年賀状廃止宣言!

ある私立大学の先生(70歳)から葉書が届いた。定年となり、自分のやりたいことを強く意識し、世事に煩うことをやめたいので、年賀の挨拶はしない、よろしく、という内容だった。シャーロックホームズの研究家で名高い河村幹夫先生である。三菱商事時代に日本エッセイスト賞をとり、取締役にも昇任したが、自ら大学教授へと転身した方だ。2度目の定年(一度目は自主定年)ということになる。ビジネスマン時代は、この方の生き方に共感を持っていたので、その後も時々お目にかかっていたり、年賀状でのやり取りをしていた。


私も、早々と今年は年賀状を出すのを止めることにしている。毎年、数百枚の年賀状のやり取りをしているが、その労力は膨大にもかかわらず、多くは儀礼的なもので、年に一度の交流が多くなってしまっている。


まず、ここ数年ネット時代の中でホームページ、メルマガ、ブログといったメディアに挑戦してきており、この世界での知り合いが多くなってきたので、年賀状の役割はこういったメディアで代用したい。メルマガには、知人の多くに登録してもらっているので、漏れる人はそう多くはない。むしろやり取りをする人が増え、人との縁が広がっていくということになる。


また、大切な友人や先輩、先生に対しては手紙や葉書で一人一人に近況をきちんと知らせるようにするなど交流を強めていきたい。人との縁が深くなっていくということになる。


親戚に関しては、家族で写った写真を載せた年賀状を送るのが我が家のならわしとなっているがこれは継続する。子供二人の成長や夫婦の状況も、この写真年賀状を見ればわかるから、親戚には好評だ。我が家の歴史にもなってきているので続けられるだけ続けていきたい。