郷里の中津市立小幡記念図書館への拙著71冊の贈呈式

k-hisatune2010-02-22

11時。中津市役所で新貝市長を訪問し、30分ほど話をする。市長は高校の6年先輩になる。防衛庁の役人だった。今は二期目。

11時半、北山教育長を訪問し、著書の贈呈式。「寄付受納書」を渡されたが、それには市長から私宛で、
「平成21年12月25日申込みのありました下記の寄付をお受けいたします。
 金品 久恒啓一著作等書等 71冊 指定寄付 著作図書館で管理する」と書いてあった。

中津市の小幡記念図書館に著書を寄付する儀式だ。
小幡徳治郎は福沢諭吉の弟子で、図書館の中に資料室がある。1842年中殿町に生まれる。16歳進脩館。1864年福沢の洋学塾入塾。1866年慶応義塾塾頭(24歳)、幕府開成所助教授。1871年中津市学校初代校長。1877年欧米巡歴。1890年塾長・貴族院議員。1901年社頭。1905年死去。1909年、遺言によって、土地・図書等の寄贈で小幡記念図書館設立。辞世の句「花にそむき 雁と己と旅寝かな」著書等。「天変地異」「生産道案内」「英文熟語集」「博物新編補遺」「小学歴史」「日本歴史」「洋兵明鑑」「弥児氏宗教三論」(ジョン・スチュアート・ミルの翻訳)。明治22年の慶応生科卒業生写真では、福沢の隣にいる。

前回の帰省時に訪問したら、郷土の人物の著作関係のコーナーに私の本は「図で考える人は仕事ができる」、「合意術」と2冊しかなかったので、同級生の須賀留美子市議のお世話で、著書の寄付を思い立った。

教育委員会の江口次長、荒川課長も交えて、懇談する。まとめて並べてもらって、多くの市民に読んで欲しい。

12時過ぎに、母校の中津北高校に到着。「久恒文庫」を確認した後、校長室で食事。地元の大分合同新聞中津支社の女性記者・大戸(ねぎ)佳子さんがみえて、取材を受ける。写真は、図書室の久恒文庫の前で撮る。いい記事になると嬉しい。

14時のソニックに飛び乗り、福岡空港へ。自宅到着は夜になった。

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日曜日の産経新聞に「知の現場」の書評。

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