「副学長日誌・志塾の風」170518
・久保田先生:ペッパー君をオープンキャンパスでしゃべるように指導中。
・渡辺先生:本日のゲスト講師のタイ政府観光局の藤村さんを紹介してもらう。
・高野課長:大いなる多摩学会の会報誌。「大学改革の多摩大モデル」出版の件。
・渡辺先生:グローバルスタディーズ学部でのホテル講座の件の進捗状況。
・松本先生:多摩大出版会の企画書
・杉田先生・趙先生
・小西先生:学修支援の状況
・高橋さん(BMネットワーク):知研。6月の秋田・大舘の講演会の打ち合わせ。
・杉田学部長・中庭先生:大学間連携のグッドアイデア。
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リレー講座:本日の講師は法政大の下斗米先生「転換期の世界と日ロ関係」。
・ロシア革命100年と変わる世界:1917年から100年。ソ連崩壊から25年。孤立主義の英米(トランプ・メイ)と国際社会に戻ってきたロシア(プーチン)。
・トランプ政権と米ロ関係:ロシアゲート「煙は見えるが火が見えない」。
・ウクライナ紛争の現状:ウクライナはロシアとは兄弟国家。セバストリー軍港に面しているからロシアは取り戻したかった。2018年3月に大統領選がありプーチンは動けない。
・シリア問題と米ロ関係:
・ロシアの内政と外交:クリミア併合(聖地奪還・心の故郷)。二次大戦の戦後処理を行った土地(ソ連参戦と千島列島の交換)。エネルギー価格低下。
・ロシアの内政課題:大統領支持率は84%。与党は三分の二。2024年以降をどうするか。人事にみる新プーチン。
・ロシアの「脱欧入亜」:ウラジオストック自由港計画。一帯一路の北方のアイスロード。
・55年体制と領土問題:
・プーチン政権と日ロ交渉:プーチン「平和条約がないのはアナクロ」。2006年以降アジアシフト。日本との関係は今後の課題。
・突破口を開いた日ロ関係
・八項目提案
・北極海からオホーツク海を経て日本海へ:北方領土の位置づけが変化。エネルギー、物流。中国の一帯一路。パイプライン。シェールガス。
・共同経済活動の射程:特別の制度。北極ルート。日ロ新時代へ。2つの国の主権下での共同経済活動。南極条約による共同管理、ノルウェーのベルゲン島などを参考。
・ノルウェーの国境画定(2010)、スピッツベルゲン島(共同管理から国境確定へ)
・2017年の新展開:新アプローチ。中間条約。トランプは日ロ交渉を認めた。9月東方フォーラム。パイプライン。国際条約から平和条約へ。
・問題提起:平和条約から平和友好条約へ
「名言との対話」5月18日。「未来は今日始まる。明日始まるのではない」
ヨハネ・パウロ2世(1920年5月18日 - 2005年4月2日)は、ポーランド出身の第264代ローマ教皇(在位:1978年10月16日 - 2005年4月2日)。
ヨハネ・パウロ2世は「空飛ぶ教皇」と呼ばれた。最初の訪問国メキシコを皮切りに、2003年9月に最後の公式訪問国となったスロバキアに到るまでに世界100ヶ国以上を訪問している。海外訪問は実に104回を数える。1981年には日本の東京・広島・長崎を訪問している。
2003年。イラク戦争の最中にアメリカのジョージ・W・ブッシュ大統領が度々「神の加護を」「神の祝福あれ」としきりに「神」を引用して戦争を正当化していたことに対し、「神の名を用いて殺すな」「イラクでのこの戦争に正義はなく、罪である」と批判した。
「自由とは、ただ好きなことをするということにではなく、我々がなすべきことをなす権利を持つことにこそある」
ローマ教皇は12億人の信者を持つローマ・カトリック教会の最高司祭で、「キリストの代理者」「ペテロの後継者」とされている。初代教皇はペテロだ。450年間にわたってイタリア人がこの地位を独占していたが、イタリア人以外で初のポーランド出身のヨハネ・パウロ2世が選ばれた。史上初のスラブ系教皇。カーター、レーガン、アラファト、グロムイコ、ブッシュ、ゴルバチョフ、ワレサ、クリントン、カストロ、ハタミ、、など世界の指導者に会い、「暴力と武器が人間の問題を解決することは決してない」との思想を語り続け、東西冷戦の終結などに力を尽くした。また、なにごとも、今、ただ今から始めよというこのメッセージも多くの人々に感銘を与えたであろう。