JR東日本「「若手社員社外セミナー修了者のためのセミナー」

新宿のJR東日本本社でのセミナーの講師。この企業のレギュラー講師をつめている。今年度最初のセミナー。
人事部の課長さん、担当者などとあいさつ。この研修講師も、もう5年目になるから、過去の受講者は5000人くらいにはなっているのではないだろうか。最近は、新幹線の駅の窓口で声をかけられたりすることがでてきた。

課長さんの最初の挨拶を聞くと、旧国鉄入社とJR東日本入社の比率は今年で逆転したそうだ、JR東が51%、旧国鉄が49%。しかも旧国鉄入社はこの10年で定年で会社を去る。年間3000人が退職し、毎年1700-1800人が入社する。この10年でノウハウ・暗黙知を吸収しなくてはならない。
つまり少ない人数で高まってきた顧客の要望に応えていくために、人材の高度化が必要で、これがこの会社の課題だ。

人事部が昨年から進めている「マイプロジェクト」の説明が人事部の人材育成グループの若い女性からあった。この人は仙台支社出身らしい。
小集団活動の延長に「マイプロジェクト」がある。「一人ひとりの発意でスタート」「手法は自由・プロセス重視」「社員の成長が成果」が基本的な考え方で、「自ら考え行動する社員」の育成を目指している。
JRのような企業では、画期的な内容の運動だと思う。「じっくり改善」というプロジェクトにも社員の半数が参加し、総数は5500を数えているそうだ。
私の担当しているセミナーとこのマイプロジェクトは相性がよく、参加者の事後のアンケートにも習ったことをマイプロジェクトに活かしていきたいという声が多かった。

研修の途中で最初の担当次長だった梅津さんが顔を出してくれた。

さて、今日は95名が受講者。14時から17時半まで。終了後は懇親会。
「若手社員社外セミナー修了者のためのセミナー」で「図で考える人は仕事ができる・基礎編」。
現場を支える20代の若い社員が対象だが、だんだん女性も増えてきたという印象がある。
東京、横浜、八王子、大宮、高崎、水戸、千葉、仙台、盛岡、秋田、新潟、長野の各支社のメンバー。