「志カリキュラム」の構築へ向けたティーチインで成果

今日は終戦記念日だが、多摩大学オープンキャンパスでキャンパスは賑わった。

夕方5時半からは、教員ラウンジのソファに教員が10名ほど集まって、カリキュラムの抜本改革の具体的な検討を4時間ほど行った。先日の学部運営会議でできた案と初年次教育のティーチンの結果を踏まえた議論となった。

大学の教育理念「現代の志塾」に沿って、経営情報学部は「産業社会の問題解決の最前線に立つ人材を育てる」ことを標榜しているが、今回のカリキュラム改革は、「産業社会論」「問題解決学」「最前線事例」という枠組みで、まず従来の科目を配置し、その上で科目名の変更や内容にも修正を加えようという試みである。

参加教員は、諸橋、斉藤T、杉田、今泉、出原、樋口、金、趙、金子、豊田、久恒。事務局は、高野、杉本。

方針としては、専任教員の科目を保障した上で、科目数を大幅に減らし、出口(情報サービス、サービスビジネス、地域活性サービス、、)に合わせて履修モデルを提示できるようにしていく予定である。

本日の中心議題になった一年次は、「産業社会論」クラスターでは、興味を持って貰うための大きなくくりの「入門」という形の科目にし、「問題解決学」クラスターでは、基幹的な科目を配置する。各論的な専門科目は2年時以降に振り分けていくことになった。

和気あいあいの雰囲気ではあるが、非常に活発な議論と具体的な提案の応酬が行われ、大きな方向感を確認でき、具体案もできてきた。前向きのベクトルの合った議論で楽しく有益な時間を過ごし、色々な意味で成果があった。役員室という荘重な会議室での開催を止めて、今回はソファでの議論にしたのだが、参加者がリラックスしていい議論になったようである。議論のための議論、消耗するような議論、建前だけの議論、こういった議論がなかったのでずいぶんと進んだ。

8月末にもう一回このティーチンを行うことになっており、その時点で全体像が見えてくることになる。