近刊『50歳からの人生戦略は「図」で考える』に海外翻訳のオファー。

今月末にプレジデント社から刊行予定の人生戦略は「図」で考える」に海外翻訳のオファーがきたとの連絡がありました。

 日本の平均寿命は84歳で香港に次いで世界2位。比較的大国で80歳を越えているのは、スイス、スペイン、韓国、イタリア、スエーデン、オーストラリア、フランス、カナダ、オランダ、ドイツなどです。アメリカは79歳、中国は77歳、ロシアは73歳、インド70歳、最下位202位の中央アフリカが53歳。欧州を中心とした先進国は長く、アフリカなどの途上国は短いといえます。

人生100年時代」を迎えつつある世界では、高齢社会先進国である日本の経験が貴重になるはずです。そういう文脈の中での新しい分野のオファーでしょう。

私の「図解」関係の著書は、中国、韓国、台湾、マカオなどで20冊ほど翻訳されていますが、今度はどこでしょうか。

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以下、書きかけ。

「名言との対話」6月14日。駒井哲郎「

駒井 哲郎(こまい てつろう、1920年大正9年)6月14日 - 1976年昭和51年)11月20日)は、昭和期の日本の銅版画家 

東京藝術大学教授。

日本における現代銅版画の先駆者(パイオニア)。深淵な詩的世界が刻まれた版画により、国内外で高く評価されてきた。黒いインクと白い紙の豊かな表情のなかに立ち上がる、夢と狂気のあわいを彷徨う駒井の宇宙。それは、デジタル時代の今こそ観る者を魅了する。
駒井は銅版画を追求した一方、詩人や音楽家と交流し、総合芸術グループ「実験工房」での活動や詩画集の出版などで、文学や音楽との領域横断的な表現を試みた。またルドンをはじめ西洋画家たちへの敬愛も、駒井の芸術観の形成に深く関わっている。

「白と黒の造形」(講談社文芸文庫)を読んだ。

銅版画の詩人と呼ばれた。

「作家にとって一番大切なのは芸術に対する意識の高さと、柔軟で自由な心だと思う」

「絵というのは確かにかたちからできているのだろうが、かたちの関係からできているといったほうがもっと正確であるように思える」

エスキュース。画稿。作家の思想を何らかの意味で最初に表し、同時に作家はそれによって、自己の思索の主題を進めて、それぞれ、最適の分野の仕事へと入っていく動機となるものが画稿、エスキュー子ではないだろうか。

西洋のオリジナル銅版画に触れ、旋律にも似た深い感動を得る。これは15歳の時であった。

34歳から2年ほどフランスに留学する。50歳多摩美術大学教授。52歳東京芸大教授。56歳没する。

 

1920年6月14日から1976年11月20日東京日本橋生まれ。東京美術学校油画科が卒業。1935年慶応義塾普通部在学中に日本エッチング研究所で銅版画の技法を学ぶ。1941に新文展に入選。1944年、陸軍に入隊。1945年復員。1951年春陽会会員となり、サンパウロビエンナーレに入賞し、一躍時代の寵児となる。1952年実験工房に参加。1954年フランスに渡る。1955年帰国後、多くの文学者し、詩画集、装ていを手がける。