「現代の志塾」(志経営を学ぶ現代の私塾)−−−大学院秋学期始まる

k-hisatune2008-09-30

品川キャンパスの大学院での「実践知識経営2」の講義が始まった。初日の受講者は前期からの継続組の6名を含め20名。男性15名、女性5名。事前に欠席届があった人もいるからもう少し増えるかもしれない。前期とほぼ同じ人数。平均年齢の資料はないが、受講者に帰る道すがら聞くと35歳あたりでしょうかという答えだった。30代が中心だから仕事は厳しいだろうが、仕事を終えた後で、平日の18時半から21時40分まで(品川)、そして土日に多摩で開講の大学院に通うという志は見上げたものだ。大学院は、最近定めた大学のミッション「現代の志塾」そのもの。(品川駅コンコースにある多摩大学の看板なども書き換える必要がある。コンコースの看板は「志ある現代のビジネスリーダーを育てる」という説明になっている)

運輸、IT、ファッション、医療、デザイン、精密機械、調剤、ソフト開発、医療機器、電気、旅行、そして医者、消防、経済評論家というのが従事している業界や職業である。

全員にこの講義に興味を持った理由を聞いてみると、「コミュニケーション、情報、修士論文、整理、プレゼン、図解、伝える技術、、、」というようなキーワードがでてきた。前期からの継続の人は、終りがないのでさらに力をつけていきたいという発言だった。

以下は、終了後に書いてもらったアンケートから。
・自分の仕事、環境、問題を図にしてゆくことで要諦をまとめ、理解し記憶することができるようになる!という期待にワクワクします。修士論文提出まで半年を切っており何が何でも早期に習得したい。
・仕事が変わり企画することが仕事となりましたので図解技術を活かしていきたい。前期から継続。
・しっかりと頭の中で整理できていないと図にできない。頭を整理するスキルを身につけたい。
・首尾一貫した主張で非常にわかりやすく、図解を学べばコミュニケーションにおいて非常に有利であると確信しました。仕事で疲れてはいますが、どんどん練習していきたい。
・自分で描いてみると特に関係性を表現することが難しかった。この「難しい」と感じていることが、自分にとって「わからないこと」「不明瞭なこと」であり、自分の仕事の課題だということになるのだろう。
・事前にサンプルを見たにもかかわらず実際には描けなかった。
・理解力、プレゼン力、要約力、、、すべてを持っているというのは納得できた。異動があり、新しい担当でも活用していきたい。前期から継続。
・大変気づかされることが多く感銘を受けました。気持ちや感情を図解できますか?
修士論文作成にあたり、全体像を見れるようになりたい。
・すべての○○力は図解に通じる、杜いう言葉が印象的でした。つくった課題は添削をしてほしい。マインドマップもとりあげて。
・最近はパワーポイントを何でも使用して文章を書かなくなった。それは逆に便利だからだろう。
・今回の講義をとおして修士論文につながる土台をつくっていきたい。大学院以外でも講演や勉強会があれば紹介して欲しい。
・講演会のレジメに図をよく使います。手間ヒマがかかります。そうした細部のノウハウについて上達したいので参考になるお話をお願いします。
・期待どおり、今後の自分の仕事に120%役立つと思いました。
・見た瞬間に何を言おうとしているかを印象づけるそんな図法を学びたい。言葉の選び方も何かヒントがあれば。
・自分の頭が整理されて何をやらないといけないか、目標を設定する助けになった。もっと働きかけないといけない部署があることがわかった。次のアクションを行わないといけない一歩先がどこにあるのかわかった。
・久々の脳トレになりました。政治家の所信表明は図にならないくらい論理構成が???でした。秋学期もよろしく。
・楽しさを少し味わえました。秘訣をみにつけたい。
・久しぶりに図を描きましたら、使用していない脳細胞が動き出しました。さらに描きこんで新しい脳細胞をつくっていきたい。前般は選挙、後半は一冊の本(ドラッカーコトラー)等を。
・早めに修士論文の図をつくっていきたい。ドラッカーを取り上げてやってみたい。

今日は、オリエンテーションでもあるので、総論的な講義と図を描く実習を少しやってみた。皆さんやる気満満なので、半年間こちらも楽しみながら鍛えていきたい。