2020-01-01から1年間の記事一覧

中津2日目:「週刊現代」の取材。母を見舞う。

中津で「週刊現代」からズームで取材を受けた。はしだのりひことシューベルツの「風」についての取材という珍しいテーマだった。 日本人の美意識。無常観。本よりも短詩、短詩よりも歌。いつか詠み人知らずに。40年周期。記憶の集積。茫茫。戦後世代。口笛。…

中津。同級生達と久しぶりの交歓。

午後2時過ぎに中津に到着。 夕方5時から深夜の午前1時過ぎまで8時間にわたって同級生たちと交歓した。店は5軒。 途中、井上尚哉の鮮やかなノックアウトシーン。そして大阪都構想の否決のニュース。 ーー 「名言の暦」11月1日。石堂淑朗「私の文章の仕事は本…

鮎川義介研究会(鮎研)。河北新報に小さな写真。深呼吸学部講義を覗く。

鮎川義介研究会(鮎研)を南大沢で開催した。集まったのは1月以来だった。根岸さんと池淵さんと進捗状況の確認と今後の打ち合わせ。来年に出版を予定。 先日、世田谷文学館の「井上ひさし展」の初日に取材を受けた。その写真が 10月20日の河北新報に小さく載…

授業「立志人物伝」の6回目のテーマは「持続する志」ーー大山康晴。牧野富太郎。池波正太郎。

授業「立志人物伝」の6回目。本日のテーマは「持続する志」。取り上げた人物は、将棋の大山康晴。植物学者の牧野富太郎。作家の池波正太郎。いずれも小学校卒、または中退という学歴の人だ。 以下、前回のアンケートのまとめ。 ーーーーーーーー・昼休み:樋…

竹下隆一郎(ハフポスト日本版編集長)「教養としてのネットメディアの現在地」。

リレー講座。竹下隆一郎(ハフポスト日本版編集長)「教養としてのネットメディアの現在地」。 1979年生。中学生までアメリカ。ニューメキシコとコネチカット。慶應義塾大学法学部卒。朝日新聞入社。経済部記者。公募で新企業のメディアラボへ。スタンフォー…

図解塾6回目。入門編第1期が終了。

図解塾6回目。最終回。「私の仕事も二回目。 橘川さんも最後に登場。11月11日には「おまけ」で7回目をすることになった。 以下、受講生の総括。 図解塾 〜第1期を終えて〜2ヶ月間、全6回における図解塾にて学ばせて頂きました事、感謝申し上げます。最初の頃…

大城立裕氏が本日死去ーー沖縄初の芥川賞作家。

大城立裕の訃報が飛び込んできた。享年95。 以下、2015-10-25 のブログから。 小説「琉球処分」を書いた大城立裕が、川端康成文学賞を受賞したというニュースをみたので、興味が湧いて受賞作の載った「レールの向こう」(新潮社)という単行本を読んだ。 レ…

多摩テレビで「久恒啓一の名言との対話」シリーズが始まった。

多摩テレビで多摩大の枠をもらって、「久恒啓一の名言との対話」シリーズが始まった。毎週木曜日の20時半から21時の30分番組。 10月は梅澤先生がゲストで、2018年の8月17日のインタビューを再編集した映像が毎週流れている。11月、12月は、女性教員シリーズ…

梅棹忠夫の1995年の予言「情報戦争に負けたら、技術も負ける。科学も負ける、全部負けです」

1995年(平成7年)10月10日「梅棹忠夫先生を囲む会」(ホテル青森)での梅棹先生の発言から。 ーーーー 日本の文明は恐ろしく物質化しているんです。物を作り、工業製品を作って世界を圧倒する時代は、とっくの昔に過ぎ去っています。21世紀は、明らかに情報…

パークライブラリーで秋を楽しむ、「後ろ姿探検隊」。深呼吸学部の講義を真面目に受講。

メンズ・ヨガ:先週は大阪に行っていたので久しぶりに1時間集中。 長池公園でパーク・ライブラリーというイベントがあり参加した。公園を読書空間にしようという素晴らしい企画。秋晴れの天気も相まって、事前広報をしていないのに、人が集まっていた。「図…

合同歌集『紫苑』(選者 久恒啓子)ーー「命つきるまで、人生を、日常を、家族を、現代社会を歌い続けていこうではありませんか」

21人の合同歌集『紫苑』を読んだ。「歌はいい」と改めて感じる歌集だった。 選者・久恒啓子の「はじめに」は、「年を重ねると人生から学びとった深い想いを詠えるはずです。それらを表現して、命つきるまで、人生を、日常を、家族を、現代社会を歌い続けてい…

3冊の新刊本が到着ーー『名言の暦 平成命日編』『憲法改正』『紫苑』

今日はやけに新刊本が届く日だった。 まず、本日発行の私の『名言の暦 平成命日編』が10冊。 次に猪俣範一氏の『憲法改正』が8冊。 最後に、母・久恒啓子選『紫苑』という歌集が19冊。21人の合同歌集で妻の「一粒の真珠」50首も入っている。 『憲法改正』で…

図解塾の第5講は、「私の仕事」の発表会。

図解塾の第5講。「私の仕事」の発表会。 【久恒啓一の図解塾:自分の仕事を図解する】。今日は受講生が創った自分の仕事の図解をみんなでシェアしながら相互アドバイス。みなさんの発表と久恒先生のフィードバックをお聴きして、私のこの図をゼロから創り直…

『名言の暦 平成命日編』 を22日に発刊ーー「真・日本人」を求める探検の記録

『名言の暦 平成命日編』 を明後日の22日に刊行。取り上げた366人の人物はどういう人たちか。「真・日本人」と呼びたい。本当の日本人、本物の日本人。「真・日本人」を求める大いなる探検の旅の記録。 名言の暦 平成命日編 作者:久恒 啓一 発売日: 2020/10/…

「大岡昇平の世界展」(神奈川近代文学館)ーーー「おーい、みんな、、、、」

先週の神奈川近代文学館で開催中の「大岡昇平の世界展」の報告。 大岡 昇平(おおおか しょうへい、1909年(明治42年)3月6日 - 1988年(昭和63年)12月25日)は、日本の小説家・評論家・フランス文学の翻訳家・研究者。 京都帝大仏文科卒。帝国酸素、川崎重…

大阪中之島:安宅英一、李秉昌(イ・ビョンチャン)、沖正一郎、安藤忠雄。ZOOM未来フェス。

大阪市立東洋陶磁美術館。 以前から行きたかった美術館だ。 総合商社安宅産業は経営危機から1977年に伊藤忠商事に救済合併されたが、残っているのは会長だった安宅英一(1901ー1994年)がつくりあげた東洋磁器の1000点に及ぶ安宅コレクションだけである。安…

知研50周年記念企画「梅棹忠夫研究」(民博との共同研究会)ー大阪の国立民族学博物館

大阪千里にある国立民族学博物館において、知的生産の技術研究会50周年記念行事とて、民族学博物館との共同研究会を行った。 梅棹資料室の飯田室長から、「知的生産のフロンティア展」の丁寧な解説をいただきながら、梅棹忠夫先生の知的生産の跡を追った。 …

「立志人物伝」の4回目の授業ーー正岡子規と夏目漱石と秋山真之

「立志人物伝」の4回目の授業。今回は、「切磋琢磨する友と敵」というテーマで、「友」を取り上げ、正岡子規を中心に夏目漱石と秋山真之を解説した。 下記は前回3回目の授業の課題アンケート。テーマは「仰ぎ見る師匠の存在」で、取り上げた人物は渡辺崋山と…

リレー講座:白井さゆり先生「ESG経営と投資ーコロナ危機以降の世界の潮流」ーーSDGsとESGに向けて行動を変えよう!

リレー講座の講師は白井さゆり先生。テーマは「ESG経営と投資ーコロナ危機以降の世界の潮流」。 ESG(環境・社会・ガバナンス)投資。ガバナンスを効かせて環境問題や社会問題の解決に向けて投資する。 SDGS(Sustainable Development Goals)。持続…

「久恒啓一の図解塾」入門の第4講(YMAI大学深呼吸学部)ーーテーマは「SDGs」

図解塾第4講を行いました。テーマは「SDGs」で、「17の項目を図解せよ」。さて、結果は? 以下、受講生の感想から。 SDGsについては日頃から少し触れており、テーマに沿って分かっていたつもりでしたが図解にして自分に落とし込もうとした際に自分がいか…

横浜デーーー友人。弟。企画展。

今日は、横浜で一日過ごした。 11時から横浜駅東口にてJAL時代の友人の浅山氏と懇談。 12時から横浜西口の新しいビルの「蘇芳」で、弟と食事。 16時から、港のみえる丘公園の神奈川近代文学館で開催中の「大岡昇平展」。 成城だより-付・作家の日記 (中公…

世田谷文学館「没後10年 井上ひさし展」ーー読む。考える。書く。

世田谷文学館「没後10年 井上ひさし展ーーー希望へ橋渡しするひと」。 以下、会場でメモした言葉と、会場で買った『井上ひさし展』から、井上ひさしの言葉をピックアップする。 ・本の読み方十箇条:「オッと思ったら赤鉛筆」「索引は自分で作る」「本は手が…

「音楽を撮る」写真家・木之下晃のこと。次の著書の最終チェックが終了。

先週金曜日。六本木ミッドタウンのフジフィルムスクエアで「音楽を奏でる写真たち 木之下晃 世界の音楽家」展をみてきた。 木之下は「音楽写真」というジャンルを切り拓いた写真家である。彼の写真は「音楽が聴こえる」とまでいわれた。アナログ表現にこだわ…

世田谷文学館「没後10年 井上ひさし展ーー希望へ橋渡しするひとへ」

世田谷文学館で本日から始まった「没後10年 井上ひさし展ーー希望へ橋渡しするひとへ」を妻と一緒に見てきた。10月10日は必ず晴れるという特異日だったが、冷たい雨の日となった。 井上ひさしは、仙台時代によく通った仙台近代文学館の初代館長だったことを…

渡辺崋山。横山大観。平櫛田中。童門冬二。樋口裕一。久米信行。木之下晃。橘川幸夫。中沢義則。

「立志人物伝」の3回目の授業。テーマは「仰ぎ見る師匠の存在」の2回目。 ○渡辺崋山。師・佐藤一斎。○横山大観。師・岡倉天心。○平櫛田中。師・岡倉天心 ○童門冬二。師・山本周五郎。師・太宰治。 前回講義のアンケートから。この回答から始めた。 ・教室が…

リレー講座は「中国」の柯隆先生。多摩テレビで「久恒啓一の名言との対話」が始まる。

リレー講座は柯隆先生(東京財団主席研究員)で、テーマは「ポスト・コロナ危機の中国経済と世界情勢のあり方」。 中国は内憂外患。中国の統計をみるには個々の数字より「トレンド」が重要。GDP成長率はジリジリ下がってきた。そして2020年は第一四半期▲6…

大学でひと仕事。多摩大OBの岡俊輔君と夕食。『名言の暦 平成命日編』の見本が届く。

多摩大卒業生の岡俊輔君と食事。 博報堂傘下のIT企業の中国法人の社長として北京に赴任するそうだ。32歳。多摩センターの但馬屋という焼肉屋で歓談。岡君はIT技術と中国語を強みとして、中国の技術を日本に展開することを専門にしている。まず順調にキャ…

紀田順一郎『生涯を賭けた一冊』ーー田中菊雄『現代読書法』。松崎明治『釣技百科』。山下重民『新撰東京名所図会』

紀田順一郎が1年一冊のペースで積み上げている「書物のノンフィクション」の一冊。本は単なるメディアに過ぎず、人間とつながる契機を積極的に求めていかなければ、先へ先へと開く読書は不可能である、が動機となっている。 紀田順一郎著作集〈第6巻〉知の職…

荻窪。東銀座。神保町。

荻窪:秘書の近藤さんと打ち合わせ。 東銀座:仙台時代からの七十七銀行の口座の解約。3つの口座の手続きでで50分かかった。ハンコ文化の極致だ。 神保町:古本街で本を物色。3冊で1500円なり。昼食。コーヒーはブラジルにて。 紀田順一郎『生涯を賭けた一冊…

「亀田武嗣の地域と食べ物塾」

YAMI大の新学科「亀田武嗣の地域と食べ物塾」の開講講義をZOOMで聞く。 肉、魚、果物、菓子など、地域との関連でものすごい情報量だ。真珠をつくるあこや貝が輸入のウイルスで危機となり五島列島で新機軸。醤油の味は違うのに量をいうレシピは疑問。…