午後:京都国際マンガミュージアム。後藤象二郎旧寓居。北村美術館。夜:藤原先生夫妻と食事。

 「名言との対話」4月1日。犬養孝「万葉風土学」

犬養 孝(いぬかい たかし.1907年4月1日 - 1998年10月3日)は日本文学者万葉学者)。

大阪大学甲南女子大学名誉教授文学博士文化功労者高岡市万葉歴史館名誉館長。

 4500首の7割が恋の歌であり、歌の博物館である万葉集、その万葉研究の第一人者である。万葉ゆかりの土地1200か所をすべて実際に歩いて調査するという大事業を成し遂げ「万葉風土学」を確立した。そして万葉の風土景観を守る運動を生涯の仕事とした。また、テレビ・ラジオ番組や公演などで多数の人に万葉集をひろめた。万葉歌に旋律をつけて朗々と歌う「犬養節」でおおくの万葉ファンに親しまれた。ユーチューブで今回聴いてみた。 日本全国の万葉故地に所縁の万葉歌を揮毫した「万葉歌碑」を建立、故地をまもる活動に奔走した。犬養揮毫の万葉歌碑は131基におよぶ。 

勤務先の大阪大学万葉旅行の会は、20年間で112回に及び、18514名の学生が参加した。1回平均は170名、80名から450名という参加者数だ。その後も、続けていた。

2000年には奈良県明日香村に犬養を顕彰し関係資料を展示する「犬養万葉記念館」が完成した。私は2014年に、飛鳥寺、岡寺を訪問したとき、寄ろうとしたがあいにく休みだった。2010年に日高市大字高麗本郷巾着田に歌碑を訪ねた。入間地の おほやが原の いはいずら 引かばぬるぬる 吾に絶えぞ?)。(武蔵国府中から上野国邑楽郡に至る官道である入間道のおおやが原のいわい葛を引けば、ぬるぬる寄ってくるようにあなたと私の仲を絶やさないでください)は犬養孝の揮毫だった。2017年。山梨県の万力公園を訪ねた。万葉の動植物の公園だ。ここでは犬養孝の解説が本人の声で聴くことができた。

「日本のオーケストラが日本人の作品を演奏しなくてどうする」と語った黛敏郎横浜一中の担任は、万葉集研究者家の犬養孝である。黛の作曲作品に「KOJIKI]など日本の古典に題材をとったものがあるのは、犬養孝の影響かもしれない。

万葉集には4500余首あり、遣新羅使の歌が145首ある。当時日本と朝鮮の間はうまくいってなかったから空しく思う人たちの歌は、望郷や妻を想う歌が多い。この使節の歌は、私の母も研究していたので馴染みがある。また、「多摩川に さらす手づくり さらさらに 何ぞこの子の ここだ愛しき」は、多摩川で手作りの布をさらす、そのさらすではないが、さらにさらにどうしてこの子が滅茶苦茶にかわいいのか、という犬養孝の現代語訳だ。

 犬養孝は学生たちとの万葉旅行も含め、万葉ゆかりの1200か所をすべて訪ねるという快挙を成し遂げている。テーマを持った旅は素晴らしい。私の母も万葉歌碑の旅を続けていたので親しみがある。犬養孝の仕事に励まされて、私も「人物記念館の旅」を続けよう。 

 

 

 

 

 

 

 

京都国際マンガ館。館長は荒俣宏


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後藤象二郎旧寓居。向かって右側龍馬、左が後藤象二郎


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北村美術館。北村謹次郎。

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藤原勝紀先生夫妻との食事会。

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名言との対話」4月1日。アブラハム・マズロー「「

 

 

 

 

 

出典: フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』

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職業 心理学者

アブラハム・ハロルド・マズロー(Abraham Harold Maslow, 1908年4月1日 - 1970年6月8日)は、アメリカ合衆国心理学者

 

人間の欲求は5段階からなるとした。生理的欲求、安全の欲求、社会的欲求、自我欲求、自己実現欲求である。そしてこの5段階は貝の欲求から

s界の與級から

。生理歴欲求

 

 1934年ウィスコンシン大学で博士号取得,。ブルックリン・カレッジを経て,

、1951年ブランディス大学教授となる。またマサチューセッツ工科大学のビジネス・スクールでも設立から参加した

。彼は人間の欲求は,(1) 生理的欲求,(2) 安全の欲求,(3) 社会的欲求,(4) 自我欲求,(5) 自己実現欲求の5段階から成り,下位欲求から順に上位欲求の充足ニーズが進むとする欲求段階説を唱えた。 

 

渡辺博文『人生がキラキラと輝くマズローの言葉30』からマズローの言葉を拾う。

・まじめに働くこと、自分に運命づけられた「天職」を何としてもやりとげようとすること。それが救済につながるのである。(マズロー「完全なる経営」(日本経済新聞社))
・大いなる闘いのうちには大いなる喜びがある。(マズロー「完全なる人間」(誠信書房

・非常に成熟を遂げているという理由でとりあげた自己実現している被験者は、同時にまた子供っぽいという次一に直面した。(「完全なる人間」(誠信書房

・彼女(無教育で貧しく、終日家事に追い回されている母親)はすべてのこれらの領域で、独創的で、斬新で、器用で、思いもよらないもので、発明的であった。わたくしはまさに彼女を、創造的と呼ばざるを得なかったのである。(「完全なる人間」(誠信書房

・ただわれわれが虚心になることによってはじめて、完全にとらえることができる。(「完全なる人間」(誠信書房

・知能にすぐれた人はその知能を使わねばならないし、眼をもった人はその眼を使わなければならない。愛する能力をもった人は、健康を感じるために、愛する衝動、愛する欲求をもつ。(「完全なる人間」(誠信書房

・全体を見て、それを部分より高くおこうとする能力こそ、さまざまな至高体験における認識を特徴づけるものである。(「完全なる人間」(誠信書房

・なぜ医者の仕事が好きなのか、とか、家事をしたり、会議を主催したり、赤ん坊をもうけたり、書いたりすることの最も大きな報酬は何なのか。(「人間性の最高価値」・(誠信価値)

仕事は遊戯と同じになろうと死、職業と道楽とは同じことになる。義務は喜びであり、喜びが義務の遂行である。(「完全なる人間」(誠信書房)。