「ばかものが、うねりを起こす」--たった一人の人が変えていく

k-hisatune2009-05-19

日経新聞朝刊の経済面に「多摩大学創立20周年記念 寺島実郎新学長講演会&シンポジウム」の全五段広告。一般の参加希望者は軽く1000名を超えてきている。http://www.tama.ac.jp/info/20thSymposium.html

午前中は学内で会議。

午後は「経営市場」という雑誌からのインタビュー。「ベストセラー解体全書 作家さんいらっしゃい!! 話題の著者インタビュー」というコーナー。6月中旬にE出版社から出版予定の「図解・資本論」をテーマに話をする。過去の登場者は、「14歳からの世界金融危機」の池上彰さん、「一日30分を続けなさい」の古市幸雄さんというラインナップ。宮城県出身の若い編集者との話でこの本はウェブの世界での仕掛けを多用しようということになる。
http://www.keiei-ichiba.com/636.html

知研の八木会長がみえて、N出版社へ提出する取材対象者の人選の相談。キーワードは「最先端」。

菅野先生、飯田先生、井上先生、、、。

M出版社と電話で、進行中の企画についての相談。いろいろと問題はあるが、何とか仕上げたい。

そして学内の打ち合わせ。

自宅に戻ると、注文していたWiFi&フルブラウザー搭載のデジタルカメラが到着していた。カメラから直接インターネットにアクセスできて、撮った写真や動画をかんたんにアップロードできるというもので、デジタルライフももう一段のアップが図られることになるかもしれない。これとアイフォンを使うとブログ生活も機動力が増すことになるだろう。

まだ明るかったので、愛犬チョコラを連れて一時間ほど、近所を散歩する。緑がきれいだ。「今日の一枚」は、湖面に突き出た木の上で休む青鷺。

NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」という番組に木村俊昭(43歳)さんがでていた。小樽市役所時代に職人展などの目覚ましい成功例を残した人で、その活躍から内閣府から引き抜かれて、今は地域活性化担当の企画官という管理職として、全国を飛び回っている。その動きを追った番組でなかなかよくできていた。この人からのメール配信を受けているのだが、きっかけは講演依頼だったように記憶している。たしかこのときは日程があわなかったような気がする。

この番組のタイトルは「ばかものが、うねりを起こす」で、「人を動かせるのは、人」「心に、種火をつける」「ばかものが、うねりを起こす」という地域再生の知恵袋・木村さんの言葉が紹介されていた。プロフェッショナルとはという問いに「やはり初心を忘れることなく、思いやりをもって、しっかり実践をしつつ、将来の継続進化をできていける、そういう人をプロフェッショナルというと私は思っています」と答えている。行動の人。本物である。
http://www.nhk.or.jp/professional/backnumber/090519/index.html

どのような地域でも、どのような職場でも、そこを愛し信念を持った、たった一人の人が変えていく。