2011-08-01から1ヶ月間の記事一覧

東北「道の駅」大震災研究プロジェクト

多摩大学:東北「道の駅」大震災研究プロジェクトの現地フィールド調査の説明会を開催。 目的:今回の震災時に「道の駅」が果たした救援、復旧・復興支援機能の実態を明らかにし、道の駅が今後果たしうる平常時と災害時の双方に適応した地域の多機能型交流拠…

「和田誠展--書物と映画」-早世の友想ひけり帰り花

行きつけの世田谷文学館で「和田誠展--書物と映画」が開催中だ。 名前を聞いてもピンとこないが、丸谷才一や井上ひさしなどの著書の表紙の絵を描いている人と言えばイメージが湧くかも知れない。 その丸谷才一が、「イラストレーター、装幀家、デザイナー、…

映画「日輪の遺産」--幽窓無暦日

映画「日輪の遺産」。 多摩が舞台の浅田次郎の小説を映画化したもの。多摩市と稲城市にまたがる米軍施設・多摩サービス補助施設は、多摩火薬製造所と長く呼ばれていたが、もともとは旧日本陸軍造兵廠火工廠板橋製造多摩分工場として1938年開所した施設だ。19…

藻谷浩介「デフレの正体と脱却の処方」--知研フォーラム

「知研フォーラム」の313号が届いた。 7月21日に開いた藻谷浩介さんのセミナーのまとめが載っていた。テーマは「デフレの正体と震災後の日本の進路」。 商業統計を読もう。 売り場面積は三割以上増えて、売り上げは全然増えていない。 名古屋市は93。大阪は8…

代表選 史観怨念 酷暑去る--「フォト俳句」は?

昨年は、短歌を詠もうとして、いくつか歌ができたが、最近は俳句に興味が出てきた。 俳句は自然描写の575。それに心の動きを77で加えると短歌になる。俳句には季語が必要だが、季語がなければ川柳になる。愛犬との散歩では毎日、カメラを持って出てよく…

「空海と密教美術展」(上野の東京国立博物館平成館)

上野の森は博物館、美術館がいくつもあり、常に第一級の企画が行われており、多くの市民が楽しんでいる。国民の文化教育機関として大きな存在義がある地域だ。 上野の東京国立博物館平成館で開催中の「空海と密教美術展」も人が多かった。 額が高く秀でるよ…

孫文と梅屋庄吉-100年前の中国と日本

上野の国立博物館で二つの企画展が開かれている。「孫文と梅屋庄吉展」。「空海と密教美術展」。 まず、「孫文と梅屋庄吉」展から。 今年2011年は、清朝が倒れた1911年の中国の辛亥革命から100年にあたる。革命が起こり孫文が上海に帰ってきたとき、「私は金…

遠藤未希「避難放送」記念館。濱口梧稜「稲むらの火」記念館。

東京の美術館・博物館・ミュージアムで開催されている人物関係の企画展で関心のあるものをピックアップ。 「空海と密教美術」展(東京国立博物館) 「孫文と梅屋庄吉 100年前の中国と日本」展(東京送りつ博物館) 「浜口陽三・石川九楊 二人展 光の消息」(…

剛の藤島武二と柔の岡田三郎助

横浜そごうで「藤島武二・岡田三郎助展」が開催中だ。 上:藤島の代表作「婦人と朝顔」 下:岡田の代表作「あやめの衣」 藤島武二(1867-1943年)と岡田三郎助(1869-1939年)は、1868年の明治維新を挟んで生まれており、同世代だ。藤島は横顔の女性像、岡田…

「下町ロケット」(池井戸潤)

午前は、多摩市役所で阿部市長らと市内企業トップ、商店街代表、信用金庫幹部、大学などとの懇談会の二回目。経済活性化と観光政策がテーマ。超円高の影響、多摩市の行くべき方向、、。次回からは観光に焦点を絞って議論することになった。 午後は、大学でsk…

放送大学の「問題発見と解決の技法」に出演

本日の放送大学の「問題発見と解決の技法」という講座にゲスト出演した。 この科目は08年度から放映中だが、宮城大時代に収録したものだ。時折、番組を見たという人が現れるのだが、私自身は見たことがなく、今回初めてじっくりと見ることができた。45分番…

「東京裁判 日本の弁明」(小堀桂一郎)

小堀桂一郎(東大名誉教授)編の「東京裁判 日本の弁明」(講談社学術文庫・1995年発行)を読んだ。 本書は「東京裁判却下未提出弁護側資料」抜粋という副題を持っている。東京裁判の法廷に提出すべく作成、準備していたが、検察官の異議乃至裁判長の裁量に…

寺島学長講話-「世界を知る力 日本創生編」の読み方

インターゼミ箱根合宿二日目。 朝食後、旅館のラウンジで、寺島学長を囲んでコーヒーを飲みながら菅野先生、金先生と歓談。ユーラシア学部、タイ、田辺、、、。 寺島学長講話。 インターゼミ:生き抜く知恵・基礎力を身に付けるのに重要な経験 社会工学とは…

インターゼミ箱根合宿。初日は中間発表。(写真あり)

インターゼミの箱根合宿。朝9時半から菅野先生の車でいろいろ話しながら129 号線、小田原厚木道路を通って箱根湯本へ。12時に水明荘に到着。私の担当の「震災と日本再生チーム」の 発表リハーサルのアドバイスを少しして準備。学長が到着したので控え室…

朝一合、昼二合、夜六合、あわせて一日一升(若山牧水)

若山牧水の続編。牧水の牧は母まきの名から。水は生まれ故郷坪谷の渓と雨。 小学校は首席。延岡高等小学校はクラス2、3番。延岡中学4番で入学、卒業時は7番。代表歌 幾山河越えさりゆかばさびしさのはてなむ国ぞ今日も旅ゆく 白鳥はかなしからずや空の青海…

JICA(国際協力機構)で国際協力人材研修の講師

本年度2度目のJICA(国際協力機構)の専門家派遣前研修の講師をつとめた。前回7月の受講生の藤島さんから赴任地のモザンビークに到着したという報告が朝メールで来た。「日本とは違い、寒い現地の人はフードをかぶっています。18度くらいでしょうか」。…

拙著を買う人を発見!--著者としての「至福の時間」

あるターミナルの駅ビルで昼食を食べて、そのフロアにある書店に入った。私の新著「人生の道を拓く言葉130」(日経ビジネス人文庫)がどこに並んでいるかを見ようと軽い気持ちで書棚を眺めたら、一番前面の文庫のコーナーの上の方に面を出して並んでいる…

寺島実郎さんの新著「世界を知る力 日本創生編」(PHP新書)

寺島実郎さんの新著「世界を知る力 日本創生編」を読んだ。ベストセラーとなった前著「世界を知る力」に比べ、精神性の高い内容になっており、心に響く。世界を知る力 日本創生編 (PHP新書)作者: 寺島実郎出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 2011/08/12メデ…

午前、修士論文最終試験。午後、インターゼミ中間発表準備。

今日からお盆。猛暑の中、都内を動きまわった。途中、本屋で「世界を知る力 日本創生編」(寺島実郎)を購入。9時から品川サテライトで修士論文最終試験。私の受け持ったクラスは以下の題目。教員は、松本忠夫、今泉忠、岡太彬訓、諸橋正幸の各先生と私の五…

「梅棹忠夫著作集」に挑む

梅棹忠夫著作集。今まで半分ほど持っていたが、欠けている巻を購入して、全巻をそろえてみた。「地球時代の日本が生んだ独創的思想家の知的構築」。 「探検の時代」「モンゴル研究」「生態学研究」「中洋の国ぐに」「比較文明研究」「アジアを見る目」「日本…

田子の浦の万葉歌碑。三島の大岡信ことば館

富士市は、万葉集の有名な歌で歌われたところだ。 殺風景な港の一角の工事現場に接して、不思議な形をした万葉歌碑群を同行の母が発見する。この歌が歌われた風景はいまは全くない。 田子の浦ゆうち出でて見ればま白にぞ富士の高嶺に雪は降りける(山部赤人…

若山牧水記念館・芹沢光冶良記念館

84才の母親と車で静岡県の旅に出る。東名高速に乗って沼津へ。 若山牧水記念館。生涯で8800 の歌を詠んだ牧水(1885−1927年) は43 才でこの沼津の地で永眠している。 宮崎県生まれ。医師だった父の酒で家運が傾く。延岡で中学まで過ごし、早稲…

田山花袋「東京震災記」--後世に残る仕事

田山花袋「東京震災記」(河出文庫)を読了。オビ、1923年9月1日、関東大震災。その時、東京はどうなったのか。 田山花袋(1871-1930年)は、「蒲団」「田舎教師」などの作品で知られる自然主義派作家であるが、一方でノンフィクションのルポを書くよ…

新著「人生の道を拓く言葉130」の書評がアマゾンに出始めた

先週発刊の新著「人生の道を拓く言葉130」(日経ビジネス人文庫)の書評がアマゾンに出始めた。どのような影響を与えているかがわかり嬉しい限りだ。今後もウオッチしていきたい。http://www.amazon.co.jp/dp/4532196000/ref 人生の道を拓く言葉130―偉業…

渡部昇一「決定版 日本史」(育鵬社)

渡部昇一「決定版 日本史」(育鵬社) 育鵬社の歴史教科書「新しい日本の歴史」の副読本。「大人のための歴史教科書」として出版。決定版・日本史作者: 渡部昇一出版社/メーカー: 扶桑社発売日: 2011/07/07メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 4回この商品…

現代のコミュニケーション力

他の人の考え、意見を理解する力、自分自身の過去の経験や知識と対話しながら自分の考えを創り出す力、そして他の人に自分の考えを伝える力、そういう力をバランスよく身に着け、人間関係をマネジメントできる力をコミュニケーション力と呼びたい。 また、先…

合併も 事故も技術も 巨大化す 人物だけは 小型化進む

書斎の整理。多摩大4年生の岡君に手伝ってもらって、全国各地の人物記念館を訪問したときに集めた資料を県別のボックスに整理してすっきりした。岡君はインターゼミへの参加、NPO関係の調査でアメリカ旅行、中国天津財経大学への留学、寺島文庫で書物の…

春学期が終了。

学長室ミーティング:本日で春学期授業終了。来週以降のスケジュールや学内状況の確認。 ホームページ打ち合わせ:提供情報の確認とデザインの議論。 知研・八木さんと打ち合わせ:メルマガ、ホームページ、、、。 多摩大総研ミーティング:東北「道の駅」調…

「取締役セミナー2011」(「SMBCコンサルティング)に出講

新任役員・次世代経営幹部のためのエグゼクティブ・プログラム「取締役セミナー2011」というセミナーに出講した。主催はSMBCコンサルティング。場所は麹町。13時から17時まで。 コア・コースは二日間で4人の講師が以下のように担当。 一ツ橋大学大大学院…

防衛白書「日本の防衛」に電子書籍版が登場

防衛白書「日本の防衛」の電子書籍版が登場。さっそくダウンロードしてみた。http://www.mod.go.jp/j/publication/wp/index.html 無料でダウンロードできる。 iPhone、iPadで、読むことができる。私はiBooksを使用。いつでも全文を読むことができるのは有難…