2011-05-01から1ヶ月間の記事一覧

図書館で静謐な雰囲気に浸る時間は至福の時間

今書いている本の原稿の最終段階に入っていて、調べものが多く、図書館に出入りしている。 昨日は、職場の多摩大の図書館。本日は、相模原市の橋本図書館。 多摩大図書館は、明るくこぎれいな施設で、学生たちが真面目に勉強している。何人かの顔見知りの学…

奈良本辰也編「日本の藩校」(淡交社)

奈良本辰也編「日本の藩校」を読了。日本の藩校 (1970年)作者: 奈良本辰也出版社/メーカー: 淡交社発売日: 1970メディア: ?この商品を含むブログ (1件) を見る先日読んだ「日本の私塾」の姉妹書である。徳川幕府の昌平黌を頂点に全国藩に多くの藩校ができた…

執念と礼節のコレクター・安宅英一(日曜美術館)

NHK教育テレビの「日曜美術館」は気に入っている。この春からは、音楽の千住明と森田美由紀アナウンサーのコンビだが、その前の壇ふみと姜尚中のコンビも好きだった。今日の夜の再放送は、「希代の東洋陶磁器コレクター・安宅英一 狙った名品は逃がさない…

奈良本辰也編「日本の私塾」(淡交社)

奈良本辰也編「日本の私塾」(淡交社)を、興味深く読んだ。日本の私塾 (1969年)作者: 奈良本辰也出版社/メーカー: 淡交社発売日: 1969メディア: ?この商品を含むブログ (1件) を見るこの本が出たのは昭和44年である。私が九大に入学した年だ。東大が紛争に…

名を成した日本の偉人はどのように勉強したか?

人物について調べていると、彼らが実行した勉強の方法に遭遇し、興味が尽きない。幾人かを並べてみよう。 名を成した日本の偉人はどのように勉強したか? キーワードは、継続・時間管理・日記・旅、、、。 - 本多静六本多静六は25歳からアルバイトとして一日…

「オバマ政権の環境変化と日本関係への影響」(渡部恒雄)

本日のリレー講座は、東京財団上席研究員の渡部恒雄先生の講義。 ワシントンの「東アジア政策」の決定に影響力のある重要ポジションは3つ。国務省東アジア担当。NSCアジア上級部長(大統領特別補佐官)。国防総省。 最近人事異動があった。アフガンから…

関東大震災に遭遇した先人の風景

原三渓 「横浜の本体とは市民の精神であります」関東大震災で横浜も大打撃を受けた。横浜復興会の会長に推された原三渓は、横浜の外形が焼き尽くされたに過ぎない、横浜は厳然となお存在している、横浜を支えてきた人々が存在するではないか、そして横浜の本…

自治大学校で幹部職員研修の講師

先週に引き続き、自治大学校での講義。 60名のグループのうち、先週の残りの30名が受講。13時から16時50分まで。 写真は、パノラマ撮影を試してみました。 受講生の所属は、山口県呉市、岡山県井原市、和歌山市、鳥取市、香川県さぬき市、熊本県益城町、長崎…

「関東大震災」(吉村昭)と「日本復興計画」(大前研一)

1977年刊行の文春文庫「関東大震災」の新装版である。全東京市の死者の55%強(3万8千人)を数えた本所横綱町にあった被服廠跡の大惨事は詳細を極めている。この地には現在は復興記念館が建っている。 同じ著者の「三陸海岸大津波」(文春文庫)と同じく読ん…

ニコニコ生放送で、大相撲技量審査場所の千秋楽を楽しみました

お気に入りの小型カメラを持って南大沢のアウトレットまで歩きました。初夏を思わせる快適な散歩となりました。途中で美しい風景を撮影。行きつけの店で、帽子を購入。 しばらくゴルフをやっていないが、久しぶりにテレビで最終日を堪能しました。 とおとう…

望月照彦先生の「思想としての多摩」 多摩学研究会は望月照彦先生。昨年からの同僚の発表会の最後を飾るにふさわしい素晴らしい講義だった。全員がこの優れたアジテーターの卓説に感動。この半年で150冊の本を読んだそうだ。 「未来を生み出す、知の共同体」…

お金の雑誌「あるじゃん」にインタビュー記事

リクルート発行の「あるじゃん」。「お金のチカラは一生モノ!」がキャッチで、「お金に困らない人生を送るための貯まる&増やす知恵や商品情報」を読者に届けようというのが、編集長のメッセージ。 この雑誌の5月21発売の最新号にインタビュー記事を書きま…

「日本とロシアの現状と両国関係」

本日のリレー講座の講師は、クラコーフ ワシーリー(新潟市ロシア交流担当顧問、前・在新潟ロシア総領事)氏で、演題は「日本とロシアの現状と両国関係」。要旨は下記。 福島原発。東電に責任はあるが、メーカーであるGEの責任も大きい。 日本人の人生観、…

ビジネススクエア多摩クラブ発足式が盛大に行われました

午後は、まず京王永山のJTBフォレスタ永山で「ビジネススクエア多摩クラブ発足式」。 多摩市の創業支援施設・ビジネススクエア多摩が4月1日に出発し、入居も順調に推移している。このBS多摩を支援する組織として「BS多摩クラブ」を発足させた、その発…

立川の自治大学校に初出講

立川の自治大学校に出講。 このあたりは、警視庁、都消防庁、食糧庁、東京電力、都水道局、陸上自衛隊駐屯地、立川地域防災センターなど、防災関係の官庁街になっている。 立川飛行場は、1922年に帝都防衛構想の中核拠点として設置された。その後、民間空港…

「先見経済」の会議特集に「タテの会議 ヨコの会議」が登場しました

清話会発行の「先見経済」という雑誌の5月号の特集「とっておき会議術--組織に自発的行動の新たな息吹を」にインタビューを受けている。4ページの大きな記事だ。私の「タテの会議 ヨコの会議」(ダイヤモンド社)を読んだ編集者から申し込みのあったものだ。…

東寺(教王護国寺):空海の曼荼羅

東寺(教王護国寺)。東寺は曼荼羅の寺である。 曼荼羅とは輪円具足、すなわち満ち足りた世界ということ。悟りの内容を図絵であらわしたもの。胎蔵界は大日経により大慈大悲の世界をあらわしたもの。金剛界は混合頂経による智の世界をあらわしたもの。 密教…

インターゼミ(社会工学研究会)。寺島学長から。 中里介山。羽村。アメリカ観察。大菩薩峠。甲州と東京の堺。甲州は八王子千人同心。 白洲次郎。東北電力会長。九電力体制に役割。ポツダム政令。松永安左エ門 この一週間:5月10日、京都東本願寺で親鸞の講…

写真集「巨大津波が襲った 発生から10日間 東北の記録」河北新報

緊急出版・特別報道写真集「3・11大震災 巨大津波が襲った 発生から10日間 東北の記録」(河北新報社)。 東日本大震災発生から10日間、地元の東北ブロック紙・河北新報は、安穏な暮らしを根こそぎにした震災を懸命に伝えることで、立ち直りの力につなげ…

単行本「志」は、オーディオブック、電子出版、文庫化へ。

新神戸から新横浜。いったん自宅に戻って、大学へ。 留守中の雑事を秘書と片づける。 5限のゼミは3つのプロジェクトにわかれて議論。 6限はゼミの図解講座。寺島実郎「世界を知る力」と佐々木俊尚「キュレーションの時代」と私の「図解で身につく!ドラッカ…

淡路青年会議所で講演

淡路島での講演のために出迎えていただいた淡路島青年会議所の中村さんの車で、雨の中まず明石海峡大橋のたもとの公園にある神戸の人物記念館を訪問する。 孫文記念館(移情閣)。 神戸で活躍した中国人実業家・呉錦堂(1855-1926年)の別荘・松海荘で1913年…

今を生きる親鸞ー寺島実郎(京都東本願寺)

京都東本願寺で行なわれた「これからの仏教を考えるーー今を生きる親鸞」と題した講演会に参加した。 寺島実郎さんが3年前の高野山での「現代を生きる空海」に続き、親鸞についての講演をした。聴衆は全国各地の浄土真宗の指導的立場にある人たちである。長…

直木三十五記念館。井植歳男記念室。

ウメサオタダオ展の余韻み浸りながら関西にいます。 太く長い壮大なる人生。愛国者。梅棹忠夫の目。鋭利な着眼、大きい構想、意表を突く作戦。軍事的才能。司馬遼太郎は日本を描いた、宮澤喜一は世界を見た、梅棹忠夫は人類を考えた。大阪谷町に直木三十五記…

ウメサオタダオ展

午後一時に大阪の万博公園内にある国立民族学博物館に到着。NPO法人知的生産の技術研究会の有志メンバーによるツアー だ。民博で開催中の「ウメサオタダオ展」を見学する会である。梅棹忠夫先生はこの民博の初代館長であり、私たち知研の顧問を長くつとめ…

九段にてインターゼミ(社会工学研究会)

インターゼミ(社会工学研究会)。寺島学長の連休はサンフランシスコ、仙台、台湾。そこをきっかけとした講義。 1951年のサンフランシスコ講和条約・日米安保から60年。中国は台湾と締結。1972年の日中国交回復まで。 5月6日は中華民国の辛亥革命100年。国父…

連休明け。授業が3連発。

連休明け。授業が3連発。 講義「マネジメントデザイン1」の4回目の授業。 前回アンケートの質問への回答。前回の学生の図解「私の大学生活」の講評。リレー講座「関志雄」講義の概要。関東大震災からの復興を記念した復興記念館の訪問記。そして日経新聞の…

池田英一の「種を撒け」・親鸞の長寿・世阿弥の「初心」

伊豆高原を9時過ぎに出発し、一碧湖近くの池田20世紀美術館、10時半から伊豆スカイラインを疾走し、十国峠あたりから、Toyo Tire ターンバイクへ降りて、小田原厚木道路、厚木から自宅までというコースで、渋滞もなく、スムーズに帰れた。また家族旅行をしよ…

伊豆高原。

急きょ決まった家族四人の久しぶりの家族旅行で伊豆高原を目指す。やっと泊まるところがとれた。 東名に乗るあたりから渋滞が始まるが、全員一緒なのでこのドライブも楽しい。目的地に着くことが目的ではない。 唯一の観光は、伊東市の城ヶ崎の吊橋。星野哲…

「親鸞」の「歎異抄」と「教行信証」を読む

中央公論の「日本の名著」シリーズの「親鸞」を読んだ。 「歎異抄」は、弟子が親鸞の言葉を思い出しながら書き綴ったもので、読み始めるとあっけないほど短い。ただひとつの教えを繰り返し述べているという風情だ。 またあらゆる書物を紐解きながら親鸞自身…

2010年度(平成22年度)の教員活動報告

2010年度(平成22年度)の教員活動報告(以下)と2011年度活動計画を連休前に提出。 - 教育 1 講義:マネジメントデザイン1(必修)−図解技術を習得し「日本の論点」を材料に力を付けた 2 講義:マネジメントデザイン2(必修)−ライフマネジメント論の講…