北九州市で開催の「心の健康会議」(日本臨床心理士資格試験認定協会主催)のシンポジウムの準備。

3月3日の北九州市小倉で開催される「心の健康会議」のシンポジウムの準備。

シンポジウムのテーマは「生涯学習社会を生きる児童・生徒を考えるーーー人生における子ども時代に寄り沿う臨床心理士」。

「100年人生における子ども時代ーーライフデザインの観点から考える」というタイトルで参加します。

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1日から6日まで、中津、小倉、京都、奈良。留守中のこまごまとした事務を片づける。

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日経新聞2024年2月29日。

  • 貝原益軒(1630-1714年)。80歳『大和本草』16巻。80歳前後から「訓もの」(漢字と仮名の和文)。『家訓』『和俗童子訓』『五常訓』『養生訓』まで10種。83歳で綴り、84歳『養生訓』全8巻を出版。第8巻「怒りと欲とをこらえ、晩節をたもち物ごとに堪忍ふっかう、子の不孝をせめず、つねに楽しみて残年をおくるべし」。85歳で没。主な著述99部251巻。
  • 「健康」は、緒方洪庵らが使い始め、福沢諭吉が「Health」の訳語とした。「健」はカラダ健やか、「康」はココロ安らかな状態、理解しておこう。

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「名言との対話」2月29日。岩崎福三「インターローカル企業」

岩崎福三(いわさきふくぞう、1925年3月11日 - 2012年2月29日)は日本の実業家。

鹿児島県生まれ。立教大学卒。1981年に鹿児島県に本拠を置く企業集団・岩崎産業創業者の父・岩崎與八郎から譲り受け社長に就任。2002年、社長退と同時に息子の芳太郎が引き継ぎ、自身は会長となる。

鹿児島商工会議所会頭などをつとめるなど鹿児島県経済の重鎮だった。日豪関係に貢献したということで駐日オーストラリア大使館から賞も贈られている。財団法人岩崎育英奨学会理事長。指宿市の岩崎美術館理事長。指宿市の岩崎美術館理事長。

うるう年の2月29日は人選が難しい。単純に計算しても人物は4分の一になるからだ。過去に取り上げた人物は、法然上人と横綱鏡里だ。今日は鹿児島経済界で活躍した岩崎福三を取り上げることにした。

岩崎産業は観光・交通事業を中心とした企業集団を形成しており、2015年現在でグループ全体では45社、従業員約3000人、売り上げ高は約500億円規模になっている。岩崎産業は銀座2丁目の銀座いわさきビルと敷地を 約165億円であのティファニーの日本法人に売却した会社だ。

この人に関する話題は日本有数の富豪であることだ。米フォーブス誌でも日本の富豪として紹介された。フォーブズ誌の世界長者番付では、2004年度は世界72位。2006年度は95位となっている。2007年度は458位でも2.1憶ドル(1ドル113円で2373憶円)だ。日本長者番付・億万長者ランキング (フォーブス2007年)では世界129位 。孫正義 ソフトバンク社長 6554憶円 。、、237位 柳井正 ファーストリテイリング創業者 4181憶円 。、、314位 三木谷浩史 楽天社長 3277憶円 。そして458 位岩崎福三 岩崎産業会長 2373憶円。、、、

2019年はどうか。トップはユニコロの柳井正(2兆7888億円)。以下、孫正義ソフトバンク。2兆6880億円)、滝崎武光(キーエンス。2兆⑻32憶円)、佐治信忠(サントリー。1兆2096億円)、三木谷浩史楽天。6720憶円)、重田康光(光通信)、高原豪久(ユニチャーム)、森章(森トラスト)、永守重信日本電産。5040億円)、10位毒島秀行(三共。4984憶円)。以下コーセー、セブン&アイABCマートニトリ(3808億円)、ドン・キホーテ大塚商会マルハンオービック大東建託アコム、アルゼ、ZOZO(2240憶円)、コスモス薬品松井証券、森ビル、ポーラ、武富士サンドラッグゼンショー、飯田グループ、スクエア・エニックスコナミアパグループ(1344憶円)、TSUTAYA、ベネッセ、大正製薬サイバーエージェントブリジストンノエビア、ミクシイ(109億円)、しまむら、グリー、50位セガサミー(1008億円)など。

2023年の世界長者番付に掲載された日本の人物は前年より1人減り39人となった。日本で1位は柳井正。資産額は326億ドル(約4兆3000億円)。 世界全体では39位。2位はソフトバンク孫正義、3位はキーエンスの滝崎武光。その他、楽天三木谷浩史、ZOZO創業者の前澤友作などもランキングに入っている。日本で最年少は、転職サイトなどを運営しているビズリーチの創業者・南壮一郎。日本の番付にはスクウェア・エニックスコーエーテクモコナミセガサミーカプコンユニバーサルエンターテインメント、平和、三共など、ゲーム・パチンコに関連する人物が比較的多い。

岩崎産業は100年近く前の1922年に、枕木を主とする木材事業から始まり、関東大震災で財をなし、郵便、鉱山運営、山林経営、交通事業、観光事業へと拡大を続け、現在は観光・交通事業を中心に事業展開している。ホームページをみると「鹿児島の魅力を国内外へ、地方(ローカル)から世界(インターナショナル)へ発信しているいわさきグループ」とあり、「インターローカル企業」と名乗っている。国際的な地方企業という意味だろう。1981年から社長、会長をつとめた岩崎福三の名言は探せなかったが、この志をとりあげた。岩崎産業はオーストラリアへの進出などはしているが、その志を実現するまでにはまだ時間がかかりそうだ。