大館松下村塾にて講義と演習。

大館松下村塾にて講義。

 大館商工会議所jの中田会頭。以下、参加者。

大館ヤクルト販売。大館桂工業。東光鉄香魚。大館工芸。大館市消防署。伊徳。戸田鉄工。大館製作所。石垣鉄工。大館市役所商工課。大館市役所企画調整課。大平工業。大館商工会議所。

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最後は高橋先生のまとめ。

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塾生の感想から。

「視野が広がた」「新しい世界を見つけた」「考える力がない」「学生時代に学びたかった」「マスターしたい」「頭の使い方が変わる」「使っていなかった脳を使い疲れた」「進化」「、、、、。

 終了後は宴会。

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 二次会はカラオケバー。

 

「名言との対話」6月17日。臼井吉見「教育の中軸は自己教育だと思いますが、その自己教育の中核は、自分と異質な人間との対話です」

 臼井 吉見(うすい よしみ、1905年6月17日1987年7月12日)は、日本の編集者評論家小説家日本藝術院会員。

59歳から大作「安曇野」を書き始め、途中病気の5年間もあり、この邂逅の物語を69歳で完結させる。原稿は5600枚だ。その後、天皇制を論じた「獅子座」というライフワークに取り組むが未完に終わっている。

明治維新臼井吉見に寄れば、王政復古ではなく、岩倉具視のクーデターだった。臼井は天皇に対しては戦争責任を問わないわけにはいかないとという意見だが、同時に天皇に限りないシンパシーも持っていた。一人の人間から基本的人権を奪っているという考えだった。

臼井は大学卒業後、後に原発事故で知られた福島県のp双葉中学の国語教師になっている。臼井の講演録「自分をつくる」には、教育者としての名言が並んでいる。

「体を動かし、頭で考え、心に感ずる」

「精神の成長の時期に作られる友達が生涯の友達です。たがいに精神の成長の秘密を知っている同志が友人です。」

「肝心の発電は、他人任せにして、電線だけ引っ張って、自分の精神の火をともそうとしたって、だめなんです。か細くても、消えそうでも、精神の世界では、自家発電でなくては、ごまかすわけには行かない。」

臼井吉見という名前とやや太り気味の姿は子供の頃のNHKの番組で覚えている。偉い人のようだったが、クイズでよく間違えるので愛嬌があった。

同質の仲間との交流は心が休まるが、それでは成長は望めない。常に新しい空間に身を置き、自分とは異質の人たちとの遭遇を求めて行動しよう。自分は自分自身を鍛える最高の教育者なのだから。