知研の例会セミナー。代々木の福島事務局長の事務所。
根岸さんの「元白虎隊士 東京帝国大学総長 山川健次郎」の研究成果を聞く。
会津藩出身の山川健次郎。兄の山川浩は軍人で東京高等師範校長。妹・捨松は大山巌夫人。
イエール大学に留学後、帰国し、東京帝大総長を二度。九州帝大を建学し初代総長、東京帝大と京都帝大の総長を兼務。明治専門学校(九州工大)校長。武蔵高校校長。
日本の教育界の形をつくった人物である。
根岸さんによれば、会津の什の掟」と海外留学が山川の精神をつくった。
山川は物理学者であり、後にノーベル物理学賞受章者を輩出する礎をつくった人でもある。大人物だ。
参考。
終了後、代々木のカンボジア料理店「アンコールワット」で懇親会。
「副学長日誌「志塾の風」161115」
多摩キャンパス
-事務処理
-黒瀬学生課長:多摩祭について
-高野課長の車で東銀座のヤマト運輸本社へ。
小林学長室長と合流しヤマト運輸を訪問。
-丹澤常務。西澤顧問。片桐シニアマネジャー。山口プロジェクトマネジャー。
-7階建ての本社ビル。最上階が社員食堂。次がホールディングス。その下の5階が労組。小倉昌男の社員を大事にする経営の思想があらわれていると感じる配置である。社訓の「ヤマトは我なり」も仕事への取り組み方を考えさせる名言だ。
-社員数20万。営業収益1兆4千億。宅急便17億個。4000点の集配拠点。23万店の取扱店。1日500万回の接点。1日地球50周。
-多摩ニュータンにおける新事業について意見交換。
「名言との対話」11月15日。坂本龍馬。
「世の既成概念を破るというのが、真の仕事である。」
坂本 龍馬(さかもと りょうま、天保6年11月15日〈新暦・1836年1月3日〉 - 慶応3年11月15日〈新暦・1867年12月10日〉)は、江戸時代末期の志士、土佐藩郷士。薩長同盟の斡旋、大政奉還の成立に尽力するなど倒幕および明治維新に影響を与えるなど、重要な働きをした。大政奉還成立の1ヶ月後に近江屋事件で中岡慎太郎とともに暗殺された。
- 事は十中八九まで自らこれを行い残り一、二を他に譲りて功をなさむべし。
- 人の世に道は一つということはない。道は百も千も万もある。
- 金よりも大事なものに評判というものがある。世間で大仕事をなすのにこれほど大事なものはない。金なんぞは、評判のあるところに自然と集まってくるさ。
- 慎重は下僚の美徳じゃ。大胆は大将の美徳じゃ。
- 時世は利によって動くものだ。議論によっては動かぬ。
- 世の既成概念を破るというのが、真の仕事である。
- 万事、見にゃわからん
- 古来、英雄豪傑とは、老獪と純情の使いわけのうまい男をいうのだ。
以上のような龍馬の言葉をみると、この男はよほど魅力的な男だったろう。
前例に従ってそつなくものごとを進めることは仕事でも何でもない。既成概念を打ち破り、越えていくのが本当の仕事の意義と意味である。新しいやり方の発見、創造的な工夫、そういう姿勢こそ、仕事師と呼ばれる条件である。