毎週月曜に発行のメルマガ「久恒啓一の『学びの軌跡』」が第1345号に達しました。

2005年5月からまぐまぐでメルマガを毎週月曜日に発行してきました。

当初は「ビジネスマン教授日記」という名前でしたが、今は「学びの軌跡」と名前と内容を変えています。学びの報告です。

本日で1345号です。17年目に入っています。配信数は、まぐまぐ(4500)と独自配信(2000)とあわせて6500ほど。

1週間の活動のまとめを配信。久しぶりに会う友人たちも、このメルマガで近況を知ってもらっているので、便利です。野田一夫先生のハガキ通信「ラポール」と同じ役割を果たしてくれています。

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久恒啓一の「学びの軌跡」第1345号

久恒啓一図解Web http://www.hisatune.net
ブログ「今日も生涯の一日なり」http://d.hatena.ne.jp/k-hisatune/
メール:hisatune@gmail.com
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おはようございます!
皆さん、お元気ですか?

関東地方豪雨の中、小田原、湯河原、真鶴で遊んできました。

●10月1日発売のユーキャン「聞いて味わう 人生の名言」(久恒啓一監修。CD全12巻))https://k-hisatune.hatenablog.com/entry/2022/10/03/000000
●10月3発刊の週刊現代の「名言」関係でコメントしています。
https://k-hisatune.hatenablog.com/entry/2022/10/04/000000
●ユーチューブ「遅咲き偉人伝」の18回目は「柴田トヨ」(詩人)。
https://k-hisatune.hatenablog.com/entry/2022/10/08/000000_1
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「図解塾」第6期スタートーー今期のテーマは梅棹忠夫「文明の生態史観」
https://k-hisatune.hatenablog.com/entry/2022/10/05/000000
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「幸福塾」は12日(水)です。
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◎人物記念館の旅
真鶴町 https://k-hisatune.hatenablog.com/entry/2022/10/08/000000
中川一政中川一政記念美術館
・遠藤春雄:遠藤貝類博物館
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以下、noteに書いた「名言との対話」(明治誕生日編)です。
詳細はhttps://note.com/hisatune/m/m3ac0f7b2e0e9を参照してください

10月9日。水原秋桜子「俳句は抒情詩である」「瀧落ちて群青世界とどろけり」 
10月8日。沖中重雄「書かれた医学は過去の医学であり、目前に悩む患者の中に明日の医学の教科書の中身がある」 
10月7日。村野四郎「文学、、は実業による経済的な防波堤の内側でなすべきものと決めていた」
10月6日。ル・コルビュジェル・コルビュジェの何かを日本に残したい」 
10月5日。佐々木喜善「どうせ食えないのだ。ならば書きたいことを書いてから死にたい。わたしは小説を書く。儂ァ話者じゃない、作家だ」 
10月4日。日野原重明「しかし、人間は生き方を変えることが出来る」 
10月3日。津田左右吉「「人」を知るには、知らうとするもの自身が
それを知り得るだけの「人」であることが必要」 
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〇先週読んだ本。

・雑誌『俳句』2021年7月号の特集「没後40年 水原秋櫻子の「現在」」(KADOKAWA)
・『沖中重雄先生の夢ー医の道に学ぶ』(沖中重雄先生顕彰会編)『私の履歴書』(日経新聞
三好京三『遠野夢詩人 佐々木喜善柳田国男』(PHP
津田左右吉『学究生活五十年』(青空文庫
津田左右吉『歴史とは何か』(青空文庫POD)
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以下をクリックしていただけると嬉しいです。毎日書いているブログです。
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●2022-10-09 「2022年秋、コロナ危機を超えて」ーー寺島文庫リレー塾第1回。https://k-hisatune.hatenablog.com/entry/2022/10/09/000000
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●2022-10-08 ユーチューブ「遅咲き人伝」第18回「柴田トヨ」をリリース。https://k-hisatune.hatenablog.com/entry/2022/10/08/000000_1
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●2022-10-07 豪雨の中、真鶴町立・中川一政真鶴美術館と真鶴町立・遠藤貝類博物館を訪問。「独学の画家」中川一政と「貝類コレクター」遠藤春雄に感銘を受ける。https://k-hisatune.hatenablog.com/entry/2022/10/08/000000
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●2022-10-06 小田原から湯河原へ。万葉歌碑と美術館の旅。
https://k-hisatune.hatenablog.com/entry/2022/10/06/092100
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●2022-10-05 「図解塾」第6期スタートーー今期のテーマは梅棹忠夫「文明の生態史観」https://k-hisatune.hatenablog.com/entry/2022/10/05/000000
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●2022-10-04 週刊「現代」10月8日号にインタビュー記事
ーー「名言を声に出す、名言を耳で聴く」という流れ
https://k-hisatune.hatenablog.com/entry/2022/10/04/000000
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●2022-10-03 ユーキャン「聞いて味わう 人生の名言150」(久恒啓一監修)が発売ーー「CD」全12巻+副読本2冊。
https://k-hisatune.hatenablog.com/entry/2022/10/03/000000
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◎note「名言との対話」
 https://note.mu/hisatune
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宛先:hisatune@gmail.com 感想等お待ちしています。
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立川のオステオパシーで体を調整してもらう。

以下、定例のZOOMミーティング

・デジタルメディア研究所ミーティング

・力丸さんとの定例ミーティング

・深呼吸学部ミーティング

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「名言との対話」10月10日。愛知揆一「百術は一誠にしかず」

愛知 揆一(あいち きいち、1907年10月10日 - 1973年11月23日[2])は、日本大蔵官僚政治家

参議院議員から衆議院議員に転じ、内閣官房長官外務大臣大蔵大臣などを歴任した。

東京都千代田区出身。父が東北帝大教授に就任したため仙台に転居。旧制二高から東京帝大法学部政治学科を卒業。卒業後は大蔵省に入り、官房長、銀行局長として活躍。

1950年、第2回参議院選挙で自由党から初当選。吉田茂首相の側近13人衆となり、吉田茂内閣の通産大臣兼経済安定審議長長官。1955年、衆議院選挙で当選、保守合同となった自由民主党に参加。岸信介政権で官房長官法務大臣自治庁長官、。池田政権で文部大臣兼科学技術庁長官。佐藤派五奉行となり、佐藤政権で外務大臣。田中内閣で大蔵大臣となり、1973年の変動相場制、オイルショックの狂乱物価に対応し、激務の中、風邪をこじらせ、急逝する。後任は福田赳夫である。66歳の若さだった。愛知揆一の最後の言葉は、慶応病院に運ばれる途中で、「俺は、俺は、こんなことではしなないぞっ」だった。

国会における追悼演説は、宮城の同一選挙区の社会党佐々木更三であった。当時の議長は前尾繁三郎。演説を読んでみた。数々の重責を担い期待に応えたことなどを高く評価した上で、次のようなことも語っている。

保守の愛知、革新の佐々木。政敵として論戦。好敵手。「自信をもって大いに立ち向かってまいりたい」とインフレ収束に向かう言葉が国会での最後の言葉だった。「百術は一誠にしかず」と揮ごうしていた。、、、。以上、名演説だった。

現役の国会議員が亡くなると、国会で追悼演説が行われる。慣習がある。そのとき、演説者は同選挙区や近隣選挙区の反対党から出すケースが多い。党首経験者クラスとなると対立党の党首、党首経験者が行うことが慣例となっている。

1960年の浅沼稲次郎には池田勇人、1975年の佐藤栄作、1979年の成田知巳には大平正芳、1980年の大平正芳には飛鳥田一雄、2000年の小渕恵三には村山富市が追悼演説にあたっている。

近々行われる安倍首相の追悼演説は、民主党で総理になった立憲民主党野田佳彦最高顧問が行うことになったようだ。どのような演説になるだろうか。因みに、浅沼稲次郎追悼の池田勇人は、この追悼演説で名をあげている。

愛知揆一ほど、要職大臣をつとめ続けた政治家も珍しい。何を任されても立派な業績をあげ続けたからだろう。首相もつとまっただろうという評価もある。愛知揆一の座右の銘は「百術は一誠にしかず」であった。そのとおりの人生を歩んだのだろう。この言葉を信条とする政治家は多い。魑魅魍魎の住む政界でも、愛知揆一以外にも、保利茂鈴木俊一細谷英二小沢一郎などもこの言葉をあげていいた。私心をもたず誠実に問題解決にあたれという戒めである。何事かをなそうとする人には、この言葉を深くわきまえてもらいたいものだ。