韓国版知的ビジネスマン誕生の印象。拙著のハングル翻訳書5冊目

「図で考える人の 実践 知的生産の技術」(大和出版)という本の韓国語翻訳書が完成し、研究室に届いた。原書はソフトカバーだったのだが、翻訳書はハードカバーで、原書よりも装丁が立派なのが面白い。また、カバーが青と緑の2種類あった。この本が届いたとき、ハングル文字なのでどの本の翻訳書なのかさっぱりわからなかった。図の形をみてようやく原書が特定できた。


最近、NPO法人知的生産の技術研究会の八木哲郎会長が韓国を訪問したときに、経営者、学者、技術者などと懇談している。日本語を喋れる韓国の年配者たちは、引退後の「知的生活」に憧れていて、こういう分野でも日本を真似したいと考えているとのことだった。NPO法人のソウル支部設立の動きもでている。


私の著作の海外翻訳版は韓国、中国、台湾で出ているが、もっとも多いのは韓国である。ここ数年翻訳出版の申し込みが多い。すべて日本の出版社と韓国の出版社との契約になる。

既刊は、「図で考える人は仕事ができる」「図解で考える40歳からのライフデザイン」「できる人になるのは 勉強してはいけない」「図で考える人の 図解表現の技術」そして今回の「図で考える人の 実践 知的生産の技術」の5冊である。また現在翻訳中のものは6冊ある。

韓国の書店に並んでいる本を見て見たいものだ。


ビジネスマン時代、顧客満足にかかわる仕事をしていたときに、韓国能率協会主催の30代主体のビジネスマンの団体の訪問を受けたことがある。知識を得ようとする目や、質問の多さなどから、韓国経済の熱気を感じたことを思い出した。



韓国でも、仕事を熱心にし、ビジネス書を多量に読む知的ビジネスマンが誕生しているという印象を受ける。