「ZOOM革命」講座の3回目ーーアップした動画の感想と励ましをもらった。

 この土日にZOOM講座3回目。動画をアップした感想と励ましをもらった。今日の講座では、「目線」を意識した。フォト、パワーディレクター、カルタジア、、、。

以下。

  • 永年のご経験と研究に基づく見解には説得力と迫力を感じます。「図」は「考える」ことの「手段」だと考えると、目的を果たすための手段に多様性を許容する余地はないのでしょうか?ちょっと疑問と不安を感じました。
  • 久恒さん、拝見しました!1回目~4回目の変容が見えて、久恒さんの懸命な努力に尊敬しました!すごいです!1回目よりも4回目の方が話し方が自然体で、目線も視聴者に向いていて良かったです。私的には、学生時代に学んだことが実社会で役に立たなかったという原体験が語られた1回目の動画に、久恒さんが図解コミュニケーションの魅力を感じたwhyを感じました。
  • 図解コミュニケーションというご自身だけのユニークは分野を切り開こうとする意気込みを感じました。わたしは図で考えることが少ないので、もっと知りたいと思いました。なぜ図解のパワーに気づいたのかという原体験と、図解の強さ、利点を表す例があるとWHYが納得でき、すなおにWHATに繋がって行くと思いました。
  • 「図解コミュニケーション」というのが有効だということが伝わってきます。ここまできちんと構築されていれば、すぐにでも講座ができるのではないかという印象を持ちました。あとiPadを活用するというのもいいですね。私も自分の動画のときになにか文字を提示したいと思ったのですが、いいアイデアが浮かばずに断念しましたが、なるほど、こういう方法もあったか、と思いました。
  • 久恒さん、4本の進歩が見えていいですね。表情がテイク1では堅かったので、だんだんとほぐれてきました。テイク2ではiPadが出てきて、なるほど〜。テイク4では例も入っていました。図解コミュニケーションという特異な手法を広げたい、という意気込みは伝わってきました。ではどうして久恒さんはそれにこだわっているのでしょう。どんな体験、想いがあるのでしょう。それはテイク1で語られていたこれまで教わってきたものと関係あるのでしょうか。そこのところをぜひお聞きしたいです。
  • 先生の主張にすごーく同意します!私も文字だけのコミュニケーション 例えばメール、チャット など苦手です。齟齬が発生しやすいです。ところが、一方で、文字のコミュニケーションでないと自由にコミュニケーションできない人たちがどうもいるようです。すごく多様化しているのでしょう。そんな人たちも、図解を用いたコミュニケーションは受け入れやすいと思います。視覚でたくさんのコミュニケーションを受け取っていますものね!とてもわかりやすいビデオメッセージでした!ありがとうございます!最後の、先生の笑顔が素敵です!
  • 図解コミュニケーションの講座受けて見たくなる動画でした。私は中高の現場で働いています。最近、探究的な学びの中でプレゼンテーションを指導することがあります。実は、指導していることが逆だったのかもしれないと考えさせられました。図で示すほうが騙しやすく、文章の方が本当の理解や伝えたいことが伝えられると思っていました。動画もあらゆる手法を用いて説明されており分かりやすいです。
  • 4本の投稿、模索しながらの進化。見える化できていいですね。図解コミュニケーション面白そうです。文章と図解の繋がりも興味あります!
  • 既に輝いている宝石をさらにさらに磨きをかけて輝きを増していくプロセスを進まれている久恒さんを感じました。ホワイトボードに板書するのではなく、iPadを使用されているところにオンラインに対する意気込みを感じました。
  • 4本の動画をアップする久恒さんのパワーを尊敬します!図解で伝達を広めていきたいという強い意志を
  • 感じました1点、図解で伝達する際のデメリットも少し加えてもよいのではと思いました。そのデメリットも超越する方法であるという点から聴き手への説得力や納得感がより高まるのではないかと感じました。
  • 10年以上前に、先生の講座に参加しました。それ以降、私も図解に拘っています。さて4本のビデオを投稿いただき、進化の過程がとてもよくわかりました。こうして全てを投稿いただくことで他の方の学びも深まりますね。図解の効用はとても共感します。今回の課題であるWHYという観点からすると1本目のほうがよく伝わってきました。4本目はSTEP2にフィットしているように思います。でもぜひさらなる進化を楽しみにしています。
  • 久恒さん、最初の動画の冒頭部分が強く印象に残りました。どんどん改善を加えて更新されているのが素晴らしいです。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

・電話:中沢。福島。力丸

梅棹忠夫著作集13巻の図メモを作成。

・本の推薦文を書く。

・書評書くためのメモを書く。

ーーーーーーーーーーーーーー

ジム:スイミング700m

 ーーーーーーーーーーーーーーーーー

「名言との対話」6月30日。柴田錬三郎「戯作者と自負するものこそ真の文学者だ」

 柴田 錬三郎(しばた れんざぶろう、1917年大正6年〉3月26日 - 1978年昭和53年〉6月30日)は、小説家ノンフィクション作家中国文学者

兵隊時代は日本の敗北を予想し、無意味な死から逃れるべく仮病などに腐心している。南方海洋のバシー海峡九死に一生を得るという体験もしている。だから実際の戦争を知らないで書く作家たちに批判的だった。

1956年から週刊新潮』に連載された『眠狂四郎』シリーズで、剣豪小説をのブームを起こす。1965年、『イエスの裔』で直木賞1969年に『三国志英雄ここにあり』で第4回吉川英治文学賞を受賞。代表作に『眠狂四郎』『御家人斬九郎』『水滸伝』『徳川太平記』など多くがあり、戦国幕末を扱った作品が多く、剣客ブームを巻き起こした。

高輪の柴田家の秘書をしていた中村勝二『柴田錬三郎私史ー自虐とダンディズムの軌跡』(鵬和出版)を読んだ。若い頃から身近にいた友人でもあったから、エピソードや言葉の錬金術師の言葉がたくさん記されている。

一週間で一篇の読みきりの眠狂四郎シリーズは、文豪ブームをまき起こした。「無明の自我を持てば残虐無道の毒刃となる」という師の教えを選んだ眠り狂四郎の円月殺法により、敵を倒すごとに深まる暗澹たる虚無感を描いた。1万枚から2万枚という原稿量だ。20年間にわたり毎年500枚から1000枚という大著を同じテーマで書き続けたという計算だ。同じような内容を書かないから難行苦行であっただろう。

彼はギャンブラーでもあった。ギャンブルという麻薬と闘うことによって、清新を鍛えた。人生上の一種の修業だとしている。「チャンスがなければ、その人間は世に出ることはない。どの世界でもおなじだね。不条理こそ、この世の鉄則だ」という宿命観の持ち主だ。人生もギャンブルだという人生観だろう。

「大衆との共感のなかで苦悩し、しかも大衆の苦悩を、おのれの苦悩として孤独に徹し、生き切ることだ」という柴田錬三郎のライフワークの一つは山本周五郎だった。「いつか、じっくりと日本の民衆史を掘りおこしてみたい」。「「山本周五郎のもの、プラス俺の文学を書いてみたいと思う。それから、全く世に埋もれている民衆の生活を掘りおこしてみた」。

もう一つのライフワークは中国の国民文学ともいうべき一大長編ロマンだった。「中国文学を完全な日本の文学に、俺の文学に描き変えてみたいことだ。文学のより大きな普遍性への冒険だな」。

いずれも民衆史である。山本周五郎と中国文学、「これが俺の晩年の仕事だ」と語っていたのだが、タフであったダンディスト柴錬は61歳で亡くなってしまう。ライフワークには手をつけられなかったのであろう。

若い時代に文士になると告げた時、母から「お前の嘘つきが、役にたつの」といわれ絶句したという柴錬は、嘘とフィクションこそ文学のエキスであるとし、戯作者と自負するものこそ真の文学者だと喝破した。師は永井荷風佐藤春夫である。「文士は無頼漢でなければならぬ」。「エンターテイメントこそ文学の核だ」。「志賀直哉が、日本の近代文学に猛毒をばらまいた元凶」、、、。

志賀式リアリズム、社会主義リアリズムなどを柴田錬三郎は信じない。純文学は本物の芸術ではない。まったく面白くない、わくわくするたのしみを与えるエンターテイメントこそ文学の核であるという。それを書くのは戯作者を自覚したものである。柴田錬三郎の小説はまだ読んでいない。読みたい作品が増えていく、、、、。

柴田錬三郎私史

柴田錬三郎私史

  • 作者:中村 勝三
  • 発売日: 1986/03/01
  • メディア: 単行本