「i フォーン」生活が始まる

11時に新宿のJ社の本社で10月から5回行う研修の打ち合わせ。人事の研修課長や担当者と詳細を検討する。研修の狙いの説明や、具体的な詳細をつめる。若手社員を募集したところ、600人ほどの応募があったそうで、心してやらねばならない。

12時半からは、同じく新宿サザンテラスのセンチュリーホテルでA出版社の編集者と打ち合わせ。この会社はIT関係に強いが、来年から新たにビジネスシリーズを計画しているそうで、そのラインアップに私の本を入れたいという相談だった。他の企画も浮上するなど発展的なミーティングとなった。

14時には、品川のパシフィックホテルで三日間にわたって開催されているある短歌結社「波濤」の全国大会に参加している母を迎えにいく。ロビーで3人の仲間と語らっていた。地震のあった柏崎など遠方から来ている人たちだが、みな80歳前後の高齢者で体る悪い人も見受けられる。それぞれ短歌に精進してきた人たちで地方では名のある歌人のようだ。来年の再会を約して別れる姿をみていると、生涯のテーマを持った人は強いと改めて感じる。歌を詠む人は日常の観察眼が鋭くなり、表現という行為を通じて精神世界の充実や向上を実感できるのだろう。今年から都内で働き始めた娘も合流して自宅へ。

その途中で、妻も加わりさくらやに入り、懸案だったiフォーンを購入する。ここしばらくiPod touchで練習してきたから、スムーズに移行できるだろうが、油断はできない。これで電話、インターネット、メール、音楽などが一つの機器でこなせるようになる。これでいくつかの機器がまたお蔵入りになる。