生きた。戦争中は「正しい母」であった。「清く正しくを第一に、真面目に生きてきました」という品行方正な生き方で一貫していた。

ところが、73歳で夫と死別すると、精神的にも解放されて「気兼ねなく、興味のおもむくまま小説や映画をむさぼる」日々となった。そして映画『戦場のメリークリスマス』に出会う。坂本龍一の頬にデビット・ボウイが接吻するシーンをみて、「この世にこんな美しい世界があったのか」と興奮する。これを機に、アブノーマルな世界に没入して、ボーイズラブの愛好者「腐女子」となる。世界最高齢の「腐女子」である。

句風は、次に見るように、独特の世界だ。

代表句集『カルナヴァル』の自選句から選んでみた。

  • 衆道や酢味の淡くて酢海鼠(ナマコ) どしゃ振りや身ぐるみ脱いで白百合は エスカルゴ三匹食べて三匹吐嘔く にこごりは両性具備とよ多言すな ああみんなわかものなのだ天の川 

『カルナヴァル』以降の句から。

  • バラ風呂に首ひとつ浮き向こう向き 月光のアロハの老婆立ち漕ぎの ストローで臍から神を吸いあげる 愛憎のまなこを萩へむらりひょん ずぶずぶと麦とろを食う星月夜 金鳳花たべちらかして髑髏かな MRI出て食う蟹の脳神と

金原まさ子は、壮年期から俳句を始め、70代の実年期中期で大変身した「遅咲き」の人である。その期間は、95歳までの熟年期、106歳の大人期まで、実に30年に及んだセンテナリアンだった。もう少しで、仙人期だった。

世の中のことがみんな不思議で面白いの」といい、100歳からはブログを始め、一日一句を目標に続けた。2017年4月のブログの最後の句は「死にたてよ八重桜きて包みこむ」であった。