金子兜太が米寿を目前にした86歳のときのインタビュー本。
「養生訓」と銘打っているだけあって、腹こすり、青竹踏み、睡眠前の深呼吸、立禅、体操、、、など具体的な記述が多い。
- 作者: 黒田杏子
- 出版社/メーカー: 白水社
- 発売日: 2009/10
- メディア: 単行本
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現在は、その後10年たってまだ活躍しており、96歳を迎えている怪老人だ。
意外なのは、俳句の世界にほんとうに踏み込んだのは60代からだという。
また、日記をほぼ毎日書くようになったのは50代半ばからで、数十年たって「私にとって日記が唯一の財産」となる。
日記はやめないというより、やめられない。もう40年、癖になっている。
- 座右の銘は、一茶の「荒凡夫」--自由で平凡な男。
- 一茶の「天地大戯場」という言葉が好き。
- 「定住漂泊」の系譜に自分はいる。定住して漂泊心を温めながら屹立していく。
兜太が師事しているのは、芭蕉翁ではなく小林一茶であり、近代では斎藤茂吉。
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名言の暦 5月25日
命日
- 中村清1985:若い頃流さなかった汗は、年老いて涙となって流れる。
- ロバート・キャパ1954:君がいい写真を取れないのは、あと半歩の踏み込みが足りないからだよ。
- 川上源一2002:社長は戦国時代の大名と一緒で、すべて背水の陣でものを考えている。その都度、その都度、私自身、自分の決心に時間をかけたことはない。
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