春学期の試験監督の日

一日中、春学期の試験監督だった。

1限は、「余暇マネジメント」。図表が5つ並んでいる。「先生の影響で図解を使った問題にしてみました」と担当の先生から言われた。図をみるとなおしたくなるのは職業病か(^^:)講義時に使ったスライドについての論述問題。

3限は、「マーケッティング・データ分析」。SPSS、単一変数の要約と視覚化、仮定検定、変数間の関係性、などのキーワードを使った問題。

5限は、「国際経営入門1」。多国籍企業、ロイヤルティ、トヨタ、日本的経営、ジョンソン&ジョンソン、ブランド戦略、ホンダ、マイレージ・サービス、海外日系製造子会社、タックス・ヘブン、サブプライム・ローン、などが目についたキーワード。論述問題は円高の与える影響。

試験監督の手伝いは、問題や回答の配布、監督などが主たる任務だが、数人で組むので、いろいろな先生たちと話をする機会がある。また、どんな講義が行われているのかを知るいい機会だ。今回も感じたが、きちんとした講義が行われているという印象を改めて持った。この大学は、教育熱心な教員が多い。

さて、この試験監督の時間の合間にもいろいろな用件がでてくる。
大前研一ビジネス・ブレークスルー大学院大学に通う坂本勝彦さんという社会人が訪ねてみえてMBA修士論文のインタビューを受ける。この大学院は通信制だそうだ。
「左脳主導思考と右脳主導思考を組み合わせた、新しい全社経営革新活動とそれを適用した教育体系化の研究」というのが、論文のタイトル。シックスシグマという経営手法の専門家だが、この中に重要な実践技術として「図解コミュニケーション」を組み入れて経営改善を行うプログラムを作るという。
全体の説明を受けた後、私の考えを説明しながら、いろいろと話をする。通信制大学院の様子、そして企業の経営改革の最前線の最近の様子もわかった。坂本さんは知研にも入会したそうだ。

今日は私の担当した「マネジメントデザイン」の課題提出の締め切り日なので、学生からの問い合わせが多い。