ユーチューブ「遅咲き偉人伝」:落語家の「桂三木助編」をリリース。

ユーチューブ「遅咲き偉人伝」。落語家の「桂三木助編」をリリース。

https://youtu.be/0nI9AqGFQgM?si=mcYHj4ASIdhYTnZh

  • 三代目 桂 三木助(1902年3月28日 - 1961年1月16日)は、日本の落語家。享年58。
  • 「隼の七」:春風亭柳橋門下(2歳差)。放浪。廃業。踊りの師匠。博打打ち。博打に関する噺をよくした。
  • 踊りの師匠時代に25歳下の弟子と熱愛。「三木助を継げるような立派な芸人になれたら」という条件。心機一転し精進。三代目を継ぎ、結婚。
  • 若い頃はパッとしない。壮年以後に名人となる。遅咲きの落語家
  • 「芝浜」に入れ込む。「三木助」。夫婦の愛情を暖かく描いた屈指の人情噺。
  • 川柳:紋付が板につく迄小十年。初鰹買えない奴が冷奴。悪口をいわれ乍らに金を貯め。世話女房大根一ツを使い分け。気短かなくせに一番釣りが好き。安物のオーバー目方の重いこと。セッカチな客は弓取立ってみる。
  • 川柳は人間諷詠。人間、人情、世間。
  • 三木助の川柳:落語の世界:女房、夫婦、家族。
  • 耳たぼをまづ染めてから下をむき。笑ふ子のえくぼ晩酌のぞきこみ。
  • 二十年たって似合いの好い夫婦。公私ともに「遅咲き」だった。

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  • オーディブルで今村翔吾『てらこや青義堂』を聞き終わった。
  • 執筆。
  • 8000歩

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小島孝治 / 住宅の整理から相続まで、終活をサポートする家宅整理士® - [マイベストプロ東京]

「名言との対話」6月29日。小島孝治「ボールは手で拾うものではない。足と心で拾うもの」

小島 孝治(こじま こうじ、1930年6月29日 - 2014年5月27日)は、日本のバレーボール指導者で、全日本女子バレーボールチーム監督。

1953年、四天王寺高等学校の監督になり、インターハイで3度優勝。1965年、大松博文の後継者として日紡貝塚女子バレーボール部監督に就任。大松監督が築いた日紡貝塚の公式戦175連勝の記録を258まで延ばす。「つなぐバレー」は、日本バレーの特徴となった。 日立を率いる山田重雄とともに日本女子バレー界の両雄として競い合った。

1970年、全日本監督に初就任。1972年、ミュンヘン五輪で 2大会連続の銀メダル。1980年のモスクワ五輪で金メダル奪回を目指したが、日本の五輪ボイコットで幻に終わる。

1981年のワールドカップで銀メダル。1982年世界選手権4位。1985年のワールドカップ、1986年の世界選手権ではメダルなし。1992年、バルセロナ五輪総監督で5位。1995年のワールドカップ6位。全日本監督を退任。1996年、強化本部長としてアトランタ五輪で9位。2000年のシドニー五輪では出場権を逃す。

全日本女子バレーは、大松、小島、山田という名監督の系譜がある。小島はバレーボール以外では教育委員として奈良市で4年、続いて1996年からは大阪市で8年務め、2004年には大阪市民文化功労賞を受賞。大阪市スポーツ顧問、おおさかシニアネット理事長、大阪スポーツマンクラブ会長なども務めた。しかし、小島の軌跡を追うと、一筋にこの道を追求した人生であることがわかる。

小島の行き着いた基礎・基本は、人間としての礼儀だった。その基盤の上に立って、「ボールは手で拾うものではない。足と心で拾うもの」という考え方と、「チームワークの面白さは、「和作り」の面白さに尽きる」という言葉が出てくるのである。

「ミスの中にも、やっても影響の少ないミスと、一度やってしまたら取り返しのつかないミスがある。後者のミスは基礎・基本の訓練不足からくることが圧倒的に多いことを肝に命ずるべきだ」。

どのような分野も基礎、基本という根をしっかりと固め、次に枝ぶりをそろえ、最後にようやく花を咲かせることができる。その花の美しさがが世界のトップを争うように咲き誇るためには、人間としての心のもち方と技の基礎訓練が大事だと教えてくれる。ミスはどうしても起こるが、戦意喪失にいたるやってはならないミスというものがあるのだ。

「ボールを心で拾う」とはどういうことか。

「長い間悩んだ末、私が到達した基礎・基本のマスター度をはかる基準は次のようになった。ーー「おはよう」「こんにちは」が大声でいえる。・きちんと返事ができる。・コートの中で大声が出せる。・人の言葉を素直に聞ける。・構えているとき口を真一文字につむれる。・コートの上以外で指導者を非難しない。・練習が終わったら「お疲れさま」の一声がかけられる。つまり、私達が人間として、またチームの一員としてしなければならない最低の礼儀である」となった。

「ボールを足で拾う」とはどういうことか。大松博文監督はボールを拾いまくるために、体の遠心力で拾う「回転レシーブ」を開発した。小島は足を使って徹底的に拾い、つなぐバレーを展開した。手で拾っているように見えるが、実は足で拾っているのだ。「俳句は足でつくる」という言葉があるよに、カメラマンも、学者も、作家も、足を使って作品をつくりあげる。それに似ている。

「足と心」、とは肉体と精神ということである。その二つを同時に磨き上げた総合力が、バレーに限らず、スポーツチームの力量になる。