日曜日の夜のNHKスペシャル「JAPANデビュー」第3回「通商国家の挫折」は、井上馨が関与した1876年創立の三井物産の初代社長益田孝(当時27歳)、上海支店長山本条太郎、バルチック艦隊が日本海を進むという打電をした森つとむ、などの動きにからめて、石油を巡る攻防だった太平洋戦争への突入の歴史を検証した優れた番組だった。寺島実郎さんの解説が挟み込まれていた。今回は、三井物産戦略研究所会長という肩書きだった。
アメリカ南北戦争、インドムンバイの綿花、福沢の脱亜入欧、富国強兵と通商国家のあざなえる歴史、孫文の辛亥革命、大治鉄山、八幡製鉄、世界大戦、中国を巡る日米の対決という構図、高橋是清、益田孝の後継者・団琢磨の暗殺、米英のポンドブロック・ドルブロックによる日本への高関税、ロックフェラー、巨大石油資本、スマトラ島、航空機を動かすのは原油のみ、海外油田、石油先買権、近衛文麿の新東亜秩序建設、中国は日本に支配させないというアメリカの経済制裁、経済封鎖、バタビア、ホーンベック、オランダ、日独同盟、ルーズベルト大統領、仏領インドシナ進出、全面禁輸、真珠湾攻撃、益田の木炭自動車、戦後の通商国家路線、国益、通商国家の挫折、模索は続く、、、。
6月28日の第4回は、「軍事強国」。
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月曜日は仙台日帰り。宮城大卒業生のつくった会社の今後の相談。7月に行われる仙台市長選の動向。法人化した宮城大の様子。地域活性化の動き。、、、、。
特別講義の感想アンケート。今日の講義は私にとっても新しい発見があり、意味のある豊かな時間を学生たちと共有できて満足感が高かった。
- 自動車産業と図書利用の両方にITが関係しているということは、私にとって大きな発見でした。
- 2つのテーマの共通事項は見つけられなかったが、目の前で図解されスンナリ理解できた。
- 部分を解説できる人はいるが、全体像をみれる人はいない。新しいことはそこにある!全体像に近づくためにはいろいろなカテゴリーに興味を持ち、アンテナをたてて情報を集めることから始まると思った。
- 総合的に全体をみれる人がいれば、問題に対する新たなソルーションがみつかると思う。
- グリーンニューディール政策とネットの無料閲覧の両方に○○という企業が関わっているということに驚いた。
- 全体をみる、関連づける力を得るようにした。
- ここの図をある媒体を通して結びつけていくことで全体像が浮かび上がってくることを学んだ。
- 2つの資料のつながりがわかりおもしろかった。
- 要素を結びあわせることができるようになりたい
- 全く別のものに関連性や問題点が見いだせるのはすごい。
- より複合的な関係性を見抜いたり、その関連性から新しい事実を発見できるようになりたい。
- 講義中に○○という会社の関係性を発見できていたのがすごい
- 一見、関係が薄そうな2つの記事が思わぬところでつながっていたことが印象的だった。総合エンジニアリング力は重要だ
- 図解コミュニケーションの根本にある考え方は、構想する力そのものであり、多くの領域からの要素を総合的にまとめ、転換をもたらすものであるということがわかった。図として描き出すことによって既存の考え方と考え方をリンクさせ、新たなものを創造することができるのこの力は、今後の社会において変革を起こすものであると思う。
- 対話力やコミュニケーション力の大事さが改めてわかりました。図解は大きな構想を描けることがわかった。
- グリーンユーディールとネット本の問題は全然違うものだと思っていたけど、二つはつながっていることに驚きました。
- 私も知的な喜びを得るように努力したい
- 二つがつながっているという話に驚きました。図を使うと新たな発見を生む。
- 全体をとらえる力と部分同士を関連づける力という言葉の意味がよくわかりました。広い視野を持って課題に当たっていきたい。
- 意外な共通点を発見する現場を生で体感できてとても嬉しかった。
- 花と剣山の話に納得。全体をみることの重要性を感じました。
- 一番前で話を聞いて、二つの話がつながることに感動しました。
- 意外な関連性に驚きました。
- ホワイトボードに描いてくれた一つの図にまとまったことにビックリしました。
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