宮城大学で集中講義--久しぶりの仙台

朝6時17分の電車に乗って東京駅に向かう。7時36分の東北新幹線で仙台へ。到着は9時17分。宮城大学に着いたのは10時。在任中、よく交流のあった守衛のおじいさんは今日も元気に立っていた。ご苦労様です。

顔見知りの事務局職員と挨拶をする。「「MYUプレス」のインタビュー中です」と声がかかる。「先生がつくられた広報誌です」「「まだ続いてるの?」と冗談をいうと、「HP版、携帯版もできました」との返事だった。学長補佐時代に創刊したメディアも順調に発展しているようだ。

事業構想学部担当の女性職員と少し言葉をか交わし、教務の担当者と少し打ち合わせをして10時半前に教室へ。いつもの教室ではなくて、違う教室ということがわかってあわてて準備をする。明日から、オープンキャンパスのようで、各教室には講義名と教員の名前が貼ってある。

今日は10時半の2時限から5時限まで連続4限の集中講義が続くので、学生も大変だ。この二日間で「日本の論点」2009に掲載している論文を各自がそれぞれ図解に変換するという趣向だ。昨年は同様の方式でやったのだが、課題は当日配布したので緊張感がみなぎっていた。まる二日間、若者が静謐な空気の中で一心不乱に頭を動かす姿は感動的でもあった。今回は、前回課題を渡しているので、昨年よりはリラックスしているが、それでも空気が張り詰めている。

昼休みは、マグネットデザインという仙台の会社と多摩大ホームページの打ち合わせ。ホームページをつくるという仕事は、「神は細部に宿る」という感覚でないといいものはとうていできない。トップページに「私の志」小論文コンテストのページを設けたり、「多摩大生 私の志」コーナーの掲載の仕方を変更したり、学部のトップページのデザイン変更を議論したり、教職員・学生・OBのブログポータル「多摩大プライド」に数が増えてきたのでデザイン変更を考えたりということで、あっという間に時間がたった。

午後の授業再開後は、ホームページの中に保存してある昨年の受講生たちの作品を見せたり、多摩大のHPを解説したり、質問に答えたり、アドバイスをしたりする。夕刻には何とかめどがついた受講生が多かった。アンケートでは、「疲れた」と感想が多かったが、「時間があっという間にたった」「難しい課題だったが、面白い」という感想もたくさんあった。現代の若者にも忍耐力は備わっていることは間違いない。

受講生とアイフォンの話題をしゃべったり、入試のときに私が面接官だった学生がいたり、、、、。

私のゼミの3年生から飛び級で大学院に進んだ社会人院生も現れる、今日は修士論文の中間発表だったそうだ。まず順調にいっているようで一安心。


終了後、行きつけだった田中整骨で体をマッサージしてもらう。ここの先生は腕がよくて、宮城大時代は通っていた。「ずいぶんと凝っていますよ」といわれた。田中先生の先生の斉藤先生はゴルフ仲間だったが、週に1−2回は回っているそうでお元気だそうだ。

夕食は大学の近くにできた仙台泉プレミアムアウトレットで摂って、目に前の仙台ロイヤルパークホテルに宿泊。このホテルは平成10年度のJTBの顧客満足度調査で日本一になったホテルだ。

11年ほど住んだこの街と職場である大学に一日いたので、いろいろな人(パークタウンサービスの故小宮部長、、)とことが心に浮かんだ。