宮城大二期生の佐藤崇弘(29歳)さんが仙台市長選に出馬

宮城大学での講義のために仙台往復。仙台市長選は12日告示、26日投票で行われるが、行くたびに市長選の動向を聞いていたが、最新の市長選の状況を聞いてきた。
現職の梅原市長は立候補を断念し、新人で争うことになった。今のところの立候補予定は5人。

  • 奥山恵美子氏(58歳)。前副市長
  • 柳橋邦彦氏(68歳)。元市会議員
  • 渡辺博氏(59歳)。市会議員
  • 佐藤崇弘氏(29歳)。ベンチャー企業経営
  • 岩崎恵美子氏(65歳)。副市長

ラカン候補者が多いが、一人だけ20代の若者がいる。この佐藤崇弘さんは、宮城大学の二期生だ。現在は社会起業家として活躍している。
大学院生の時に、長野県の田中康夫知事の「革命同志募集」(任期付き職員)に応募し、長野県庁職員に課長級で採用され、話題になった。
長野県庁での経歴は以下の通りで、1年未満で部長級に昇進している。

  • コモンズ福祉課福祉幹(課長級)
  • 04年11月01日 コモンズ福祉課福祉幹兼障害福祉障害福祉
  • 05年1月 知事からの「任期短縮・再応募要求」に応じ再採用される(任期2年)
  • 05年4月1日 社会参事兼コモンズ福祉課課長(部長級)
  • 05年8月31日 辞職

その後、仙台に戻り宮城大学の大学院に在籍しながら起業し、現在はIT福祉サービス会社(株)ウィングルの代表取締役。ウィングルは「働く意欲に溢れた障がい者と、法定で決められただけ障がい者を雇用する義務のある企業のマッチングを行い、多くの障がい者の方々の雇用を創りだしてきたソーシャルベンチャー。」

東京で、田中康夫知事と接触したときに、この佐藤君のことが話題になり「頑張っていますよ。議会からはやられていますが、、」と活躍ぶりを話してくれたことがある。

以下は、河北新報などでの発言。
仙台市に競争力、PR力を付けて、日本をリードする都市にしたい」
「市役所の関係者だけで決まる市長選でよいのかという声をたくさんもらった」
「市民ニーズに合った、市民が満足できる予算に変えていきたい」
「新しい波が起きている」
「これまで選挙に興味がなかった人たちの投票行動につなげられれば、勝てると思う」
「市役所任せでなく、市民が変わっていく勇気を訴えたい」
仙台市に競争力、PR力を付けて、日本をリードする都市にしたい」
「現状の市長選でいいのか、役所出身や政治家といった人たちが決める市政でいいのか、といった声をたくさんもらった。その声に背中を押してもらった。やれるところまでやりたい」
「地盤や知名度もない若輩者だが、役所や議員出身者だけが立候補する今の構図を見ていることはできない」
「市役所が市民に対して何かをするのではなく、市民が仙台市のために何ができるのかを問いたい」
「大きな認可保育所をどんどん造ると、維持管理や細かなニーズに応えるのは難しくなる」「民間の力を取り入れて、仙台独自の制度となる子育て支援対策を進めたい」
「市長にはトップとして大きな信用力がある。自ら民間企業の売り込みに走り、外からの資本導入につなげたい」

2009仙台市長選挙を見すごさない市民活動の会・ブログ http://blog.canpan.info/sendai-senkyo/
http://www.mng.ameba.jp/

ラカンの他の候補者達は、30歳も年下のライバルの出現に戸惑っているのはないだろうか。佐藤君は大きな可能性を感じさせる宮城大のホープであり、大きな波が起こるかもしれない。