大学院の授業--本日のテーマは「日本文化」

大学院の「インサイト・ミュニケーション」の授業。18時半から21時40分。
本日のテーマは「日本文化」。出席者は日本人9名、留学生5名。
「いき」「和歌」「蕎麦」「落語」「おみくじ」「温泉」「やくざ」「マンガ」「芸者」「酒」「地震「ひらがな」「水墨画」「琳派」に関する識者の論考・解決を図解し、全体発表。
識者は、白洲正子藤本義一橋本治田中一光谷川健一、馬場あき子、近藤啓太郎小松和彦荒俣宏大野晋、、、などそうそうたるメンバー。

以下、出席者が書いたフェイスブックへの感想の書き込み。

  • 日本文化のキーワードについて、皆さんの図解で目からウロコの連発。大変勉強になりました。外国の方に自国の文化を自分の言葉で説明できるよう、学校教育にも工夫が必要だと思います。まず先生の図解集が突破口ですね。
  • 田中一光さんの琳派を図解しました。江戸時代に入ったとたんに日本美のかたちが創出するなんて、スゴイ!やはり平和でないとね。本物を見たい。
  • 本日の図解お題は、「水墨画」。図解することで理解出来たこと、理解出来なかったこと、それぞれの関係、自分の興味の範囲が明確になります。図解は、自分自身との対話ツールにもなり得ます。
  • 鬼を選んだあと変えたお題はおみくじ。おみくじというのは、運やつきがものをいうのかと思ったら、人的に操作されたもの。世の中の大半は誰かがコントロールしているのは間違いなさそうですね。さて今回の図解で気をつけたのはキーワードで図解化することでした。さっぱりとした図解ですが、実は何回か書き直しました。あと文書の段落毎に短い題をつけて何を伝えたい文章なのか明確にして見ました。もっとシンプルに作ってみたいです。
  • 本日の担当は「ひらがな」でした。時代の流れで自ずと貴族から庶民、男性から女性まで広がっていき、複雑な漢字が日本独特な文字へとなってきました。日本語の発音を一つ一つそのまま簡単に書けるように、「古今和歌集」が生まれ、女も読める字で物語を書くために「竹取物語」が生まれ…まさに需要があっての商品という考え方で説明ができるのではないでしょうか。図解コミュニケーション、授業は残り一回のみですが。意識をしていけば日々が実践となります。
  • 今日は佐伯俊雄の芸者とゆう文章を図解しましたが、以前は歌舞伎だけ芸者と思われ、みんなは金持ちと思いました。しかしそうではないですねぇ。この文章を読んで、難しいけど、なんとなくわかりました。次回また最後の授業も宜しくお願いします✩
  • 今度日本文化について図解するのはもう二回目です。同じものとしても時間と地域によって人間の考え方が変えます。文化と歴史が繋がっていると感じています。私は皆さんがストレスを解消するために温泉に行くと思いますが、温泉の文化を読むと、思ったと違って、温泉の歴史の発展過程が大体わかりました。勉強になりました。
  • 今回のお題は落語でした。落語のザックリとした歴史と上方落語江戸落語の文化の違いは勉強になりました。一度落語を聞きに行きたいと思います。図解はただ文を図にするだけでなく、自分なりのアレンジを加えていくことが大切だと感じました。今後はより質の高い図解を目指します。
  • 本日のお題は「酒」でした。一番興味を持った箇所は『盃』でした。盃のやりとりは、日本独特の風習であり相互の近付きや関係をはっきりさせる手段としても用いられていたようです。そしてその風習(盃洗)が未だに日本酒だけに残っている。しかし、今では不潔感が漂いはじめても来ているようで、今度盃を酌み交わす行為は減ってくることでしょう。この内容から私が感じた事は、盃で契りを交わす日本人の粋なところ、わび・さびの風習が強いところが改めて好きだと。だが、残念な事に少しずつこの日本人のよい部分がなくなって来ている現実。人と人の繋がりを大切にしていきたいと改めて感じました。それを気付かせてくれたのは多摩大学大学院であり、久恒先生の講義です。今回は図解にすることで文章を分解できました。
  • 今日ほど表現に困った講義は無い。テーマタイトルは「やくざ」カタカナの「ヤクザ」では無い。ひらがなの「やくざ」である。その語源は何か?を説いている文章を図式化する。語源を辿る旅だから、当然時系列的表現も織り交ぜる必要に迫られる。時の変遷と言葉、いや言霊の源流から下流までの変化をクロスさせながら、如何に美しくかつ平易に表現するか?できるか?A4一枚の文章ながら、読み進めるにつけ悩ましさは澱がビンの底に沈殿するように溜まってくる。いくつかのキーワードに赤線を引き、ゾーンや形状のイメージが浮かび上がるの待つが、ひとつも浮かんで来ない。。。。結局、文中にある「破片」と言う言葉をそのまま絵にすると言う、微塵も工夫が感じられない表現をしてしまった。作家やアーティストが描けなくなるとは、この事か!!なんて自分を慰めてみる。結局、混乱したまま図を仕上げてしまったので、図その物も混乱している。本日は自分の構想力の無さと表現力の無さを痛感した授業でした。さて、「やくざ」の源流ですが、元々は「やくさむ」と言う言葉で神の非日常性や特殊性を文字通り日常と異なる異質なものとしてその態様を表現する言葉が、長い歴史の中で変化したものではないかと、この文章の筆者は考えているそうです。
  • 昨日の授業で和歌を選びました。何とか和歌が美しいと感じました。ネットでちょっと調べて、やっぱりそうのような文字が好きです。想像して、和歌者の気持ちを理解出来るみたいになります。
  • 昨日のテーマは蕎麦です。筆者自身の思いと気持ちから蕎麦の紹介です。戦前の蕎麦屋は必ずニ合徳利が置いてあったが、戦後はもうないです。寂しいです。戦前はつゆが辛い味ですが戦後は甘い味になったです。そぐわないです。また、藪というお蕎麦屋が紹介しました。戦前からつゆもお酒も味がずっと変わってないです。お酒といえば樽酒です。鰹節のだしの匂いは今の若者が嫌いです。情けないです。。。以上は筆者の感想です。。。
  • 「和」という言葉の魅力を感じました(例:和語、和文、和歌、和服、和食など)。日本の文化が単純にひとくくりにできるものではなく、様々な要素を含んでおり、古代から中世にいたっては中国を中心としたアジアの近隣諸、そして明治以降の近〜現代では欧米からの影響を受け、吸収・取捨選択を繰り返し、様々な手が加えられて独特な展開を遂げている(例:水墨画、おみくじ、浮世絵、琳派など)。この中で、初めて見たの言葉が結構あります。図解で表すと、内容をもっと理解しやすくなりました。
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名言の暦 7月17日

命日

  • アダム・スミス1790:利己心の発揮は見えざる手を通じて社会の利益を増大させる
  • タイ・カップ1961:バッターの素質で最も大切なのは、打席で怖がらないことだ。当てられることを恐れなければ、いいバッターになれる。
  • 市川雷蔵1969:
  • 石原裕次郎1987:人の悪口は、絶対に口にするな。人にしてあげたことは、すぐに忘れろ。人にしてもらったことは、生涯忘れるな。


生誕

  • 安達峰一郎1869:
  • 江戸英雄1903:経営者は人間として部下と対峙できるか。その時、自分を支えるのは公私のけじめをはっきりさせた身辺の清潔さである。
  • 青島幸男1932:面白がってやっているヤツと、苦労してやっているヤツと、どっちが勝つかな。やっぱりさ、面白がってやっているヤツにはかなわないんだよ。