2006-08-01から1ヶ月間の記事一覧

「My Town 泉」での連載エッセイ第1回  「奇妙な肩書き」

自宅と大学のある仙台の泉パークタウンの新しいマガジンにエッセイの連載をすることになった。そろそろ、出回る頃かな。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ひょんなことから犬を飼うことになった。それまで住んでいた高森の住居では犬を…

方言(専門用語)とどう向き合うか

今や標準語に押されて全国各地の方言は旗色が悪い。地方独特の文化の基盤である方言と全国共通の標準語との関係はどうなっていくのだろうか。さて、ビジネスマン時代、職場を変わるごとにその部門特有の専門用語が障壁となって仕事を覚えるスピードが鈍った…

大崎市行政改革推進委員会の初会合に出席

午後行われた第1回会合に出席したが、私はこの委員会の会長に選出された。新たに就任した伊藤市長も2時間の会議にずっと出席されて、挨拶や発言もされた。今回は、まず、市側から基本方針や計画策定フロー、委員会の業務工程、補助金のあり方などの説明を受…

タイムマネジメント

秋葉原にある大手旅行会社の本社で研修講師をつとめたので、東京日帰りだった。対象は20代の後半の若手第一線の支店社員だった。事務局からは、タイムマネジメントの重要性とその技術についても指導して欲しいとの注文もあったので、そちらよりに話をしてみ…

東和町(「岩手県)の萬鉄五郎記念美術館、宮沢賢治のイギリス海岸

立ったまま入浴するという名物の「白猿の湯」(1.5mの深さ)など昨日から3度楽しんで、鉛温泉の藤三旅館を後にする。この歴史のある旅館は、田宮虎彦(1911−1988年)の小説「銀心中」(しろがねしんじゅう)の舞台となった旅館である。今日の目的地は花巻市…

株式会社デュナミス 第1回定例株主総会に出席

宮城大学卒業生でつくる株式会社デュナミスの第1回株主総会が、21世紀プラザで行われ出席した。代表取締役、および各事業部長(取締役)からの説明を受けた。残念ながら前期は若干の赤字となった。今期は売り上げ高利益率10%を目指す。戦線が着実に拡大し、…

卒業生O君(人材ビジネス業界)が研究室に現われる

12時、人材ビジネス業界に就職した6期生のO君が研究室に現われた。私のゼミを卒業して1年半になるが、雰囲気はあまり変わっていない。今は、大学や専門学校のキャリア部門に対するアドバイスや情報提供を行う仕事をしているそうだ。もともとこういう分野に興…

くりこま高原若者自立塾

大学院に社会人院生として在籍していた佐々木豊志さんが主宰しているNPO法人くりこま高原・地球の暮らしと自然教育研究所が、平成18年度厚生労働省委託実施事業である「くりこま高原 若者自立塾」を開くことになった。引きこもり・ニートに悩む若者を応援す…

旧友たちとの再会

ある雑誌のインタビューを受けた。担当の女性編集者とは2度目の仕事だが、この方のご主人とは小学校から高校までの友人である。今回は一緒に仙台の大学まで見えることになっていたので、楽しみにしていた。2時間ほどの受け応えのあと、歩いて仙台ロイヤルパ…

人間は習慣の束である

このブログ日記の連続記入も先週で700日を超えた。気がつかないうちに自然に超えたという感じだ。書き込むことがもはや習慣になってしまった感もある。「人間は習慣の束」だから、よい習慣を持つことは、よい生活、そしてその結果、よい人生につながっていく…

近代日本には偉い人が多い。「人物記念館を訪ねる旅」の連載12回目は岡倉天心

早いもので、PHP「ほんとうの時代」でのこの連載も12回目の「岡倉天心」で、丸1年たったことになる。1. 後藤新平 (政治) 岩手2. 司馬遼太郎(小説) 大阪 3. 福沢諭吉 (学者) 大分4. 岡本太郎 (絵画) 東京5. 原 敬 (政治) 岩手 6. 樋口…

母・子ども・孫・ひ孫で食事会

九州から母が上京してきた。九州に上陸した台風で飛行機が飛ばなくなったため、急遽自由席券で新幹線の小倉で飛び乗り、新横浜までやってきた。母は昭和2年生まれで79歳になるからこちらも驚いた。戦争を乗り切った世代は強い。広島からは席に座れたとのこと…

「プライス 若沖と江戸絵画」(東京国立博物館)−−−蒐集家という人生

気になっていた東京国立博物館で開催中の「プライスクレクション 若沖と江戸絵画展」を観た。「近世絵画研究者でプライスコレクションを知らない人がいるとは考えられない」といわれる老舗コレクション(江戸絵画を600点ほど蒐集している)の創設者は同志で…

昭和30年代半ばの貧しい生活の断片と豊かな記憶−−旧友との再会

お互い小学生だったから。40数年ぶりになるだろうか。新宿のサザンタワーホテルでゆういっちゃんと会った。一緒に遊んだ友達たちの当時の様子とその後の消息情報の交換。今まで消えていた記憶がにわかに蘇ってきたり、懐かしい顔が浮かんできたり、確かに我…

映画「狩人と犬、最後の旅」

1962年生まれのニコラス・ヴァニエ監督の映画を観た。カナディアンロッキーのユーコン準州の世界遺産のあるクルアネ国立公園のある北極圏原生林が舞台である。最後の狩人、ノーマン・ウィンターの物語。7頭の犬・夏はカヌー・冬は犬ぞり・トナカイ・熊・鮭・…

澤田美喜記念館

エリザベス・サンダース・ホームを創立した澤田美喜の記念館は、神奈川県大磯の駅前の深い緑の中にあった。1901年生れの美喜のことは、東京上野の旧・岩崎家住宅見学の時に知った。そのため、大磯にある記念館を訪ねた。駅前の道路を渡ると、ホームの敷地に…

目についた記事からーーー人物の旅

和歌山県田辺市の南方熊楠顕彰館が5月にオープン(2月11日・日経)三好京三記念室が奥州市前沢に4月に設置(5月3日・河北)石坂洋次郎記念館は13年間の教員生活を送った秋田県横手市にある(5月4日・河北)秋田文学資料館が4月に開館(3月17日・河北)後藤新…

「シンドラーのリスト」

第二次大戦で4600人のユダヤ人にヴィザを出して救った外交官・杉原千畝は、日本のシンドラーと言われている。石巻文化センターに資料展示している弁護士・布施辰治は日帝時代の朝鮮人の弁護を無償で手がけ、韓国人から日本のシンドラーと呼ばれている。この…

「大地の咆哮」の著者・杉本信行氏逝く

外務省勤務33年のうち14年間近くを北京・瀋陽・台湾・北京・上海で過ごしてきた杉本信行は、2006年5月に「大地の咆哮」を書いたが、その数ヶ月後の8月3日、肺がんで亡くなった。杉本の中国観は、外務省での地道な情報の積み重ねと分析と現地での政治・経済両…

幼馴染みの「ゆういっちゃん」は樋口裕一(ベストセラーの著者)さんだった

木曜日の夜に、小学校4-5年までの幼馴染みの「ゆういっちゃん」からメールで40数年ぶりに連絡があった。「樋口裕一と申します。『頭がいい人、悪い人の話し方』の著者といえば、お分りいただけますでしょうか。、、」から始まる文面で、次郎さん、三平君、ヨ…

大崎市行政改革推進委員会

宮城県でも市町村合併の嵐が吹き荒れた。合併劇が繰り広げられ、新たに誕生した市は生き残りをかけて新たな出発を模索している。県内では、栗原市、気仙沼市、石巻市、加美町、そして大崎市などが誕生した。大崎市は人口約13万9千人。面積は79,676haというか…

「希望のニート」

NPO法人知的生産の技術研究会の機関誌「知研フォーラム」8月号が届いた。170頁の大作だ。通巻290号というから気の遠くなるような年月発行し続けていることになる。今号は、「生き方特集」と「ロシア特集」である。テーマと書き手もバラエティに富んで読み…

教授たちの教育能力開発のための研修会

大学ではFaculty Development(FD)という教授たちを対象とした研修会がある。FDは教育についての能力開発という意味である。私の勤務する大学でも今年で3度目になる全学FDの真最中である。全体会と共通教育部会で丸一日。各学部と大学院で一日、3学部ある…

話題の書二冊

話題になっている書を読んでいる。

石ノ森漫画館

石巻市にある「石ノ森漫画館」への訪問は二度目である。もちろん、郷土が生んだ漫画家・石ノ森章太郎を記念した建物であるが、誕生の地に建つ記念館が石ノ森章太郎個人に焦点があたっているのに対し、こちらは個人はもちろんだが、漫画そのものに重点をおい…

布施辰治(石巻文化センター)

2年ほど前に、河北新報で布施辰治という名前を見かけた。私にとっては懐かしい名前である。高校2年生のとき、岩波新書の「ある弁護士の生涯」という本を読んで、布施辰治という人物の生き方に感動した。私はこの時点で進路に決断を下した。法学部に行って弁…

劇団わらび座ミュージカル「棟方志功 炎じゃわめぐ」 仙台公演

秋田県の田沢湖芸術村に本拠を構える劇団わらび座のミュージカル公演を観るのは今回で3度目である。仙台のイズミティでの「アテルイ」、秋田のわらび座の劇場で見た「宮沢賢治」、そして今回の「棟方志功」だ。わらび座のテーマは常に東北を意識していて、…

顧客の視点

どのような業態においても顧客は、表面上は神様扱いである。小売業においても、交通業においても、医療業界においても、そして行政においてすら「顧客」は建前上は大切にされていることは疑う余地はない。しかし、私たちが実際にレストラン、眼鏡店、タクシ…

今日の訃報から--昭和2年生まれのそれぞれの人生

今日の新聞では、訃報が目についた。88歳の鶴見和子(政治家・後藤新平の孫、政治家・鶴見祐輔の娘、哲学者・鶴見俊輔の姉) と79歳の吉村昭。吉村昭は、「戦艦武蔵」「天狗争乱」「破獄」などで知られる歴史作家。大仏次郎賞、太宰治賞、菊地寛賞、読売文学…

夏の計画

梅雨が明けないまま、8月に入った。今、夏の計画を立てている。毎年、年始に年度の計画を立てるが、連休と夏は別途やるべきことを書き出しておくのが習慣となっている。何事も無計画では実現はしない。書き出すことによって、意識の中にやるべきことがイメー…