2023-02-01から1ヶ月間の記事一覧

梅棹ゼミ「いま、『知的生産の技術』を読みなおす」第5回(最終回)ーー「かく」

「知的生産の技術」ゼミの第5回。次回は発表を予定。 以下、都築さんの報告。 ーーーーーー 深呼吸学部梅棹ゼミ「いま、『知的生産の技術』を読みなおす」第5回を終えました。今回は、「かく」という言葉でまとめられる、「7 ペンからタイプライターへ」「…

『世界を知る力』対談篇のテーマは「教育」:田中優子と竹中千春。

26日の『世界を知る力』対談篇。テーマは「教育」。相手は法政大学前総長の田中優子と立教大学元教授の竹中千春。田中は「江戸」の専門家、竹中は「インド」の研究者。 寺島:『近世アジア漂流』。唐天竺。2010年に中国に抜かれた。今後10年以内にインドに抜…

ニ・ニ六事件ーー背景には陸士出身の皇道派と陸大出身の統制派との敵対関係

1936年の今日、日本を震撼させた大事件が起こった。それは29日まで続いた。ニ・ニ六事件である。陸軍「皇道派」の尉官クラスの青年将校が下士官・兵1483名を率いて、「昭和維新」を掲げて政府要人を襲った。 陸軍では二つの派閥的グループが存在していた。皇…

「友達の友達は友達だ」

昨年リニュアルした図解Webのテーマは「集大成と新世界」としました。 久恒啓一図解ウェブ (hisatune.net) 「集大成」は過去にやってきたことを、記録としてまとめること。 「新世界」は未来に向けて今まで知らなかった世界に入っていくこと。蜃気楼大学など…

「知研読書会」の8回目ーー7人が参加。

知研読書会の8回目。 7人の参加者のうち、3人が新しい人という珍しい会となった。書評家として有名な橋本大也さんも参加。女性は二人。 以下、紹介された。司会の都築さんのまとめ。 ◆谷川俊太郎選『茨木のり子詩集』岩波文庫 茨木のり子詩集 (岩波文庫) 作…

JAL時代の仲間との食事--川崎の「ともだちのいえ」

JAL時代の仲間たちとの食事会。13時から17時まで。川崎の「ともだちのいえ」にて。 向かって右から浅山さん、中西さん、奥出さん、松岡さん(喫茶経営)、私。 主に客室本部関係で一緒に仕事をした人たち。奥出さん、中西さんとは本当に久しぶりだ。奥出さ…

「図解塾」第6期⑩:「蜃気楼大学」「鳥瞰・俯瞰」「専門知・総合知・全体知」

「図解塾」第6期⑩を行いました。少し趣向を変えて久しぶりの実習を取り入れました。 1:「蜃気楼大学」の報告。 2:「鳥瞰・俯瞰」を標榜する著名人たち20人を紹介。出版・政治・経済・芸能・絵画・写真・学問・作詞。 3:「専門知・総合知・全体知」(寺…

「遅咲き人伝」の「ゴッホ篇」(28)をリリースーー「偉大なことは弾みで為されるものではない。小さなことの積み重ねによって成し遂げられるものである」

https://youtu.be/NxVsAsW-Ldk ーーーーーーーー 明日の「図解塾」の準備。面白い企画を考えついたので試してみよう。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「名言との対話」2月21日。下中弥三郎「出版は教育である」 下中 弥三郎(しもなか やさぶろう…

耳の日:岡本かの子。山本寛斎。高橋源一郎。上野千鶴子。

耳の日。 岡本かの子が、息子・太郎のことを書いたエッセイの朗読。 NHKカルチャーラジオ「声で綴る昭和人物史」は、山本寛斎。 高橋源一郎「飛ぶ教室」は、上野千鶴子編の再放送。 ーーーーーーーーーー 「名言との対話」2月20日。村山槐多「美しい幸福の神…

寺島実郎「世界を知る力」2月版ーー世界。日本。ウクライナ戦争。日露関係。全体知。

世界経済:IMF1月31日発表。 世界は2022年3.4%、2023年2.9%。アメリカ2022年2.0%、2023年1.4 %。欧州3.5%、▲0.7 %。英4.1%、▲0.6%。ロシア▲2.2%、0.3%。中国3.0%、5.2%。 米中貿易は日米貿易の3倍。相互依存は深まり。米中は選択的対立(台湾・先…

「蜃気楼大学」は、奇跡的な大成功となりました!

蜃気楼大学を開催しました。以下、私の見た蜃気楼大学プロジェクト。 わずか数カ月でリアル半分とリモート半分で、一気に200名を超える参加者が集まった奇跡。 何が始まるかわからないままで八王子まで出向いた世代を超えた、ワクワク感にあふれた多様な老若…

蜃気楼大学、始まりました。

「深呼吸大学」懇親会の集合写真ーー幸福感にあふれた参加者の顔の数々

知研セミナー:船山信次先生「毒が変えた天平時代ーーー藤原氏とかぐや姫の謎」

日本薬科大学で長く教授をつとめた「毒薬博士」の船山信次先生の講義。 「薬毒同源」「奈良が面白い」「正倉院薬物」「涌谷町の天平ろまん館」「本と植物と歴史」、、、、、、。 現在、日経新聞朝刊の連載小説の、安部龍太郎「ふりさけみれば」は、阿部仲麻…

週末の「蜃気楼大学」の準備ーー来場者100名、リモート参加100名以上となってきた模様。

週末の「蜃気楼大学」の準備。 来場者100名以上、リモート参加100名以上ッとなってきた模様。 「名言との対話」2月16日。青木周蔵「報在り、今朝子爵青木周蔵薨す。享年七十一。肺炎に依る」 青木 周藏(あおき しゅうぞう、1844年3月3日(天保15年1月15日)…

横松宗先生『大正から昭和へ  恐慌と戦争の中を生きて』ーー福沢諭吉について

私の恩師の一人である横松宗先生の『大正から昭和へ 恐慌と戦争の中を生きて』(河出書房新社)は、座右の書の一つだ。横松先生は中津出身で、広島高等師範をでて、八幡大学学長をつとめた中国研究者で、ながく故郷の中津で文化分野の指導者であった。 この…

石原典子・慎太郎句集『青葉風』が刊行される。

文藝春秋3月号によれば、石原慎太郎・典子句集『青葉風』が刊行される。 石原慎太郎は2022年21日、妻典子は3月8日に亡くなった。息子の石原延啓(画家)は母の唯一の趣味が俳句だったと語り、その句を中心に、父の句もいれた句集を編集しており、2人の一周忌…

 今週末の「蜃気楼大学」、ようやく姿が見えてきた。

今週末に、大学セミナーハウス(八王子)で「蜃気楼大学」が開催されます。 準備不足のまま突っ込んでいますが、この大学を主宰する「参加型社会学会」は、「行き当たりばったり」ならぬ、「行き当たりばっちり」が行動指針であり、全国の若いボランティアが…

川柳会の宿題4つーー「出直す」「どんどん」「天使」「デラックス」。

「松戸川柳会」では、「宿題」があり、「二人選三句詠」というのが特色だそうだ。 2月例会には4つの「宿題」が出ている。それぞれ二人の選者が審査する仕組みだ。 宿題は「出直す」「どんどん」「天使」「デラックス」。以下、私の作品。これで出してみよう…

「美しい本--湯川書房の書物と版画」展ーー湯川成一の限定本の世界を堪能。

神奈川近代美術館・鎌倉別館の「美しい本--湯川書房の書物と版画」展。 本の装幀や製本に意匠を凝らした限定本に生涯をかけた「湯川成一」の仕事に感銘を受けた。書物というものは本来、内容だけでなく、外観、手触りなども含めた総合芸であったことを思っ…

鶴彬(つるあきら)という反戦川柳作家がいた。「万歳とあげて行った手を大陸へおいて来た」「手と足をもいだ丸太にしてかへし」「胎内の動きを知るころ骨がつき」

出久根達郎『百貌百言』(文春新書)を読んでいたら、鶴彬(つるあきら)という反戦川柳作家がいた。29歳で獄死している。佐高信は「川柳界の小林多喜二」と言っている。 川柳は5・7・5のわずか17文字で、本質をえぐる。著作を読むより、わかりやすいから、…

「知的生産の技術」ゼミ。「蜃気楼大学」事務局会議。ギリークラブの渡辺幸弘さんと情報交換。

「知的生産の技術」ゼミの4回目。 以下、主宰の都築さんの報告。 深呼吸学部+図解塾のグループのイベント、「いま、『知的生産の技術』を読みなおす」の第4回を終えました。今回は「6 読書」の章だけにしぼりました。これまでと同様、都築の方でまとめた図…

図解塾ーー「諸文明における宗教の層序学」の2回目は「中国」と「地中海」がテーマ。

「図解塾」6期⑨を開催した。 ・「哲学と宗教」の共通点と相違点について意見交換。世界と人間を丸ごと理解しようという共通点。哲学は「疑う。真理。論理。理性。言葉。出口」。宗教は「信じる。神。体験。やすらぎ。入口」。「科学」はエビデンス。 ・中国…

42回目の結婚記念日。ルビー婚(40年)からサファイア婚(45年)へ。

今日は43回目の結婚記念日。このことを話題にしながら近所で昼食を食べる。山谷もあったが、なんとか一緒に乗り切って、ここまできたという感慨を共有。 イギリス式の結婚記念日は以下の通り。 1年目:紙婚式。2年目:綿婚式。3年目:革婚式。4年目:花婚式…

福沢諭吉の教え「独立自尊」は中津の学校の校歌に刻まれている。

今年になって、福沢諭吉の『福翁自伝』『学問のすすめ』『文明論の概略』などを改めて読んでみて、その偉さに感銘を受け、その自由闊達さに救われる思いがしている。今年は、福沢諭吉について調べ、書くことにしたいと思う。 如水小学校や私の母校の豊陽中学…

一般社団法人「参加型社会学会」設立記念イベントーー最前線の知と行動 が集まる蜃気楼大学を2月18日に開催。

以下、プレスリリースから抜粋。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日本各地から時代の最前線で思考・模索している人たちが続々と集まる講義フェス「蜃気楼大学」を開催します。一般社団参加型社会学会設立記念会・橘川幸夫新刊「コロナが…

『川喜多かし子 映画ひとすじに』ーー「私の強みはだれよりも多く世界中の作品を見ていることである。

『川喜多かし子 映画ひとすじに』(人間の記録34。日本図書センター)を読了。 川喜多長政(1903年生まれ)は、府中四中、北京大学を経て、東ドイツに留学。東洋と西洋の和合を目指し東和商事を設立し、ヨーロッパ映画の輸入を始める。この会社が東宝・東和…

夜は「HIRAKIKATA」の仲間との3年続いている懇親勉強会。午後は立川で過ごす。

朝:8時から蜃気楼大学の打ち合わせ。 昼:立川 ・オステで体を整える。 ・福島さんと打ち合わせ ・司法書士と手続きの確認 夜:HIRAKIKATAの仲間との勉強会。2ヶ月ぶりの今日はコンサルタントの忠さんの講義。次回の担当は私になったので「川柳会」とする。…

「遅咲き偉人伝」(youtube)の27回「白洲正子」をリリース。

「遅咲き偉人伝」の27回目は、白洲正子。 (3) 遅咲き偉人伝27 白洲正子 - YouTube ーーーーーーーーーーーーーー 「名言との対話」2月2日。小野三千麿「アマチュア野球」 小野 三千麿(おの みちまろ、1897年(明治30年)5月22日 - 1956年(昭和31年)2月2日…

東京ステーションギャラリー。天婦羅はちまき。神保町ブックセンター。八木書店で母の著書を発見。

東京ステーションギャラリー「佐伯祐三ーー自画像としての風景」展。 自画像を多く描いている。真正面とやや左を向くポーズでこちらを見ている顏の表情は、多感で神経質な感じを抱かせる。 肖像画も描いている。自分の周りの家族や友人がモデルになっている…