「真・日本人3000人の名言から学ぶこと」

同世代が集う「ザ・倶楽部」の定例会のZOOMセミナで「真・日本人3000人の名言から学ぶこと」というテーマで話をしました。

「アタマとココロの革命」「集大成と新世界」「図解全集」「名言の暦」「YAMI大学深呼吸学部」「図解塾」「新・孔子の人生訓」「カネ・ヒマ・カラダ、そしてココロ」「人物記念館の旅973館」「名言との対話2152日」「真・日本人7つの共通項」「遅咲き」「独学」「長寿」「ライフワーク」「幸福論」「名言の暦5冊の言葉」「人物記念館応援隊」「幸福論講座」。

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以下、感想集。

  • 今日はありがとうございました。さすが!の一言です。申し上げましたように「リモート」や「オンライン」の活用が、久恒さんが様々な刺激を得られている「人物記念館」の貴重なメッセージを次世代に活かす為に、とても大切だし力になると感じました。それと若い世代との交流!この大切さを想い知らされ、新鮮な刺激を受けました。また色々教えて下さい。
  • 今晩のお話、ありがとうございました。1000館近い人物記念館の旅、敬服いたします。偉人たちの数々の名言、70を過ぎても心に響きます。大いに勉強になりました。益々のご活躍をお祈りいたします。では又、次回のzoom会で!
  • 本日はありがとうございました。大変参考になりました。これまでに培った「久恒ビッグデータ」の活用分野は幅広く、かつNET時代に合致することが期待できる内容ですね。蓄積と継続は、まさに力だと改めて痛感しました。
  • お疲れ様でした。とても刺激的な1時間半でした。いくつかのビジネスのネタを感じました。又、ほぼ同世代で精力的に活動されているのを感じ、羨ましくもあり自分も頑張らなくてはと感じました。ビジネスのネタ各資料館のネットワークを作る(資料館協議会)。見せる、感じる、体験するといったエンタメ的な要素を加え、人物歴史館としての設備やサービスのガイドラインを明確にする。リピートのゲストが又来館したいと思わせるものにする。地域を今まで以上に巻き込むーーー観光拠点化する。グッズを強化し、例えば「名言Tシャツ」「文豪マグカップ」など持ち歩いたり、見せびらかせるモノを作り販売、ブランディングをする等々・・・。以上のような事は、既存の特に自治体では出来ないので久恒さんの出番です。プロデュースお手伝いします(笑)
  • 今夜は貴重なお話をありがとうございました。感想ですが、「人生は豊かさへの旅」として4つの自由(精神、経済、時間、肉体)の整理は私自身の生活に整理ができました。著名人の名言をご紹介いただきましたが、ある定説(例えば「失敗」)についてさまざまな著名人が同じことを言っている(だから定説なのですが)のも、理解促進に繋がると思うのです。「失敗」についての事例です。・エジソン:「失敗は成功の母」「・本田宗一郎(ホンダ):「成功は99%の失敗に支えられた1%」・柳井正(ユニクロ):「失敗は必要。むしろできるだけ早く失敗し、失敗を積み重ねることで成長が見えてくる」・塚本幸一(ワコール):「失敗を恐れず、成功を自惚れません」岡田さまからもお話がありましたが、「企業ミュージアム」巡りはとてもいいと思います。ちなみにワコールには、本社に商品を切り口にした「ワコールミュージアム」以外に、創業者の自宅を改装し塚本幸一を紹介し「幸和館」として創業を学ぶ研修所(非公開)があります。

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今日のヒント(幸福):小椋佳(日経夕刊)

  • 作詞、作曲で約2000曲に携わり、自身のほか約300人の歌手が歌ってきた。
  • 創造という言葉に値する詞を書かなくては意味がない。
  • 毎回これが最後の曲と思って書いています
  • 僕にとって歌詞を書く行為とは、自分をサラリーマンになる前の青臭い自分にいったん引き戻す作業なんです。だから僕は歌創りを通じて、会社組織に埋没しない自分を保ち続けることができた。
  • 父が薩摩琵琶師でしたから、琵琶歌を聴いて育ちました。父の歌った琵琶歌の音運びが、僕のメロディの原点。琵琶語りの世界ですよ。

都内にミュージカルなどの舞台芸術を志す人たちのためのけいこ場、貸しスタジオの一角に小劇場も併設する。ミニ芝居、ピアノの弾き語りもでききる。小椋佳はピアノを習い始めたそうだ。

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「名言との対話」11月22日。出井伸之「人は組織からの引退や卒業はありえても、自分自身から引退することはできない」

出井 伸之(いでい のぶゆき、1937年11月22日 - )は、日本実業家

早稲田大学政経学部卒。ソニーに入社。オーディオ事業部長、コンピュータ事業部長、ホームビデオ事業本部長などを歴任後、1989年取締役、1995年社長、2000年会長。2005年クオンタムリーブ株式会社を設立。

ソニーのトップを10年つとめたこの人の言葉を拾ってみた。

  • 『裏番組』や趣味を持つ人は、ビジネス以外の話も面白く、幅広い視点をもっていますから、会社でも人が寄ってきますし発想力も豊かです。『OFF』での蓄積が、いつの間にか会社の仕事(『ON』の世界)にも環流して、『よい循環』が生み出されてゆく
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  • 井深(大)さんをはじめとしてファウンダー(創業者)は会社の精神的支柱です。会社が生まれてきた素、DNAみたいなものですから、その精神に敬意を表さないと、会社がおかしくなってしまうと思います
  • 社長になるとは必ずしも思っていなかったが、社長のように考えていた。
  • 私がメディアに出て話をするのは「社内」へのメッセージなのだ。
  • いまの問題点をわかりやすくビジュアル化して、社員の頭の中に焼きこむことは、経営者の重要な仕事だと思います。、、社長としてのこの三年間、難しいことをいかに簡単に説明するかということを心掛けてきました。

『変わり続ける』(ダイヤモンド社)を読んだ。サブタイトルは「人生のリポジショニング戦略」だ。

ソニーのトップを退任して10年経った70代後半の時点での著書である。

自分が置かれている環境を意識的に変えながら、自身を進化させていくことがリポジショニングだ。出井は「人生の中で、何度もリポジショニングをしてきた」という。自身の経験を踏まえ、下がっていくクリエイティブマインド「才能」と上昇する分別心の交点が45歳だという。「事業部長がいちばんやりがいがあって楽しかったですね」というように、その時代を楽しんだのだ。

出井は「図形を使って物事を多面的に考える」人であることを初めて知った。マクロの視点とミクロの視点を自動的に考えさせてくれるツールとして「マンダラチャート」を30年近く使っている。鳥の目、虫の目、魚の目を意識している。「図形を使うことで、物事を多面的に見ることができるのだ」と述べている。

時間については、仕事の時間、家庭の時間以外の、1人になってじっくり考える時間が重要と考え、自覚的に第3の時間をつくっていたのは参考になる。私のいう公人、私人ではない「個人」を維持する時間である。

出井は読書魔であった。「眠る前の一時間の読書時間が、私にとってはとても楽しみな時間です。出張中は移動時間が多いので読書が進みます」という。新しい分野に遭遇するたびに読んだ本の著者に手紙を書き会いに行くという行動をしていた。こういう習慣を身につけた人を何人か私も知っているが、みな大したものになっているという印象だ。

「三年過ぎたらポジションをかわる、それを三回やったら次は全く違うところへ行くという具合に、どんどん動いてきましたね」というようにサラリーマン時代は「変化」が信条だった。

「人は組織からの引退や卒業はありえても、自分自身から引退することはできない」。ではどうするか。「これからの時代は、変われる人しか生き残れない」というように、組織を離れた後も「変化」を貫いているようだ。あざなえる縄のように環境の変化と自身の変化を楽しんでいきなさいというメッセージを受け止めよう。人生に引退はない。