「民業は信頼、官業は不信」---市民満足学会による大組織信頼度調査(12中央省庁・21業種)

理事をしている市民満足学会(日下公人会長)では、インターネットを使った様々な調査を社会調査を実施している。この学会は公共サービスの満足度向上をめざし調査研究を行い日本と世界に貢献することを目的とする学会である。


学会の大会では、全国の病院の満足度ランキング、国土交通省の各道路事務所が管轄する道路への満足度ランキングなども発表して朝日新聞日経新聞で大きく報告してきた。満足度が高いところと同時に低いランキングも公表していて、表彰式も行っている。


最近では、「地域の元気度」「地域幸せ度」など興味深い調査を行い面白い結果も出ている。


今回「大組織信頼度調査」の調査結果が出てきた。以下は調査内容。

  12の中央省庁と21の業種別の重要度と満足度の相関分析

  12の中央省庁と21の業種別の満足度と信頼度の相関分析

  新聞業界の信頼度と重要度の相関関係

  テレビ業界の信頼度と重要度の相関分析



・重要度・満足度とも高いのは、電力・ガス・銀行・電話通信・郵政公社・運輸・鉄道・地下鉄・携帯電話、、。

・重要度・満足度とも低いのは、社会保険庁・外務省・厚生労働省内閣府文部科学省、。


・全国新聞では、日本経済新聞の重要度と信頼度が抜群に高く、朝日新聞と読売新聞の信頼度と重要度が低い。

ブロック紙・地方紙では、徳島新聞山陽新聞などが信頼度・重要度が高い。

河北新報は、重要度は普通だが、信頼度は26社中で3位ときわめて高い。


・テレビ局では、NHKの信頼度が低い。重要度・信頼度とも高いのは毎日放送東海テレビ朝日放送。重要度が高いのは、スカイパーフェクTV。信頼度・重要度ともに低いのは東京放送


調査方法

・インターネットによるアンケート

・調査協力者10万人へのアンケート配信と懸賞

・回答数は5000人