本日(11月25日)に福沢諭吉の「学問のすすめ」が完成

福沢諭吉の代表作の一つである「学問のすすめ」は、1872年に初編を出版して、1876年の本日(11月25日)に17編を出版し、完成をみた。
儒教思想を否定し、近代民主主義国家の市民としての意識改革を目指した書物である。

学問のすすめ 現代語訳 (ちくま新書)

学問のすすめ 現代語訳 (ちくま新書)

知人への書簡、会合での挨拶、など様々な場面で考えたことを記した啓蒙書。
300万部以上売れたとされているが、当時の人口は3000万人だった。現在の人口とすると1200万部という途方もない読まれ方となる。
実学」「権利と平等」「一身の独立」「知識人の役割」「社会契約説」「法治主義」「男女同権」「怨恨の排除」「西洋盲信は愚」「見た目と話し方」「交友の拡大」、、、、。


「名言の暦」11月25日
命日

  • 三島由紀夫1970:
    • 空虚な目標であれ、目標をめざして努力する過程にしか人間の幸福が存在しない。
    • 死において、自殺といふ行為と、生の全的な表現との同時性が可能であることは疑ひを容れない。最高の瞬間の表現は死に俟たねばならない。

生誕

  • アンドリュー・カーネギー1888
    • 職業は何でもいい。ただ第一人者たることを心掛けよ。
    • 賢い人は徹底的に楽天家である。
  • 安田善次郎1838:世路は平平坦坦たるものにあらずといえども、勇往邁進すれば、必ず成功の彼岸に達すべし。勤勉、努力、節倹、貯蓄、一日も怠るべからず。