2010-07-01から1ヶ月間の記事一覧

本日のキーワード採取メモから

午前中は教授会。午後はプレゼミをめぐるティーチイン。夕刻はインターゼミ。本日のキーワード。 東アジア国際学生ネットワーク・東大北京大精華人民大ソウル大・キャンパスアジア構想・単位互換・シンポジウム・日米学生会議・北京・環境・経済・食糧・英語…

「知的生産貫いた革命家」梅棹忠夫さん--日経夕刊「追想録」

30日の日本経済新聞夕刊の「追想録」は7月3日に急逝した梅棹忠夫先生(民族学者)の記事だった。 タイトルは「知的生産貫いた革命家」で、書いたのは編集委員の中沢義則さんだ。先日この中沢さんから電話取材を受けたが、梅棹先生の生涯を語る素晴らしい記事…

今日の「9時−5時」

9時:出勤。秘書と打ち合わせ。スケジュール、講演資料、、。 9時半:学長室ミーティング 11時:ホームページ改善打ち合わせ 12時:教員ラウンジで趙先生、金先生、今泉先生、諸橋先生、樋口先生、、。いろいろなプロジェクトが進む。iPad談義。 13時:多摩…

「超える会」で講演−−「アタマとココロに革命を!」

「超える会・TOKYO」の7月例会で講演。市川猿之助に縁のある赤坂の「うま家」の2階。 2世・3世の経営者の会で、会長の近藤洋介さんとは仙台時代の知り合いだ。老舗のケーキ屋の跡継ぎだったが、いつのまにかバスケットリーグの興隆のための仕事をしてい…

「神は細部に宿る」−−多摩大ホームページの最近の更新から

多摩大ホームページは学長室で所管しており、毎日のように更新を重ねてきました。 学内情報の収集、細かいデザイン、学内の動きへの感度、各セクションとのコミュニケーション、全体のコンセプトの中での微調整、新しいメディアへのトライアル、広報センス、…

仙台の夜

仙台でひと仕事終えて夕食は駅前で摂る予定だったが、ゲリラ豪雨で駅前は水浸しという情報が入り、急遽少し離れた勝山館で摂ることになった。今年は先日の郡山もそうだったが、どうやら水難の年らしい。仙台時代に親しくしていた富田さんと横野さんと三人。…

「何者でもない自分」からの出発

「30歳からの人生リセット術」(創元社)が書店に並び始めました。この本を書いた意図を「はじめに」に書いていますが、若いビジネスマンに役立てて欲しいと念じていますので、「はじめに」の文章を掲載します。http://www.amazon.co.jp/dp/4422100874 −−−−−…

「占有権は日本、管理権は米軍」というシンガポール方式へ

リレー講座補講の寺島学長の講義のポイント。 多摩は日本の政治のリトマス試験紙。無党派層が多い。多摩市長選でみんなの党が善戦した。 相関に目覚めた人が知的な人。 大英連邦を持つ英国のしたたかさと、大東亜共栄圏諸国から反発を受ける日本。 もともと…

「図解で身につく!ドラッカーの理論」(中経の文庫)の見本を入手

中経出版から「図解で身につく!ドラッカーの理論」(中経の文庫)の見本をもらった。来週発刊。文庫版で600円。テスト販売では好調の由。初版は大きな部数になったので、楽しみだ。ドラッカーブームだが、文庫本はこの本以外にはないそうだ。「しかし、こう…

梅棹忠夫先生のこと

7月3日に国立民族学博物館を創設した梅棹忠夫先生が亡くなり、連日のように様々の新聞で業績や人柄の紹介が行われている。 その一環として名著「知的生産の技術」の関係者ということで、私にも新聞社からインタビューの申込みがあった。先生との思い出、感銘…

多摩の志企業「マイプリント」で社員研修

午後から夕方にかけて多摩市永山にあるマイプリントという企業の研修講師をつとめた。大学から車で5分ほどのところにある。年賀状印刷と婚礼印刷を二つの柱とする企業で、年間120億円ほどの売り上げがある。先日、研修に先立って印刷工場を見学したが、磨き…

三枝成彰「最後の手紙」」初演−六本木男性合唱団

同僚の樋口裕一さんから誘われて、サントリーホールで行われた「六本木男性合唱団倶楽部10周年記念公演」である「最後の手紙」の初演を聴きに行ってきた。この演目は三枝成彰さんの作曲。 三枝さんは1962年(昭和62年)の東京芸大一年生のときに読んだ「人間…

「葦わけ小船」(あしわけおぶね)から−−本居宣長の文芸論の処女作

「葦わけ小船」(あしわけおぶね)は、本居宣長の20代の作品で、宣長の文芸論の処女作である。「よい歌」とは何か、を論じている。歌はまさに「本」であり、すべてはここから生まれているということだ。宣長の生涯のテーマ「物のあはれ」に通じる所論である…

宇井山踏(ういやまぶみ)から−−本居宣長

本居宣長の「宇井山踏」は、宣長が畢竟の大作「古事記伝」を34年の歳月をかけて書き終え、門生たちから学びのための道しるべを書いて欲しいとの懇望があったのにようやく答えることにした書物である。何を学ぶか、いかに学ぶかが主題である。漢意(からごこ…

ディアスポラ

神保町で神田古書センタービルを探訪。一階から九階まで専門の違う古書店を歩く。上の階に行くほど怪しげな世界になっていく。「国史大事典」は145000円の値段がついていた。「福沢諭吉の手紙」(岩波文庫)と「日本を問い続けて−−加藤周一、ロナルド・ドー…

新著「30歳からの人生リセット術」(創元社)の見本が届く

7月20日発行の新著の見本が届きました。大阪の創元社の30代初めの若い編集者からの要請があり、悩み多き30代に向けての「人生論」という内容になりました。従来多かった仕事論よりも、人生全般を扱っています。 「30歳からの 人生リセット術」というタイトル…

「反体制の詩人」佐高信と寺島実郎の対談から

「新しい世界観を求めて」(佐高信・寺島実郎:毎日新聞社)を読了。 反体制に立っている佐高信と肌合いの違う寺島実郎との対談は、互いの立ち位置をくっきりと浮かび上がらせた。寺島の考えていること、本音がより直截に出てきた内容になっているので、大変…

細川護煕「内訟録−−細川護煕総理大臣日記」

細川護煕「内訟録−−細川護煕総理大臣日記」を読む。内訟録―細川護熙総理大臣日記作者: 細川護熙出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社発売日: 2010/05/26メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 36回この商品を含むブログ (17件) を見る元熊本県知事の細川は92…

創業者・経営者の「美術館」という社会貢献

人物記念館を巡っていて不思議に思っていたことの一つは、小説家、画家、彫刻家などの記念館は多いが、実業人・経営者の記念館はあまりないということだった。書物、絵画、彫刻などは形があり、展示する方向が明確であるからだろうと考えていたが、起業家や…

「オルセー美術館展2010 ポスト印象派」(国立新美術館)

六本木の国立新美術館で「オルセー美術館展2010」が開催中だ。 1900年のパリ万博を見越して鉄道が延長され、セーヌ河畔にホテルを併設する駅が建設された。旧式となって廃止された駅舎を美術館として変容させるという構想が1986年に実り、19世紀半ばから20世…

豊かさとは自由の拡大である――カネ・ヒマ・カラダ、そしてココロ

参院選民主党大敗。政治の混迷は当分続きます。自らの目の前の仕事に取り組むなかで未来を創っていくことが大事です。 −−−−−−−−−−−− 「生産性新聞」に連載を始めました。テーマは「タイムマネジメント力」です。第1回 豊かさとは自由の拡大である――カネ・ヒ…

電子書籍フェアを見た(東京ビッグサイト)-電子書籍元年!

東京ビッグサイトで開催中の「東京国際ブックフェア」「デジタルパブリッシングフェア」「教育ITソリューションEXPO」に行ってきた。「東京国際ブックフェア」では、生活・趣味実用書ゾーン、出版物流・流通ソリューションゾーン、自然科学書フェア、…

「図解マニフェスト」授業受講後の大学生の予想投票率は66%!

午前中の授業で、先週に引き続き参院選マニフェストの図解に取り組んでもらった。この授業は受講者が250名を超える大きな授業。 各政党のマニフェストをじっくり線を引きながら読み、自由に図解していくという趣向だが、民主と自民を比較したり、財政に特化…

iPad、iphoneでも大学総合パンフがみれるようになりました。

早朝に会津若松を発って郡山へ。東北新幹線で東京、そして多摩に戻る。大学ホームページ打ち合わせ。 トップページhttp://www.tama.ac.jp/に「Podcast現代の志塾 多摩大チャンネル」を設置。第一回の寺島学長のインタビューが聴けます。http://www.tama.ac.j…

白虎隊記念館、会津藩校日新館、会津大講義

朝から書いたツイッターで一日を振り返ります。新しいものから順番。 1. 昨日の梅棹忠夫先生の訃報の日経新聞の記事は、中澤さん(編集委員) が署名入りで書いていました。民博で先生にずっとインタビューを続けていたので、いい追悼記事になっていました。 …

郡山で水難

東京駅で梅棹忠雄先生の訃報に接し秋田さんと弔電の文案を練る。巨星墜つ、とはこういう場合に使う言葉なのだろう。知研も四十年にわたり顧問としてご指導いただいた。ご冥福をお祈り申し上げます。T出版社と大型企画の進行打ち合わせ。どんな形になるか楽し…

”多摩”人物紀行「鬼太郎茶屋」(広報誌「ラポー」

「ラポー」という大学の広報誌(季刊)がある。これは在学生、父兄、関係者に配られているが、教育・研究・社会貢献など大学の動きがわかるように編集されている。今、過去のラポーを全て大学のホームページでみれるようにすべく調整しており、近々それらの…

本居宣長の初学のための入門書「宇比山踏」(ういやまぶみ)

「、、、、今は「古事記伝」も書きおえたことだからといって、またしきりにうながされては、そうそう捨ておきがたくて、筆をとったものである。、、初学のためにはいささか益になるようなふしもあろうか。 いかならむうひの山ぶみのあさごろも浅きすそ野のし…

「世界人物逸話大事典」を神保町で発見

実篤が三歳のとき、父は死んだ。死ぬ少し前に二人の息子を見て、「公共(実篤の兄)はわるくいって大使にはなれる」、実篤を見て「この子をよく育てて呉れる人があったら世界に一人という人間になるのだが」といった。後年、祖母や母からこのことを聞かされ…

「知の現場」の電子書籍化が決定

「知の現場」((久恒啓一監修・NPO法人知的生産の技術研究会編)のiphoneアプリをつくって無料でアップしたところ、ダウンロード数が非常に多く、完全版を出して欲しいという要望が強かったため、版元の東洋経済新報社から電子書籍としてを出すことに決…