夜19時から多摩センターのパルテノン多摩小ホールで開催された上映会を観てきた。ドキュメンタリー映画「弁護士 布施辰治」で、韓国併合100年、布施生誕130周年にあたるのに合わせて企画された。
- 作者: 大石進
- 出版社/メーカー: 西田書店
- 発売日: 2010/03
- メディア: 単行本
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人の前でなく神の前で英雄になる。ニコライ堂。明治法律専門学校。自然法。社会。関東大震災での朝鮮人虐殺は6600人、中国人は700人。任侠弁護士。日本人シンドラー。自己革命の告白。カン徳相(在日韓人歴史資料館館長)。カンサンジュン(政治学者)。森正(名古屋市立大学名誉教授)。孫の大石進(日本評論社前会長)、、、、。
この布施辰治は、私が高校2年生のときに読んだ「ある弁護士の生涯」というタイトルの岩波新書の主人公で、この本が契機となって弁護士を志して法学部に進学することになった。しばらく忘れていたが、宮城大学時代に石巻の記念室を訪問したり、明治大学での講演の時にこの大学の立派な卒業生として名前を見たり、布施をテーマとして演劇を観たりしている。、そして今回、リレー講座受講者の呉成黙(オソンム) さんの私のホームページへの書き込みがきっかけで映画を観ることになった。私にとっては懐かしい名前である。
「生きんべくんば民衆とともに、死すべくんば民衆のために」
「世の中に一人だって見殺しにされていい人類はいないのだ」
映画を観ている人も多かった。布施辰治の孫の大石進の「弁護士 布施辰治」(西田書店)と「弁護士 布施辰治を語る」(日本評論社)を購入する。
帰りに「朝鮮学校無償化除外反対アンソロジー−−京都朝鮮中高級学校生による詩と散文」をもらう。
高級部三年の呂仁珠さんの詩。
キラキラ光る無償化の文字
私たちの心を躍らせた
手を振って去る無償化の文字
私たちの心を凍らせた
高級部3年の安萊葉さんの詩。
私たちにあるものは
悲しくつらい過去である。
私たちにないものは
楽しく明るい過去である。
私たちにあるものは
ないはずの差別である
私たちにないものは
あるはずのない権利である
私たちにあるものは
明るく眩しい未来である
暗く進めない未来である
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午後は、新宿のJR東日本の社員研修。秋から月2回ほどの研修を行っている。毎回100人から140人ほどの人数。