「東京都議会議員選挙」の公約の図解、学生たちの変化は?

「副学長日誌・志塾の風」170627

先週の学部の授業のテーマは「東京都議会議員選挙」の公約を図解するだった。

以下のように、学生の興味・関心が高まっている。今週はもう一度試みることにしたい。

・選挙が楽しみになった。

・今日をきっかけに、テレビや新聞で政治に積極的に取り組みたいと思う。

・何処の党に入れるかきちんと考え投票しようと、前回と今回の講義を受けて考えるようになった。

・取りあえず自民党、という考えは捨て、自分が推していきたい政党を探したい。

・今回の授業で知らないことが減り、これからの選挙に参加しようと思った。

・図解したおかげで、どこに投票しようか迷ってたが決まった。

・今まで選挙なんてまったく興味が無かったが、なかなか面白く、興味が出てきた。

・政治に関する印象が少し変わった。つまらないものではないと思った。今後も政治に参与する気がする。

・それぞれの党の戦略や争点を理解した上で、どの党に投票するか決めることが出来そうだ。

・党や政治について少しずつ分かった気がした。2週間、この講義を含め様々な人の意見を聞いてみて、自分の意見を持ちたいと思った。

・興味が無かったが、こうして読んでみると、面白い

・どこに投票すればマイナスが少ないのかを考えられるようになった

・調べるキッカケができた。

公明党の目標が少し高いと思う。

・市場問題が完全に小池都政を遅くさせ、しかし反小池には小池を沈めるほどの力は無い。小池都政の良い所を伸ばし、悪い所を正す人間が都政に集まると良いと思う。

・国に対する見方が変わった。もう選挙権を自分達も持っているので、考えて行くべきだと思う

民進と共産とネットと維新は都民を優先したマニフェストだった。

・それぞれの党の戦略や争点を理解した上で、どの党に投票するか決めることが出来そうだ。

・大人の世界でもケンカじみたことをしてると思った。

・神奈川県民だが都議選のことが少し分かった。来週の講義に備え、テレビなど都議選についてチェックしたいと思う。

・私は相模原市民。もし投票するのであれば、都民ファーストに入れる。

・理解を深めることができた。アンテナをはって情報を仕入れていこうと思う。

・都議選が近づき、こういった機会を得られてよかった。投票までにしっかり調べたい。

・都議選前に、各党が何をアピールしているのかが、ハッキリ分かる新聞記事だった。

・中国は一党独裁。日本の立憲君主制を体験し、日本の政党を知った。

・日本の政党は分からない。難しい。

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  • 河合客員教授:近況を聞く。多忙の様子。
  • 斉藤S先生:9月のビジネス実務学会での基調講演の依頼文書と内容の打ち合わせ。

夜は樋口先生と町田の「テラマジカ」で懇親。大学のこと、家族のこと、執筆のこと、、。

 

「名言との対話」6月27日。小泉八雲「外国人の旅行者にとっては、古いものだけが新しいのであって、それだけがその人の心を、ひきつけるのである」

小泉 八雲(こいずみ やくも、1850年6月27日 - 1904年明治37年)9月26日)は、ギリシャ生まれの新聞記者(探訪作家) 紀行文作家随筆家小説家日本研究家日本民俗学者ラフカディオ・ハーン という名でも知られる。

ハーンは来日し松江中学で教え、旧藩士の娘・小泉セツと結婚し、小泉八雲と名乗る。熊本の第五高等学校で教えた後に東京帝大文科大学講師となり英文学を教えた。小泉八雲熊本旧居は小泉八雲が第五高等学校英語教師に着任して最初に住んだ家である。漱石は17歳年上の有名人・小泉八雲ラフカディオ・ハーン)の後任だった。

「怪談の書物は私の宝です」と言うように怪談好きは特別だった。そして嘘つきが嫌いだった。眼鏡はうその目、入れ歯はうその歯、お世辞もうそであった。煙管で煙草を吸うのが大好きだった八雲は、得意の背泳ぎで葉巻煙草をくゆらせながら海上に浮かんでおり尊敬のまなこで見られてもいた。

渋谷の「塩とたばこの博物館」では、煙草を愛した人々というコーナーがある。本居宣長太宰治吉田茂山東京伝荻生徂徠平賀源内林羅山などと並んで小泉八雲も紹介されていた。煙草好きは有名だった。

日本を、古い日本を愛した八雲は「日本人ほど、お互い楽しく生きていく秘訣を心得ている国民は、ほかにちょっと見当たらない」とも語っている。外国人によるこのような観察は多い。

「諸君が困難にあい、どうしてよいか全くわからないときは、いつでも机に向かって何かを書きつけるのがよい」という言葉には同感だ。襲ってくる難問には冷静な心持ちになって問題を明らかにしてそれを解いていかねばならないからだ。

文明は常に新しいものをつくる。それは近代以降はすぐに世界共通のインフラとなる。その国の文化は古いものの中にしかない。だから旅行者の目には、古いものだけが新しいと感じるのだ。古いものは新しい。