辻村清行(東工大大学院特任教授)「デジタル時代のビジネスモデルイノベーション」。

 本日のリレー講座。

辻村清行(東工大大学院特任教授)「デジタル時代のビジネスモデルイノベーション」。

 

  • 第三次産業革命:コンピュータとPC。インターネット。インダストリアル4.0
  • デジタル時代:スマホ。AI.ロボット。3Dプリンタ。生活と仕事が変わる。経済と社会が変わる。
  1. コネクティビティ(インターネットでつながっている)
  2. AI
  3. ロボット
  1. 放射線技師(画像認識)、弁護士(判例DB)、50%はAIに変わる、民主主義の変貌(中間層社会)、知的職業も危ない。新しい職業が出てくる。タイムラグの機関をどう過ごすか。リ・トレイニング。
  1. コネクティビティ:1年20億台出荷。3年に1回のサイクルで買い換え。7-8万円のサムソン・アップル、3-4万の中国、1万のインド。LTは動画。VR(仮想現実)。AR(拡張現実)。アマゾン・エコー。グーグル・フォーム。アマゾン・ダッシュ。ニューヨークタイミスVRの映像が見れる。FBで360度。消防の誘導、住宅展示、、。
  2. AI:英国のチューリング2045年のシンギュラリティ。1.01以上に。リアルタイムと全量分析。ビッグデータ。人間は問題設定、課題設定、まとめあげる。
  3. ロボット:ガレキ処理ロボット。ダ・ビンチ(画像による遠隔治療)。調理ロボット・モーリー。
  • ビジネスと生活の変化:リアルとネットの融合。複数端末とクラウドサービス。IOT。オムニ7。ユニクロのEC.バーバリーのグローバル販売。カブドットコム。アマゾンがリアル本屋。メルカリの物々交換(月100億、一日50万点、1000億)。日本はスマホ売買は25%しかない。まだまだ試行錯誤段階。金融:バンカメ、CHASE。フィンテtック。インターフェース(接点)を心地よく。アリペイなど少額決済。テンセントのWechat。割り勘ボタン。ユニコーン(一角獣)。本体に迫りつつある。人類70億人の半数しか銀行口座を持っていない。ケニアのサファリコム、ミャンマーウェブマネービットコインによる海外送金。CNN・NYCタイムス・Youtubeがライバル。業界を超えている。NYCタイムス30ドル、1850年創業以来の全記事が検索で読める。教育:フリップトラーニング(逆転学習・反転学習)、予習・子供同士の議論。カーンアカデミーの無料ビデオ。大学教育:EMBA、世界中からの参画授業。医療:脳梗塞時の画像、3Dプリンタによる手術訓練。IOT(モノとモノ):GEのジェットエンジンモニター、航空サービスは60兆円、製造業のサービス化。解のないトロッコ問題。Ijem合成生物コンテスト。問題はサイバーセキュリティ。
  • 技術と社会をつなぐビジネスモデル。

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「名言との対話」10月20日。吉田茂。「 歴史を知らない国民は滅びる。」

 

吉田茂は高知の自由党の志士であった竹内綱の五男として東京で生まれている。後に、68歳で自由党総裁となり内閣を組織するという因縁がった。3歳で横浜の貿易商吉田健三の養子になる。明治維新の大立者であった大久保利通の子供であった牧野伸顕伯爵の娘を娶ったが、吉田健三の妻の祖父、つまり吉田茂の曽祖父は江戸時代の大儒・佐藤一斉だった。茂の娘・和子が夫・麻生太賀吉との間に設けたのが、小泉内閣麻生太郎総務大臣というわけだ。サンフランシスコ講和会議では、参加51カ国で、日本との講和に賛成48、反対3で講和条約が成立した。署名は主席全権の吉田茂だった。89歳で死去するまで政治的に大きな影響力を持った吉田は、東京帝大を28歳で卒業、50歳で外務次官、外相は67歳、首相は68歳というから随分と遅咲きである。そして75歳で第5次内閣を組織するなど政治的にも長命であった。昭和21年5月から29年12月まで首相在任期間は2616日となった。

「あなたは国家と国民がいちばん苦しんでいる時に登場され、国民の苦悩をよく受けとめ、自由を守り平和に徹する戦後日本の進むべき方向を定め、もっとも困難な時期における指導者としての責務を立派に果たされました。、、、あなたは、なにものにもまして祖国日本を愛し、誰よりも日本人としての自負心を抱いておられました、、、」。遅咲きで67才で総理になり、76歳まで第5次にわたって組閣し、89歳で亡くなった宰相・吉田茂(1878−1967年)の国葬の葬儀委員長を務めた佐藤栄作首相の弔辞である。

吉田茂は第一回の生存者受勲で大勲位菊花大綬章をもらった。そのとき、養父・健三の墓前で「相続した財産はすべて使い切りましたが、こうして大勲位をいただきましたのでご勘弁ください」と報告している。

富士山と皇室が日本だと語っていた吉田茂は、「歴史を知らない国民は亡びる」と語っていた。戦後の日本人は日本の歴史を学んでいるだろうか。特に近代から現代にかけての歴史観を持ち得ているだろうか。常に自らに問うべき至言である。

 

副学長日誌「志塾の風」161020

  • 事務局との定例ミーティング
  • 高野課長
  • 小林学長室長
  • 客員の渡辺先生:仲間の動向など
  • リレー講座講師の辻村先生に挨拶
  • リレー講座
  • 奥山先生
  • 夜:永山で大森経営情報学科長、佐藤先生、高野課長と懇親会