2009-05-01から1ヶ月間の記事一覧

太刀持ちと露払い付人生などない・踏まれても咲くタンポポの笑顔かな

オンザウェイ・ジャーナル「月刊寺島実郎の世界」の今週号。動画で木村知義さん(多摩大客員教授)のインタビューに答えていく動画が配信されている。本日の番組のキーワードは、以下のとおり。 - 鹿島守之助への手紙・鹿島建設中興の祖・1963年・15歳の少年…

「没後80年 岸田劉生 肖像画をこえて」

損保ジャパン東郷青児記念美術館で、「没後80年 岸田劉生 肖像画をこえて」が開催されている。岸田劉生(1891-1929年)は、「麗子像」で有名な画家である。会場では、自らを描いた肖像画と友人知人を描いた肖像画が多数並んでいたが、圧巻は自分の娘である麗…

「せまじきものは宮仕え」---菅原伝授手習鏡--寺小屋

午前は、講義。過去6回の講義のおさらいの意味で私が監修し、出演もしているDVD「企画・プレゼンに活かす図解表現の技術」(日本経済新聞社)を見せる。午後前半は、1年生対象のプレゼミ。4人の教員チーム(椎木先生、中村その子先生、山原先生、私)で指…

「ロシア「帝国」は復活するか?」---天江喜七郎(元・駐ウクライナ

学長室ミーティング、山田事務局長との相談、多摩大ホームページの打ち合わせ、寺島学長へのブリーフィング、矢内事務長との相談、入試担当の井川さんと「私の志」コンテストの相談、諸橋学部長の代行でリレー講座の司会、ホームゼミ、、。 - さて、今日のリ…

「日本への遺書」--「諸君!」最終号に登場する保守論客陣

文藝春秋社の雑誌「諸君!」が休刊となった。保守論壇の一角を占めていたこの雑誌も、「現代」や「論座」と同様に去っていった。昨年の平均発行部数は6万超というレベルに落ちていた。この雑誌の愛読者ではなかったが、最終号の6月号を読んでみた。諸君 ! …

インタビューの日--雑誌と書籍から取材を受ける

「週刊教育資料」という雑誌から取材を受ける。 日本教育新聞という大手の教育関係の新聞を発行してるところが出している雑誌で、主な読者は校長・副校長・教頭だそうだ。もらった5月11号では、「潮流―世界はテクノロジー活用の個別指導へ」「実践!校長塾」…

「地球温暖化問題に関する懇談会」--政府インターネットテレビで動画

5月24日の「地球温暖化問題に関する懇談会」で、2020年の温室効果ガス排出量の中期目標の最後の議論が行われた。1990年対比で2020年の目標を決めるのだが、経済界の支持するプラス4%から、環境団体の主張するマイナス25%までの大きな隔たりがある6つの選択…

女の一生--羽仁もと子・平林たい子・いわさきちひろ・林芙美子

朝起きて聖書を読み 昼は疲れるまで働き 夜は祈りて眠る (羽仁もと子) 「自治自労の生活」を目指す自由学園の創設者の言葉である。 もと子は明治37年には家計簿なども自身で考案し、出版もしている。子供の頃「きわめて聡明で、きわめて不器用な子供だった…

「東京マガジンバンク」--都立多摩図書館の選択と集中の戦略

7月に講演を頼まれている立川市の東京都立多摩図書館を訪ねる。八王子(協力貸出センター、立川(逐次刊行物センター)、青梅(行政郷土資料センター)の多摩地区の図書館三館が統合されて、昭和62年に都立多摩図書館となった。その後、平成14年に3つの地区…

拙著「図で読み解く!ドラッカー理論」の中国と韓国での翻訳本

2004年にかんき出版から出した「図で読み解く!ドラッカー理論」という本は、現在までに版を重ねて手堅い動きとなっています。ドラッカー関係の学者や信奉する実務家は多いが、その理論を図解を用いて解説した本は初めてだったので、話題になりました。この…

「世界潮流の中での日本ー日米関係とアジアへの視座」(寺島実郎)

本日のリレー講座(寺島実郎)は、1995年12月29日にNHKで放映の「トライアングルクライシス」の懐かしいビデオ映像をみた。寺島さんが企画し出演しているこの貴重な映像を材料とした講義となった。NHKアーカイブによると、このビデオは、「日本、アメ…

多摩地区との連携プロジェクト

午前。 都立多摩図書館の小澤館長と新井係長がみえて講演の依頼があった。この多摩図書館は立川市にあり、5月1日に「東京マガジンバンク」を中心としてリニュアルオープンした。国内最大規模の雑誌図書館で、新旧の雑誌一万種類があり、バックナンバーも含め…

「ばかものが、うねりを起こす」--たった一人の人が変えていく

日経新聞朝刊の経済面に「多摩大学創立20周年記念 寺島実郎新学長講演会&シンポジウム」の全五段広告。一般の参加希望者は軽く1000名を超えてきている。http://www.tama.ac.jp/info/20thSymposium.html午前中は学内で会議。午後は「経営市場」という雑誌か…

知研セミナーのお知らせ(5月―7月)

NPO法人知的生産の技術研究会セミナーの予定です。http://tiken.org/ - 6/3(水)東京・久保田達也セミナー『不況下に最大効果をもたらすe-ラーニング学習ノウハウ』2009年にいたり不況社会到来により組織会社内での業務遂行能力と個人の特性を生かす…

未来は予測できる

インフルエンザの流行、政治の混迷、経済の浮沈、メディアの動向、属している組織の動き、、など私たちをめぐる世界は、一寸先は闇である。しかし、よくみると大きなとうとうとした流れの中で大波、中波、小波、さざ波が襲ってくるようなものである。未来の…

「実況!寺島塾」構想

16時20分から、九段サテライトでのインターゼミ。5つのグループ分けが前回終わって、それぞれ研究計画を練るというステージ。 途中で寺島塾長も現れて、それぞれのグループにアドバイスをしてもらった。「グリーンニューディール」チーム 6月10日に東京国際…

「一番肝心なところを書いていない。そこを書きなさい」-名編集者

懐かしい方からメールをいただいた。私の代表作である「図で考える人は仕事ができる」(日本経済新聞社)を担当していただいた名編集者だ。時代を読むカンと優れた編集技術を持つ人で、2002年当時は次々とベストセラーを世に出していた。http://www.hisatune…

「オバマ新政権の行方を読む」(渡部恒雄)-多摩大リレー講座

寺島実郎監修リレー講座の4回目は、東京財団ディレクター・上席研究員の渡部恒雄さんの講演、渡部さんはアメリカに戦略国際問題研究所(CSIS)など有名なシンクタンクに15年いたということもあり、アメリカ通として近年サンデープロジェクトなどで活躍し…

半年ぶりのゴルフ。

今初めてのゴルフ、ということは忙しさにかまけて随分とやっていないことになる。野田先生とは1年ぶりくらいか。中央林間駅からすぐの相模カンツリー倶楽部。ここは70年以上前にできたゴルフ場で、フラットなのが特徴。http://www.h3.dion.ne.jp/~sagamicc/ …

今日の来訪者。ビジネス基礎力、デザイン学、動画技術

来訪者が多い。旧知の市場価値測定研究所の藤田聡社長が来訪。「ビジネス基礎力」を点数化できるプログラムの説明を受ける。TOEICと同じレベルで点数化しておりわかりやすい。「若者のビジネス基礎力の水位」というデータによれば、2004年は556点、2005…

文藝春秋グラビア「日本の顔」

宮城大学での講義のため11時半に仙台駅到着。 富田さんの車で泉へ。NPOキャリア開発研究機構の横野さん、デュナミスの岩澤さん、そして私のゴルフの師匠の富田さんと泉パークタウンゴルフクラブのレストランで食事。午後の4時限目は特別講義。本年の登録…

「悩みが本業やな」--神様のお告げ

どんなことでも、それを一つの体験として生かせる人が偉いのです。同じような繰り返しで、つまらんと思う仕事をやるときもあります。そのとき、つまらんと思って無関心で過ごす人と、そうではなくて、これも一つの体験だとして受け止める人がいるわけです。…

インターゼミ(寺島塾)。5つのプロジェクトが始動!

土曜日。 午前中の教授会を終えて、九段下サテライトへ。 インターゼミ(社会工学研究会・寺島塾)は、4回目。早目に到着して寺島実郎さんと進行の打合せ。出席の先生たちと歓談。 寺島塾長から短い時間の講義。以下概要。 - ベルリンで行われた先進国サミッ…

きれいな虹をみた

9時:出勤10時40分:主に2年生向けの講義「マネジメントデザイン」。登録者は200人以上。イントロで昨日の山内昌之先生の「中東政治のねじれと30年戦争」の内容を即興で描いた図解メモで解説して授業に入る。過去の日経新聞の社説を題材とした授業。12時半:…

山内昌之「中東政治のねじれと30年戦争・オバマは成功するか?」

連休明け。 9時:学長室ミーティングhttp://www.tama.ac.jp/guide/president_room.html 11時:大学ホームページ打合せ(http://www.tama.ac.jp/) 14時50分:リレー講座(山内昌之東大教授)http://www.tama.ac.jp/info/lecture_relay2009.html 16時20分:ゼ…

軍人と文人---森鴎外の二足のわらじ人生

今日は、森鴎外について、少し書いてみる。森鴎外は、小説家として記憶している人が多いだろう。実際は、小説のほかに、戯曲を書き、詩歌をつくり、史伝という分野をひらき、翻訳にも力を注いだ、大文学者である。ところがこの人はの本務は、陸軍の軍医だっ…

「子ができて川の字なりに寝る夫婦」(柄井川柳)-渡部・谷沢

ある雑誌で渡部昇一と谷沢永一という二人の碩学が対談をしていた。この二人は万般に通じてるのでどの対談も面白い。今回のテーマは「川柳」である。 「俳風柳多留」(柄井川柳)から 子ができて川の字なりに寝る夫婦 おい女房乳を飲ませに化けて来い 米つき…

「横浜市の本体とは市民の精神であります」―原三渓(三渓園)

横浜に三渓園という公園があることは昔から知っていたが、それは原三渓という人の庭園であり、その人物が優れた人物であったことを初めて知った。「横浜は良きも悪しきも亀善のはら一つで決まるなり」といわれた原善三郎(1827年―1899年)は、1859年の横浜港…

この戦略的人生を見よ

私は、はじめから、文学というものは実業による経済的な防波堤の内側でなすべきものと決めていた。(村野四郎) やりたいことをやるためには、貧乏に耐える心構えがなければならない。そういう常識を詩人たらんとする若き村野はとらなかった。経済的な裏付け…

「レッドクリフ PART2」----「反戦」がテーマの戦争映画

208年12月、長江中流の赤壁という場所で、魏の基礎を築いた曹操(兵力80万)と、蜀を建国する劉備と呉の礎を築いた孫権連合軍(兵力5万)の戦いが行われ、孫権の宰相・周ゆと劉備の宰相・諸葛孔明の火攻めによって、曹操は2千隻の大艦隊を失い、敗れ兵を引…