九大探検部創立50周年記念講演会(福岡)に出席

午後2時から、福岡市西新の九大の施設で行われた九大探検部創立50周年記念講演会に出席。
1964年に創立。私は1970年の2年生から活動を開始したから、相当初期の部員である。
九大探検会の松尾会長をはじめ、辻さん、早川さん、黒木さん、吉村さんらの先輩。同輩の馬場君、一つ下の上野、田中、東中川、そして久田君らと久しぶりに会った。

松尾会長:ヒンズー教には創造と破壊と維持の神。50周年を迎えたのは探検精神のおかげ。「山はぼくらの想いでの中に光り輝いている」。(自分自身の山を登る!)

  • 吉村事務局長「会員は362名。50周年記念の探検プロジェクトをどうするか。、、、」(探検部の資料はすべてPDF化されている。HPから入手可能!)
  • 1964年入部の土肥直美(文化人類学者)さんの古人の骨の話、特に沖縄人の成り立ちは興味深かった。
    • 日本列島の二重構造モデル(2500年前に大陸から来た来たアジア系。北海道のアイヌ人と琉球人の縄文人)は破たん。琉球人・アイヌ人・日本人はそれぞれ頭蓋骨(200個)に特徴。琉球人は平たんな顔。沖縄の縄文人貝塚時代)は小顔。琉球王国以前は少し違う。グスク時代(中世)は出っ歯、激動の時代で混血。鎌倉材木座の頭がい骨と似ている。南の入り口が琉球湊川人は1.8万年前の旧石器時代人。2007年白保竿根田原洞穴で2万年前の人骨を発見。デジタル技術で骨にくっついている細胞で年代を特定できる。(琉球王国の前?)
  • 田中繁(1970年入部)「奄美群調査。八重山群島遠征。九州地区探検部連絡会議(九探連)。、、」(われらが時代!)
  • 手嶋(1981年入部)「モンゴルの水。、、」
  • 高橋恒太(1991年)「平成時代の探検部。台湾、シーカヤック、日中合同洞窟調査、椎葉村洞窟、横当島火口調査、台湾タロコ洞窟、山国川カヌー事故、山江村洞窟、ココシリ学術探検隊(中国科学院と共同。松本隊長。NHKから本)」(非常に活発!)
  • 現役部員の岩崎君(洞窟、登山、カヌー、サバイバル。食糧合宿。九探連の合同合宿。九州洞窟懇話会。技術の継承と新分野の開拓。(活発!)
  • 探検部第一賛歌。第二賛歌の紹介披露。(やや、上品?)

18時半から天神のホテルで懇親会。
私たちの年代は、私の作詞した「九大探検部巻頭言」(「いざや聞け!我等ロマンチストの歌声を、、」から始まる)を仲間で披露する。


明日の学会に備えて、21時のJAL便で東京へ。浜松町のホテルに宿泊。


「名言の暦」11月21日
命日

  • 華岡青洲1835
  • 吉田松陰1859
    • 凡そ人一日この世にあれば、一日の食を喰らい、一日の衣を着、一日の家に居る。なんぞ一日の学問、一日の事業を励まざらんや。
    • 身はたとひ武蔵の野辺に朽ちぬともとどめおかまし大和魂
    • 人は、たとえ六十、七十であろうと、二十五六であろうと、春夏秋冬というのがあるのだ。悔ゆることはない。
    • 飛耳長目
  • 会津八一1956:深くこの生を愛すべし。1.省みて己を知るべし 2.学芸を以て性を養うべし 3.日々新面目あるべし
  • 森信三1992
    • 天下第一等の師につきてこそ人間の真に生甲斐ありというべし
    • 一人の卓れた思想家を真に読み抜く事によって、この見識は出来るものなり。同時に真にその人を選ばば、事すでに半ば成りしというも可ならむ。
    • 教育とは人生の生き方のタネ蒔きをすることなり。
    • 一眼は遠く歴史の彼方を、そして一眼は却下の実践へ。

生誕

  • ヴォルテール1694:大衆はモノを書かない批評家である。
  • 小錦1866:勝負ごとは、冷静さを失ったら負けさ。
  • 三原脩1911:覇権を握ることは難しい。覇権を持続することはさらに難しい。しかし一度失った覇権を奪回することはさらに難しい。