第1回「多摩大学地域プロジェクト報告会」は、大いなる成果!

k-hisatune2010-02-12

午前中は教授会。午後は、報告会。

2009年10月に設立した多摩大学地域活性化マネジメントセンターは、多摩を中心に全国の地域と連携した教育プロジェクトをバックアップしていく態勢を整え始めました。この教育方法を「プロジェクト型地域学習」と名付けています。今回は2009年度の11プロジェクトの成果発表会を行う会を初めて開催し、学生、教員、そして地元行政(多摩市)、企業、商店街、市民団体の方々も交えた交流を行いました。

センターの杉本さんによれば、報告会は、118名、交流会は、76名という出席数で、盛況でした。

また、発表内容はいずれも地域密着型の実践研究で、興味深いものでした。来年以降、こういった地域研究を積み重ねることによって、「多摩学」の輪郭がみえてくることになるでしょう。専任教員が担当するホームゼミ、外部者も加わるプロジェクト型のEXゼミ、そして学長指導のインターゼミなど、様々な形のゼミが、「地域」をキーワードに地元と協力しながら教育活動を活発に行う方向が明確にみえてきました。

今回は、多摩市関係が6件、多摩ニュータウン及び多摩地域に枠を広げると8件、多摩大学の地元(湘南キャンパスを含む)という観点からは9件、そして日本という視野から11件、ということになりました。

私は、3つのプロジェクトの担当教員としての挨拶、そして最後に多摩大総研所長としてのまとめの挨拶を行いました。
「現代の志塾」「ゼミ中心大学」「志企業」「多摩学」「問題解決力」「地域活性化」などをキーワードに話をしました。

報告会終了後、懇親会を催しました。商店街の代表者、京王電鉄、サンリオ、NPOサポートセンターの方々とも名刺交換をしながら、今後のことなどを語り合いました。

4年生でもうすぐ卒業する学生は、プロジェクトへの参加ができなくなることを残念がっていましたが、就職先の地域で自分の職場を大切にしながら地域活動にかかわること、そしてその活動を多摩とつなぐことをアドバイスしておきました。

最近できるようになっUstreamで報告会の動画実況中継にトライしてみました。Twitterにアップすると、会場からも「おっ!やっていますね」などの反応もありました。ネット環境の関係でややつながりが悪かったので十分な実況にはなりませんでした。

大学の方向が見えてきたなど、成功だったと思います。関係者の皆さん、ご苦労様でした!