八王子の東京夢美術館の「浮世絵」展

八王子の東京夢美術館では「とことんみせます! 富士美の浮世絵」展をやっている。
今回は前期で北斎などが中心、後期は広重が中心となる。

収蔵画の豊富さと質の高さと企画力には定評がある美術館だが、八王子にあることで名画をじっくりと観賞できることがありがたい。

世界の絵画に大きな影響を与えた「浮世絵」は、菱川師宣が始めた。
それを鈴木晴信が多色刷りの技術を完成し、それが見事な出来栄えであったため、錦絵と呼ばれた。
浮世とは現代風という意味である。それは遊里と芝居町が舞台だった。遊里を題材とした美人画、芝居町を舞台とした役者絵が登場して人気を博した。
遅れて北斎と広重が代表する名所絵が登場し、天保年間に風景画が確立する。その背景は行楽と旅行、そして舶来の化学染料である「ベロ藍」という鮮烈な青色をだす技術の進歩だった。

美術館はがらがらだったので、北斎の富岳三十六景を一枚一枚じっくりと心ゆくまで堪能できた。こういう機会はめったにないので幸運だった。身近なところに全国区の美術館があるのはありがたい。

美術館で「葛飾北斎 富嶽三十六景を読む」(有泉豊明)を購入。
著者は心療内科・精神科を専門とする開業医で、「富士山の所在地・山梨県在住」というプロフィールが載っていて面白い。毎日富士山を見ながら生活と仕事をしている医師のライフワークだろう。富嶽三十六景・46枚の詳細な解説が楽しみだ。

葛飾北斎 冨嶽三十六景を読む

葛飾北斎 冨嶽三十六景を読む

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プールで400m。

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今日の収穫。

  • このわずかな距離(18.44m)の間で、投手と打者は命のやりとりをしているのだ。(王貞治
  • 微力だけど無力じゃない。(田中康夫
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1月16日が命日の人。

  • 片岡球子:最初は下手でも結構。でも絶対に止めないで続けること。やれば必ず芽が出ます。
  • 梅原龍三郎:葬式の類は一切無用のこと。 弔問、供物の類はすべて固辞すること。 生者は死者のためにわずらわさるべきにあらず。
  • 入江泰吉:花は究極の美

1月16日が誕生日の人。

  • 椎名悦三郎:私は国家、国民のために神に祈る気持ちで考え抜きました、、、私は新総裁にはこの際、政界の長老である三木武夫君が最も適任であると確信し、ここにご推挙申し上げます。
  • 伊藤整: 家庭という宝物は壊れて失われる時に、はじめてその真の価値を当事者に認識させる。