本日より、多摩大学コミュニティカレッジ「文化教養講座」が始まりました。
初日は、精神科医の和田秀樹さんと多摩大の樋口裕一さんが講師。
「心と体のための生涯学習の勧め」(和田秀樹)
- 高齢者の体の特性や疾患についてはまだまだ知られていないことが多い。
- 痴呆症は怖くない。もうろく型はおとなしくなる、こっちが大半。ボケ型。
- 高齢者医療は研究されていない。(薬を減らす研究はされていない)
- 太めの方が長生き、コレステロールが高い方が長生き
- 日本の医学が進歩しない理由
- 地域医療が盛んな長野県は寿命が長く、医療費が少ない。
- 大学病院のある地域ほど寿命が短い
- 日本はガンで死ぬ国
- 心によいことは体によい
- 笑いの効用。よく笑う人はガンになりにくい
- うつ病・食欲不振・脱水・肺炎・脳疾患というルート
- 老化すると、使わなかったものが衰える。足腰。あるきっかけ(骨折・脳疾患)で突然ダメになる。
- 感情を若返らせることが大事。強い刺激が必要。本当にうまいものが欲しくなる。金を使おう。
- 1500兆円の金は60歳以上が8割を持っている。65歳以上の貯金は兵金2700万円。退職金と親の遺産。
- 頭をよく「使っている人が長生き。定年後勉強しないひとは早く死ぬ。
- 生涯現役。消費者としても現役で。
- 老人の力は限界パワーは落ちるが、普通の状態は低下しない。
- 感情の老化が知能の老化と体の老化を引き起こす
- よく学び、よく遊び、よく働こう!それが医療財政を救う。
和田秀樹さんと名刺交換。向こうも私のことをよく知っている様子でした。和田さんの本の中で私の考えに共感してもらったことがあります。和田さんは樋口裕一さんの友人。和田さんとは、会場と駐車場までの途中で少し話ができました。
コミュニティ・カレッジ「文化教養講座」の明日からのラインナップ。
- 15日:「韓国人の生活、教育、幸せ」「ケルトの民話と民謡」
- 16日:「江戸時代の暦の世界」「天体運行と観測」
- 17日:「日米関係再考」「人物記念館の旅」
- 18日:「洋音楽から見た日本人と西洋人の違い」「コンサート」
http://www.tama.ac.jp/info/community_college_culture2009.html
私は17日を担当します。以下、パンフより。
人物記念館の旅:全国に存在する偉人を顕彰した「人物記念館の旅」に取り組んで5 年経ち300 館を巡りました。今やライフワークとなったこの旅は聖地巡礼のようです。その最初の成果を「志」という本として7 月に出版しました。この講座では人生百年時代の生き方の多様なモデルを紹介します。
今まで「図解コミュニケーション」という新たな分野を切り拓いてきましたが、加えて「人物記念館の旅」というテーマを開拓中です。日本人のアタマ(頭脳)を図解で再建すること、そして日本人のココロ(精神)を偉人の力を借りて再興することを志しています。現在、多摩大学経営情報学部教授。多摩大学総合研究所所長。