「天下国家を論じて悲憤慷慨するよりも、自分が力を尽くせば実現することに全力を注ぐべきである」(野田一夫先生)

夜は野田一夫先生(宮城大学初代学長)の講演会。NPO法人知的生産の技術研究会仙台支部と野田一夫ファンクラブの合同主催の会だ。定禅寺通りに面したレストランを借り切って行ったが、45人が集まって軽快でユーモアあふれた野田節を久しぶりに楽しんだ。話し振りは、既に古典落語の域に達していると改めてその芸に感心した。


事前に野田先生と会っていて顔色が異常にいいので、その原因を訪ねたところ「やりたいことしかやっていないからだろう」と言って楽しそうに笑ってらした。

「天下国家を論じて悲憤慷慨するよりも、自分が力を尽くせば実現することに全力を注ぐべきである」という現実主義の考え方も、納得させられる。


このレストランの壁にはこういう言葉がかけてあった。

I am here at this moment to find out what I am.



参加者は全員、野田先生から元気と勇気をもらった。