インターゼミ(社会工学研究会)の研究計画発表会。
4つのチームの10分間の発表、引き続き先生や学長からのアドバイス。
- 「多摩学」チーム。
聖ヶ丘周辺の地理と歴史を調べるのも面白い。中里介山のような人物がなぜ出たのか、白洲次郎のような人物がなぜ居ついたのか。白洲正子と次郎、本物の国際人か。
- 「ディズニー」チーム。
本当にこのエンターテイメント・サービス産業で飯を食いたいと思っているか。この企業でどういう人物がいるのか。大きな人材が育つのか。平板な三流か。安全・安定。3・11と東京ディズニーランド。多摩大は、IT・アジア・サービス。
- 「アジア」チーム。「東アジア近現代史から何を学ぶか」
一昨年はアジア留学生との交流、昨年は日本におけるアジア論を探った。今年は日中韓の歴史性とつなっがったのはいい。まず基礎知識。魯迅と藤野先生、伊藤博文と安重根。孫文と宮崎滔天。孫文、、、。日中韓は並走。深い知識の上に議論。
- 「震災と日本再生」チーム。「日本とアジアの若者を東国に長期的に関与させる方法の研究」
宮城復興構想会議。15市町村、岩沼市(東大石井教授)。具体的なプロジェクトに仕事として、あるいは人生としてどう関与するのか。1929年の大恐慌時の経済復興隊。仙台のアイリスオーヤマ、北海道のニトリ、山梨のサンリオ(山梨王=サンリオ)、九州直方の仏具の長谷川。こういった企業の経営や努力が参考になる。主体的に動かないとだめ。産業をどう蘇えさせるか。希望が描けるか。1993年の奥尻の例。1997年の神戸の例。産業がないところはみじめ。自分の人生との関わり。時代、覚悟。プロジェクトに関与。
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私自身は宮城大学に職を得て11年間家族4人で仙台に住んだ。娘は中学3年生から大学を出て看護専門学校を出るまで、息子は小学校6年生から大学卒業までの多感な時期を仙台で過ごした。都内の大学病院で看護師になっている娘は6月にボランティアで出かける予定であり、地方公務員になったばかりの息子は応募して4月に岩手県大船渡に派遣されて救援をしている。仙台時代、多くの地域プロジェクトの関わっているし、知人・友人も多く今回の大震災は人ごとではない。
この三か月、惨状を見ていて震災の巨大さにやや茫然として感もあるが、自分の人生、家族の将来、東北の復興、日本の未来について真剣に考え、行動を起こすべきときに来ていると思う。明日から宮城県に行き、友人に会い、被災地を見て、今後の方向を考えたい。